第十七回「再会」はこちら。
前回の視聴率は予想よりもちょいと低くて17.0%。ビデオ・リサーチ社のみなさんはGWをお楽しみのようで速報はアップされていないけれど、世の中には同じように視聴率オタクがたくさんいるようで、真田丸視聴率専用サイトまで用意されてました。
わたしのGWは大泉洋ざんまい。ネットで「水曜どうでしょう」、映画館で「アイアムアヒーロー」。いやはやどうしてこのお兄ちゃんはこんなに面白いんでしょう。
この真田丸では、最後まで一度も笑わせずに終わるのかと思うぐらい彼に仏頂面をさせている。でも頑固者の父親(母の日演技を草笛光子とくり広げていた草刈正雄)がようやく上洛し、あろうことか亡くなったと思っていた松(木村佳乃)との再会があり、そしてわたしがどんどん好きになっている妻(長野里美)への大泉スマイル全開。
歴史のうねりは残酷で、真田の所領を守るために必死だった昌幸の想定する戦国ゲームとはレートもルールも違っていて、徳川家康の与力となるという屈辱を呑まなければならなくなる。
つらいのは信繁(今回はいつもくちびるまわりが汚れている堺雅人)も同様。父親が持って来た貢ぎ物を石田三成(山本耕史)が邪険にあつかうあたり、息子としてきついよなー。わかるわかる。
今回も秀吉(小日向文世)の邪悪さ爆発。いざ昌幸と対面するときに、真田の特産である毛皮を“着てやっている”パフォーマンスと、たよりにしていると語るその表情が冷酷そのものであるあたり、時代は変わったんだとつくづく。まだ屈服する昌幸の前で呵々大笑する家康(内野聖陽)の方がよほど好人物に見える。
さて、記憶を取り戻させるために真田家の面々は松との思い出をそれぞれ語る。昌幸の思い出がなにしろ爆笑。そして、結果的に記憶を取り戻すきっかけとなったのは……
これまで、記憶を取り戻すきっかけは、ドラマでいろいろと語られてきた。もっとも有名なのは「心の旅路」の
「豆スープのような霧だ」
というセリフでしょうか。それを踏まえたのでしょう、しかし三谷幸喜が用意したのは、ドラマ史上最低のセリフ。長澤まさみの美脚がここで活きるのか!いやー笑った笑った。
GWでも視聴率が前回は下がらなかったのだし、最終日の今日は今度こそ17%台後半と読みました。
第十九回「恋路」につづく。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます