事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

八重の桜~第二十五話「白虎隊出陣」

2013-06-23 | テレビ番組

Ncm_0347 第二十四話「二本松少年隊の悲劇」はこちら

前回の視聴率は14.8%。もうちょっと上がると踏んだのだが。

今回は、いくさで負けるときはこういうものなのか、という典型。官軍の侵攻がどの峠から来るのか判然としないため、すべての峠に軍を配備する会津。分散に分散を重ねるという愚。軍学の教科書に載ってなかったのかなあ、それだけはやっちゃいけないって。

それはおそらく、城を、大殿をお守りしなければならないという会津らしい直情がそうさせたのだろう。このドラマを見るかぎりでは、自軍に有利な地点に敵を誘い込むとか、橋が重要なポイントならそこに過剰なほどの戦力を投入するとか(「遠すぎた橋」「レマゲン鉄橋」ですな)の策を講じた気配すらない。ストレート。

今回泣かせたのは、「わだすは、三郎だ」とランボーばりに武装する八重以上に、主家への忠義を涙ながらに訴える使用人の徳造とお吉。官軍側が百姓町人を組織化したのとは違う時間が会津には流れていたわけだ。

その旧さと軍の分散が、白虎隊の出陣という最悪の事態を呼んでしまう。あまり大きな声ではいえませんが、やはり松平容保というお殿様は……

新選組の土方歳三と斎藤一にも別れがやってくる。土方は仙台で起死回生を図り、斎藤は会津に殉じようとする。浅田次郎の「一刀斎夢録」によれば、人斬り斎藤は、常に死地を求めていたわけであり、しかし歴史は皮肉にも真逆の結末を用意していたのでした。

本日の画像は、けさ行って来た(笑)青葉城趾の伊達政宗騎馬像。小学校の修学旅行以来だったけど、でかいっす。

今回の視聴率は、根拠なく15%超えと予想します。風吹ジュンと綾瀬はるかという、新旧のグラビアアイドルの共演はまだつづくらしいのでホッ。ほぼ折り返し地点までこの大河ドラマも来たな。

第二十六話「八重、決戦のとき」につづく

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「煽動者」 石持浅海著 実... | トップ | プロ野球観戦記2013 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

テレビ番組」カテゴリの最新記事