腰巻きにはこう書いてある。
「間違いは認めるな!?予算は使い切れ!?役人根性全開の県庁のエリートが、田舎のスーパーにやって来た。手に汗握る、役人エンターテインメント。」
まるで事務職員部報で突っこんでくれと言わんばかり。しかしこのコピーから予想される“公務員必読”といった自虐的タイプの小説ではなかった。むしろ「県庁さん」と呼ばれる主人公を指導する、四十代のパートのおばさんの滋味あふれる説教の方が印象深い。ふたりで力を合わせて消防の査察を乗り切るあたりはちょっと感動。
年明けに織田裕二で映画化されるそうだからベストセラー確実。さて、おばさん役は誰が……え?柴咲コウ?それって意表ついたなあ。
事務職員部報05年11月17日号「勧告②」より。
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