事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

山形投票率 その2

2022-07-16 | 大河ドラマ

Carpenters - Rainy Days And Mondays

その1はこちら

吉村美栄子知事は11日の定例記者会見で「県民の謹厳実直さが投票率に表れたと考えている。各選管などが意識啓発にしっかり取り組んでくれた結果だ」と総括した。【河北新報】

……山形県民が謹厳実直かどうかはわからないが(笑)、少し不安になるのは、選挙に行かないと肩身が狭い思いをするのではないか、ということ。同調圧力が強く、棄権すると“世間様”から批判をあびる気持ちから投票率が高いとは思いたくない。田舎ほど投票率が高い一因はそのあたりにもあるだろうけれど。

ひとつ思い当たる点がある。

3世代同居率の高さが一因とする見方もよく挙げられる。5年ごとの国勢調査によると、山形県は3世代同居率の全国1位が、少なくとも1990年から7回続いている。20年調査では13・9%だった。

18、19歳の投票が始まって4回目の国政選挙となった21年衆院選後、県選管は県内の高校3年生にアンケートを実施した。その結果、投票した生徒の約9割が家族と一緒に投票し、小さい頃に親の投票について行ったことがある生徒のうち、約8割が投票していた。【毎日新聞】

これだと思う。もしもあなたが18才で、それまで一度も投票所に行ったことがなければ、やっぱり億劫に思えるはずだ。システムもよくわからないし、中にどんな人たちが待っているかも微妙。知らない人たちばかりでも不安、あるいは逆に知り合いだらけでもめんどくさくないですか。

その点、子どものころから家族といっしょに投票所に入っていれば、投票するということがむしろ自然に思えるだろう。

たとえが悪いようだけれども、シネマコンプレックスやスタバに最初に入るときって勇気がいりませんでしたか。いつもシネコンで映画を観て、スタバに通うように、投票所に向かうことが普通であること、これが山形の高投票率の理由だとわたしは思います。それ、悪くない。

本日の1曲は、ミッシェル・ポルナレフ以上にちょっと恥ずかしいけどカーペンターズ「雨の日と月曜日は」これってポール・ウィリアムズの曲だったのか!

カレンがどんな思いで衰えていったかはわからない。でも、彼女の声は不滅だ。わたしだって月曜日と雨の日は憂鬱になります。

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