hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

九つ井で昼飯

2008年11月07日 | 食べ物
30年ほど前だろう、当時住んでいた横須賀と実家のある東京への往復時に、環状4号の原宿交差点手前のこの「九つ井(ここのついど)」の前を良く通った。横浜横須賀道路はまだ開通していなかったのだ。そして、いつも奥様は助手席から九つ井の看板を見ながら、「いつかこの御蕎麦屋さんに入ってみたいわね」と言っていた。

来週には東京へ引越す今になって、30年来の奥様の夢を何としても実現することにした。昼飯を食べに大船近くの九つ井まで車を飛ばしたのだ(それほどのことか!)。

九つ井本店は環状4号沿いの原宿交差点の大船より、田谷交差点近くにある。
戦国大名の北條氏がこの地を治めていた頃、田谷のふもと一帯に湧き出る泉があり、いつとはなしにこのあたりを九つ井(ここのついど)と呼ぶようになったそうだ。


本店の近くに、陶芸工房・ガラス工房、茶席、ギャラリーが点在する。本店の結構広い駐車場の端の狭い門をくぐり、



竹やぶの中の石畳を進むと、かやぶきの小さな門が見える。



門から右手に店が見える。



打ちたての二・八の古式手打ちそばや、一品料理が楽しめるテーブル席の店だ。




写真左手の橋(良く見えないが)を渡った木立の中の趣きある離れは、昼の懐石弁当5.5千円、そば懐石8.5千円から炭焼きステーキ16.5千円と近寄りがたい。
我々は、当然テーブル席で、やまかけそば1.4千円、




鴨せいろ1.6千円が精一杯。




久しぶりにおいしいそばを食べ、奥様大満足で、私めもご機嫌。二人で3千円で、この味、この雰囲気なら安いと思う。


離れに行くと、といってもトイレだが、可愛い男性マークがあった。




中もきれいに整えられている。




九つ井の支店にはビルの中にあるものもあるようだが、ちょっと足をのばして林の中の本店に来たいものだ。
いつの日か、離れにも上がってみたい。テーブル席に30年かかったから、離れに上がるのは??



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする