PART3「助演女優賞」はこちら。
主演男優賞と女優賞はこみで。
「龍馬伝」における主役は
福山雅治 as 坂本龍馬
香川照之 as 岩崎弥太郎
真木よう子 as お龍
のトリオ。それぞれが見せたし、香川照之(ナレーションはもうちょっとひねってほしかった)がうまかったので、龍馬伝の色彩をうすめて「三菱伝」の部分をもっとプッシュしても、と思わないでもなかった。
わたしは真木よう子のファンだからうれしかったけれど、お龍役をもしも(NHKだってプライドがあるからありえないとはいえ)柴咲コウがやっていたら、龍馬亡きあとも、未亡人としてだけの人生を歩まなかった彼女の一生は、もっと光り輝いていたかも。
いろいろあっても、しかし福山雅治はがんばった。チームとしての龍馬伝の金看板をしょって立つのは並の苦労ではなかったはず。そいつを、なんかヘラヘラと軽くゴールインした印象がある。スターだからできることか。だからオスカー・ゴウズ・トゥ福山雅治で文句なし。
さて、作品賞。一覧をながめて迷う……ってことは実はありませんでした。これも第7話の「遙かなるヌーヨーカ」に決めていたんです。息子を誇りに思いつつ、しかし自分の死期を思って静かに語る父親。児玉清が久しぶりに役者としてガッツを見せてくれました。リリー・フランキーが描き上げた昇る龍の絵こそ、のちの龍馬を象徴する手際。あの回のレベルで突っ走ってくれたら、とは無いものねだりっすか。
おそらく一年間、毎週毎週見終わってすぐにブログをアップするなんてことはもうやれないでしょうから、大河ブロガーのみなさんともしばらくお別れです。お世話になりました。って言いながら再来年の「平清盛」は面白そうっすねー(笑)
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