第14回「金ヶ崎でどうする!」はこちら。
自治会の仕事で週末も朝が早い。土曜日は「リリー・フランキーのスナックラジオ」があるので午後4時から飲まなければならないし(笑)、昨日は神社の草むしりと、畑にトウモロコシをまいてへとへと。そりゃあ、やっぱり4時くらいから飲まなければならないじゃないですか。ああだんだん人間が壊れていく。
「あら、大河を見ないの?」と妻。
しまった、撃沈してた。でも8時からの総合のオンエアには間に合った……というのに開票速報で15分遅れて開始。
今回は、信長と浅井長政の間でゆれる家康。彼は浅井につくと主張し、若手も同調する。しかし、酒井忠次(大森南朋)と石川数正(松重豊)は家康をたしなめる。
確かに浅井につけば、織田を倒せるかもしれない。しかしそれから先は?と。桶狭間のあとのぐっちゃぐっちゃに逆戻りではないかと。
逡巡する家康。加勢に来ないことにいら立った信長は、秀吉に射かけるよう命ずる。金ヶ崎でしんがりを家康とともにつとめた秀吉は、手柄を独り占めしたい気持ちもあってか喜んで家康方に鉄砲を……邪悪な表情をうかべたムロツヨシがあいかわらずいい。
結局は織田に加勢した家康。よく考えると、味方をせっつくために銃撃するというのは、後年に関ヶ原で家康も使った手法。長い時を経て、彼もまた信長のようになっていくわけだ。
神君家康は“戦国最後の勝利者”なのだから、無謬の存在であると歴史的に記述されてきた。しかしこの大河ではミスの連続。寺島しのぶのナレーションの皮肉が毎週効いています。
第16回「信玄を怒らせるな」につづく。
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