事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「映画の乳首、絵画の腓」 滝本誠著 幻戯書房

2018-08-16 | 本と雑誌

キネマ旬報に連載された滝本の「セルロイドの画集」は壮絶に面白いページだった。映画というものが、いかに絵画というメディアに影響を受けているか、どれだけアートが映画に引用されているかを次々に明かしてくれる。

考えてみれば、映画が動く写真であり、構図や明るさに映画監督たちがこだわる以上、それは必然だったのだろう。リドリー・スコットヒッチコック(自身が絵画の目利きであり、コレクターとしても有名)の作品において、どんな絵画が背景にあるか、美術門外漢であるわたしは蒙を啓かれた。滝本の変態っぷりもいい。

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