昨日の夜はけっこうカミナリがひどく、340m/秒 * 2秒 = 約700m位まで近づき、地響きがした。
子供のころ、カミナリがなると、「おなかを出してるとおへそを取られるわよ」などと注意されたものだった。おなかが冷えることへの注意だったのだろう。
そう言われると、皮のパンツをはいて、クルクルのパーマ頭の鬼が雲の上で太鼓を叩いている姿が目に浮かんだものだ。最近は雷さんの鬼の出番は少ない。
そういえば、歯を磨かないでいると、虫歯菌にやられる光景が目に浮かび、あわてて歯を磨きに行ったものだった。
とんがり帽子をかぶり黒い服を着た痩せこけたいかにもバイキンといった虫歯菌が、つるはしを持って、歯をキンコン、キンコンを壊している絵を良く見かけた。歯を磨かないと、この虫歯菌が歯を壊しているような気がして、歯が実際に痛いように感じたものだった。
今はミュータンス菌という名前で科学的に解明されていて、黒いとんがり帽子の針金のような虫歯菌の絵も見かけなくなってしまった。
「食べたばかりでゴロゴロしてると、牛になるわよ」とも言われた。今の子どもにこんなこと言っても、「ちゃんと理由を説明してよ」といわれるか、頭から馬鹿にされるかだろう。