舞台で一人舞っていた。舞うと心が落ち着くはず…だった。
だが、過去の雑念に囚われてしまって…、幼き頃から思い出が蘇った。
鞍馬寺の奥、貴船神社の裏で、
資盛(すけもり)「お前が、相手か?」
サッと後ろに隠れて、
お、おいッ
能子「私の兄様(あにさま)はお強いの。はいッ」木刀を渡して「やってお仕舞いッ」
って、待てコラ。なんで、俺が?
能子「兄様。あの者たち、私をいじめるの」後ろからヒョコッと顔を出して「やっつけて」
あ?
「先に因縁付けたの、そっちでしょ」
って、言ってるぞ。
資盛「泣き虫能子、すっ込んでろッ!」
ん?…って、お前ら、泣かしてんの?
「寺の坊主…?まるで猿だな」クスッとその身なりを笑ったら、
まぁ、お前らのピンピカに比べられちゃ…、
資盛「じゃ、能子は猿女だな」
んだぁ?
能子「ぶ、無礼な…ッ」
このッ、ボンボンがッ
パンパンッ(成敗ッ)。
能子「兄様、お強いッ」
ふんッ。
俺たちをコテンパンにのして、資盛「イッテェ」
能子「兄様を猿なんて言うからよ。べぇ」舌を出して「兄様、待って」追い掛けていった。
「ち…」がうでしょ…。
資盛「あいつッ!今度は負けねぇッ」
その今度も、また今度も、何度決闘しても、俺たちは惨敗で、義経さんには敵わなかった。
彼女はいつも、義経さんの後ろに付いて、
資盛「アイツ、強ぇな」
だが、過去の雑念に囚われてしまって…、幼き頃から思い出が蘇った。
鞍馬寺の奥、貴船神社の裏で、
資盛(すけもり)「お前が、相手か?」
サッと後ろに隠れて、
お、おいッ
能子「私の兄様(あにさま)はお強いの。はいッ」木刀を渡して「やってお仕舞いッ」
って、待てコラ。なんで、俺が?
能子「兄様。あの者たち、私をいじめるの」後ろからヒョコッと顔を出して「やっつけて」
あ?
「先に因縁付けたの、そっちでしょ」
って、言ってるぞ。
資盛「泣き虫能子、すっ込んでろッ!」
ん?…って、お前ら、泣かしてんの?
「寺の坊主…?まるで猿だな」クスッとその身なりを笑ったら、
まぁ、お前らのピンピカに比べられちゃ…、
資盛「じゃ、能子は猿女だな」
んだぁ?
能子「ぶ、無礼な…ッ」
このッ、ボンボンがッ
パンパンッ(成敗ッ)。
能子「兄様、お強いッ」
ふんッ。
俺たちをコテンパンにのして、資盛「イッテェ」
能子「兄様を猿なんて言うからよ。べぇ」舌を出して「兄様、待って」追い掛けていった。
「ち…」がうでしょ…。
資盛「あいつッ!今度は負けねぇッ」
その今度も、また今度も、何度決闘しても、俺たちは惨敗で、義経さんには敵わなかった。
彼女はいつも、義経さんの後ろに付いて、
資盛「アイツ、強ぇな」