hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

日影茶屋へ

2008年11月15日 | 行楽

11月初めのことだが、カナダから来日した知人を三渓園に案内した。その前に昼食時になり、昨年案内して評判がよかった葉山の日影茶屋まで足をのばした。

日影茶屋は江戸中期に峠の料理茶屋として創業し、1972年には旅館部門を廃業して料理屋専門になった。料理屋と旅館のときの看板が店内にかけられている。



今では、グループで菓子舗、レストランなどを経営している。菓子舗の本店のすぐ隣に日本料理 日影茶屋の入口がある。



このブログ内の検索に「日影茶屋」と入力したら、2007年の「3月13日」と「11月4日」に行ったことが分かった。日影茶屋事件についての11月の説明はこうだ。



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アナキストで共産主義者の大杉榮は、妻(堀保子)がいながら、東京日日新聞の記者神近市子や、辻潤(ダダイスト)の妻伊藤野枝と関係し、自由恋愛を主張していた。嫉妬にかられた神近市子は、1916年11月9日、当時旅館も経営していた日影茶屋に乗り込み、大杉榮を刺した(日影茶屋事件)。助かった大杉は、この後、伊藤野枝と共に憲兵大尉の甘粕正彦に連行され虐殺された(甘粕事件)。一方、神近市子は、傷害罪で懲役2年の実刑判決を受け、収監されたが、1953年、社会党から衆議院議員となり4回当選し、売春防止法の制定に尽力し、1981年93歳で没した。
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いつものように椅子席に着くと、ガラス窓の外は竹やぶだ。



逆に外から見ると、こうだ。



庭に出て左手には旅館時代の建物が残っている。



大広間、個室は庭の奥の別棟にある。



頼んだのは日影弁当3,570円。最初に出てきた胡麻和えの写真は撮ったが、肝心の弁当の写真を撮り忘れた。いつも食い気に走って箸をつけてから、写真を撮り忘れたことを思い出す。



このあと、三渓園へ行った話は次回。




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