事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

明細書を見ろ!2023年10月児童手当号 異次元Ⅲ

2023-10-13 | 明細書を見ろ!(事務だより)

三谷幸喜 清水ミチコMAKING SENSE2010年10月1日〜11月26日

2023年6月児童手当号「異次元Ⅱ」はこちら

さて、6月号で現政権が考える児童手当の拡充案を紹介しました。再掲すると

・所得制限を撤廃。 

・第 3 子以降は月額 3 万円にする。
 
・支給対象を高校生まで広げる。

しかし高校生に支給拡大しても、その分を扶養控除の対象から外すのでは効果は半減ではないかと。

というのも、みんなもう忘れてしまっているかもしれませんが、2010年度に子ども手当が創設されたとき、15才以下の子ども(年少扶養親族)の扶養控除が廃止されたたことと整合性をとる必要があるということのようです。

そうです、いまの中学生以下の子どもを何人扶養していようとも、税金の控除は受けられていないのです。所得税だけでなく、住民税も。

もしもこの控除が今も生きていたら、ひとり当たり所得税は年38万円、住民税は年33万円控除されていたのに。あ、これも誤解されるとよくないな。税金がこんなに減額されるわけじゃなくて、年収からこの額を抜いて考えますよということです。

さあそうなると、高校生を扶養している人は児童手当を年12万円受け取れると仮定すると、しかし税金の分を差し引くと(人によって額は違いますが)手元に残るのはおよそ半分ではないかという試算もあるくらいです。

ですからね、年末調整の季節にもう一度申し上げますが。手当の額だけ注視していてはダメなんです。いくら自分が税金を払うのかを意識していてください。 ということで本日のあなたへの支給額は0,000円です。

本日の1曲は、というか1番組は「MAKING SENSE」J-WAVEでかつてオンエアされていた三谷幸喜と清水ミチコのトークプログラム。

なぜこれを選んだかというと、現在痛風のためにお休み中のわたしは、図書館から借りた本はすべて読んでしまい、こうなったらむかし買っていた本を再読してしまえと。そんななかでいちばん笑えたのがこの番組を書籍化した「むかつく二人」(幻冬舎)に始まるシリーズだったのです。

そういえばおれはこの番組を聴いたことがないな……ああ、いまはYou-Tubeという便利なものがあるのだった。いやー笑った笑った。痛み忘れる。

コメント
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