脚本森下佳子(「JIN-仁」)、音楽菅野よう子(わたしのiPodでいちばん再生されたのは「攻殻機動隊SAC」のテーマソング、inner universeだ)、特殊メイク江川悦子と一流の女性スタッフをそろえ、番宣もたっぷり。NHKが総力を結集して送る今年の大河の主人公は井伊直虎。
それ、誰?
まあ、ほとんどの人がそう思ったろうし、番組開始直前に(あまりにタイミングがよすぎて笑っちゃいました)実は男性だったのではないかという説まであらわれて話題になるくらい謎の多い人物。男でも女でもどっちでもいいけれど演ずるのは柴咲コウ。「バトルロワイヤル」で寡黙な殺人者を演じて魅力的だった、そして「GO」の好演からもう十数年が経つとは……
このタイミングで彼女を大河の主役に起用するのは不思議でもあるけれど、所属のスターダストプロモーションも気合いを入れてプッシュしたのでしょう。わたしは正解の配役だと思う。
で、第一回をBSで拝見。真田丸につづいて、今年もきっちりコンプリートする気満々……だったけれど。困ったなあ。
のちの直虎になる「とわ」という少女と少年ふたりが洞窟で死体を見つける、というスタンド・バイ・ミーのようなお話。井伊家の今川派と反今川派の勢力争いに子どもたちが翻弄される、その象徴としての死体(えーと、誰だっけこの漫才の人)。
狙いはわかるんだけど、子役の演技があざとすぎて苦痛以外のなにものでもない。平成の世になって、子役が劇的にナチュラルになってよかったと思っていたのに、妙に元気いっぱいで辟易。どうしてこの子を選んだのかなあ。来週で退場するでしょうからそれまでの我慢かな。
我慢しきれなくなったらそれでこの大河とはお別れか。ムロツヨシや阿部サダヲの登場前にそれはないか。我慢我慢。視聴率はご祝儀相場で18%近辺と読みました。
第2回「崖っぷちの少女」につづく。
そして、今年は結構子役時代で引っ張るという話もちらほら・・・。
子役は4週引っ張るそうですよ^^;
でも今朝の芸能ニュースではあの演技が
絶讃されているみたい。
わからん(笑)