事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

わたし怒ってます~全国最低2

2009-01-01 | 受験・学校

7172a19c PART1はこちら

 障害者雇用については、去年の12月19日に障害者雇用促進法の改正案が参院で全会一致で成立したことから、中小企業にまで雇用が広がっていくことが期待されている。そんな時期であるにもかかわらず、山形県教育委員会は全国最低なのだ。

よく調べてみると、他の県では美術館や博物館の職員に多くの障害者を雇用しているようだ。山形県にも県教委管轄では

・山形県立図書館

・山形県教育センター

・山形県青年の家

・山形県体育館

・山形県立博物館

があり、他にも少年自然の家や、山形県埋蔵文化財センターなどのよくわからない存在も多い。高校の事務職員や現業にも障害者は何人かいるのだろう。でも、それじゃ全然足りないってことが現在の数字にあらわれているわけじゃない?

 とすれば、ここは市町村立小中学校事務職員って職がどうしたってクローズアップされてくる。もちろんここ何年かは採用がなかったし、これからも4年ほどは採用したとしても少数だろう。でもそのあとは……。

 わたしが前に事務職員部長をしていたとき、事務職員の採用要件から国籍条項が削除されたことがあった。大歓迎じゃねーかと思ったけれど、部員のなかでは「外国人でもやれる職業だと思われてるってこと?」と苦い思いを吐露する人もいた。

確かに課長級職をめざす意味では(外国人は管理方面には就かせられないので)不利にはたらくのかという懸念もあったけれど、障害者雇用の場合は違う。むしろ積極的に受け入れることで、年齢要件を形骸化していくタクティクスがあってもいいじゃないか。

まあ、実際には特別枠をもうけるのだからそううまくはいかないだろう。でも多様な経験をもった多様な人たちを学校に迎え入れることが、結果として事務職員自身を高めることになると考えられないだろうか。少なくとも、全国最低の県の事務職員としては、絶対に障害者を仲間として受け入れるべきだと思う。うん、絶対。

PART3につづく!

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