hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

車で鎌倉を巡る(2)

2007年11月04日 | 観光
今回はカナダから来日している知人を案内したので、車で鎌倉の寺めぐりをした。今回はその2回目。

瑞泉寺
瑞泉寺には20台の駐車場があり、拝観料100円で駐車は無料。右側の階段は新しいが、左側の階段は古くて趣がありすぎる。



このお寺は花がきれいなのだが、今は何もない。そのためか、人影がなく、落ち着いて居て、人ごみが苦手なカナダから来た知人には好評だった。本堂には水戸光圀が寄進した千手観音がある。また、ところどころに歌碑があるが、いつもながら、傍の解説板を見ないと私にはくずし文字が読み取れない。




鶴岡八幡宮
八幡宮の西側を走る鎌倉街道には、西側にいくつか個人経営の駐車場があるが、一番安い道路の東側にある鶴岡八幡宮駐車場に止める。一時間400円なり。さすがに満車で観光バスが出るのを待った。
いつもに比べ人は少ないが、それでも他のお寺や神社に比べれば人は多い。早めの七五三や、外国人の姿がチラホラ。横に書いた絵馬が多く、縦書きは少ない。英語のものもけっこう多い。
いつもながら、絵馬を見ていると、健康だけを願う幸せそうな家族、受験やスポーツに一途な若者、問題があり懸命に生きている人の姿などが目に浮かぶ。



階段脇の大銀杏には樹齢一千年余とある。1192-(2007-1000)=185年なので、このイチョウは当時既に150年以上の年輪を重ねていたことになる。実朝に切りつけるために公暁が隠れることができるほど十分太かったのだろう。でも、そもそも本当の話なのだろうか。
階段下の味気ないおみくじの自動販売機は撤去してほしい。



長谷寺
30台入る駐車場(30分300円)があるが、4時半前なのに閉まってしまった。
崖の上にある観音堂へ行くまでの庭園は楽しめるし、高さ9mの金色の輝く十一面観音は迫力あり、見晴台からの鎌倉の海と町並みも見ものだ。


日影茶屋
夕飯は、葉山の日影茶屋に行った。駐車場は10台分くらいある。

日影茶屋の店の案内、冊子には出てないが、日影茶屋事件が有名だ。
アナキストで共産主義者の大杉榮は、妻(堀保子)がいながら、東京日日新聞の記者神近市子や、辻潤(ダダイスト)の妻伊藤野枝と関係し、自由恋愛を主張していた。嫉妬にかられた神近市子は、1916年11月9日、当時旅館も経営していた日影茶屋に乗り込み、大杉榮を刺した(日影茶屋事件)。助かった大杉は、この後、伊藤野枝と共に憲兵大尉の甘粕正彦に連行され虐殺された(甘粕事件)。一方、神近市子は、傷害罪で懲役2年の実刑判決を受け、収監されたが、1953年、社会党から衆議院議員となり4回当選し、売春防止法の制定に尽力し、1981年93歳で没した。

お店に入ったなら、庭に出て池や築山を一見したい。



日影茶屋はお気に入りのレストランだが、いつも椅子席だ。なにしろ、大広間や個室に入ると、昼で8,400円以上、夕食は1万円以上だ。今回は、私はお弁当風の「夕ご飯膳」。



他2人は少量だが、懐石風に一品一品出てくる「茶屋膳」。一品目に鳥かごが出てきた。



中は、そうめんで作った栗のイガ、からし大根など。とてもおいしいとのご評価。



2時間くらいカナダと日本などについて楽しく歓談し、逗葉新道から横横を通り、横浜経由で帰宅した。



コメント
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