温暖化がすすむ→
極地方の氷が溶け、淡水が大量に放出される→
塩分濃度が増すことによって起こっていたグリーンランド沖における海水の沈み込みが弱まる→
温暖な北大西洋海流が北極近くまで流れなくなる→
北極地方の気温が急激に下がる→
寒気のかたまりが北上してくる暖気のかたまりと衝突する→
超大型のブリザード発生→
北半球全域が氷に覆われる……
いやー納得できる理論だ。こんなに映画で納得したのは「日本沈没」のマントルがどうしたのといった理論以来。なぜ温暖化がすすむと逆に氷河期がやってくるのか、こんな理屈があったんだなあ。お勉強になりました。見ろよな、京都議定書を批准しないどこかの大統領も。
実際には、この映画のように寒気との追いかけっこにはならず、天候の激変は数年かけて起こると考えられているらしいが、ニューヨークの高層ビルの上の方からものすごい勢いで凍ってゆく画像には笑った。いや笑い事じゃないか。かつて「まんが道」で、藤子不二雄コンビが“凍った街をどう描くか”に考え込むシーンがあったけれど、この映画を観れば一発だ。「触れば火傷しそうな冷たさ」がみごとに描かれている。クソ暑い今年の夏にぴったり。もうCGには驚くまいと思ったけれど、ロサンゼルスを吹き飛ばす竜巻や自由の女神を飲み込む大洪水、そして東京を襲う大粒の雹など(観光映画でもあったんだね)、いやはやすごい。
そのCGに比べてドラマが弱いと非難する向きも多いようだ。でもわたしはそちらにも夢中だった。だってあの「遠い空の向こうに」のジェイク・ギレンホールが主演なのだ。うわーかわいい。CGよりも、実はわたしはこの少年(つってももう24才)をずっと見つめていられる幸せをかみしめていた。オバサンかオレは。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます