事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「肝心の子供」 磯崎憲一郎著 河出書房新社

2015-08-25 | 本と雑誌

ブッダに始まる三代の物語。彼らの心のなかの情景と、彼らのとった行動との乖離が泣かせる。

史実がどのようなものかはわからないけれど、ブッダの出家とは、このようなものだったんだろうなあと思わせてくれる。あまり彼らに感情移入をさせず、時間と血の流れを(わざと)淡々と描いています。

これがデビュー作って、面白い作家だなあ磯崎って。

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