第十九話「非情の罠」はこちら。
前回の視聴率は予想を下回って13.7%。ふむ。TBSがかました二匹目のドジョウ「ルーズヴェルト・ゲーム」とタメ。本当に視聴率というのはよくわからないのでした。で、あのドラマにどっかで見たことのある役者が……工藤阿須加。どこで見たんだっけ。あ、「八重の桜」の三郎じゃん!かくのごとく記憶力が減退するなかでお送りしております。よろしく。
さて今回は、ふたつの出来事がリフレインの形で提供されています。
小寺の人質という形で織田に供された松寿丸(黒田長政)は、だからルールどおりならすぐに誅殺されるはず。しかしまだ官兵衛の生死も分明ではないから後回しにされる。母代わりのおねは、長政が不憫でならない。
黒田家にいる小寺の関係者は、気持ちとして黒田から離れており、小寺に帰りたい。ということで後藤又兵衛もまた黒田を離れざるをえない。しかし、彼は黒田に残りたいと号泣。光は彼を抱きかかえて……
合わせ鏡のようになっていますね。
高山右近は武門の習いとして荒木村重につく。しかし、キリシタンとしての矜持があるために織田に……
もうひとりのキリシタンである黒田官兵衛は、だし(ほんとに使えないんだから)の手引きで牢抜けするが、あっさり村重につかまり、NHKが自慢する土牢セットに押しこめられる。まあ、ここまで劣悪な環境だと、確かにのちの展開は納得できますわね。なにしろよく考えたらこの人はこの二週間で父と妻と家来と主君に見限られている。そりゃーニヒるわ。
片岡鶴太郎は鼻水を流し、中谷美紀は唾を飛ばし、柴田恭兵は涙ボロボロという激しい回でした。今度こそ14%にのるかな。
徳川家康役があの人に決まったり、二年後の大河が三谷幸喜の「真田丸」に決まったりと大河周辺は派手な話題が。でもわたし、意地でも来年の長州のお話は見ないことに決めておりますよ!そーんな上司へのおべっかみたいなドラマを誰が見るかよ。
第二十一話「松寿丸の命」につづく。
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