PART1はこちら。
あの奇矯な理事長(副園長なる人物はもっと変わっているようだが)をとりまく面々として、首相、首相夫人、鴻池祥肇(よしただ)元防災担当相、まだ名前は出てこないが超右翼政党元代表とか、いやはや似た肌合いの人たちは集まるものなのだなとつくづく。
野党の追及に逆ギレし、都合の悪い質問には「朝日か!」と身構え、余裕もないくせに薄ら笑いを浮かべて内心の怯えを隠し、夜はマスコミを徹底して懐柔にかかる……おなじみの手口。
にしても、むかしの鴻池の発言はこうだった。
「(長崎における幼児殺害事件の加害者の)親なんか市中引き回しのうえ、打ち首にすればいい」
それと今回の
「無礼者!」
と理事長夫妻に“こんにゃく”を突き返した時代劇そのままなセリフの呼応。
どう考えても国会で暴露されるより先に自分から明かさないともたない、とあせっていることが見え見えなのに、だからこそ大仰で安っぽいセリフで身を守ったつもりでいる心性。日本の保守(というより極右)政治家がここまで雑だとは。
首相夫人はもっとあからさまだ。講演のなかで
「この幼稚園でやっていることはほんとうに素晴らしいのですけれど、それがこの幼稚園が終わってしまって普通の公立の学校に行くと、普通の公立の学校の教育を受ける。せっかくここ(塚本幼稚園)で芯ができたものがまた(公立)学校に入った途端に揺らいでしまう。」
公立の学校に勤務するものとして、一国の首相の配偶者がこのような考え方をしているとはとため息が出る。家庭内野党?夫よりも極右な性向の持ち主ではないか。以下次号。
最新の画像[もっと見る]
-
「落語速記はいかに文学を変えたか」櫻庭由紀子著 淡交社 1日前
-
日本の警察 その146 警視庁いきもの係 大倉崇裕著 講談社 2日前
-
今月の訃報2024年6月号PART3 佐々木昭一郎 88歳没 4日前
-
今月の訃報2024年6月号PART2 梁石日(ヤン・ソギル) 87歳没 5日前
-
今月の訃報2024年6月号PART1 ドナルド・サザーランド 88歳没 6日前
-
「ミステリ作家の自分でガイド」本格ミステリ作家クラブ編 原書房 1週間前
-
今月の名言2024年6月号PART2 わたしは35才 1週間前
-
光る君へ 第26回「いけにえの姫」 2週間前
-
「還暦不行届」安野モヨコ著 祥伝社 2週間前
-
あじさい2024 2週間前
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます