笛の音に合わせて琴を奏でてくれた。
牛若丸「!!(Oh My God!!)」なんとぉ!昨夜の練習の成果もあり、息もピッタリ。
二夜連続の演奏会で…もう観念した。
身分もバレる…と。
そして、笛を吹きながら心の中で嘆きの一句を詠んでいた。
アバンチュール
一夜だけでは 終われない
二夜連続の 共演か…
という訳で、大富豪の御令嬢 瑠璃姫と源氏御曹司 牛若丸の演奏会となり、演奏会の裏では親バカとおじバカが夜会参加者全員に身分と素性と顔をバラして自慢話をしていたらしい。
牛若丸「誰だよ、身分隠せって言ったのはっ!」とおじに怒った。が!?
おじは酔いつぶれて寝ていた…。素面(しらふ)のおじに面と向かって怒れるか!大切な後見人 パトロンだ。資金面の援助をして貰えなくなる。そして、二人の今後は…というと、その夜会からお面をつける必要が無くなったので、三河にいる間、瑠璃姫と何度か逢ってトークしたが、スッピンだった。この頃、男いっぱしなる手段を知らなかったので、彼女の手しか握ってない。本当だ。その先を知らなかった牛若丸は1週間の三河滞在期間が終わり、京に帰るという前日になって羽目を外し過ぎたツケが回ったようで高熱を出し、
牛若丸「うーん、うーん…」うなされて寝込んだ。
当時、神さんへの祈祷で治療の回復を祈る手段が使われていたが、そんな祈りで即効完治する事などほとんどなく、大体が自然と自己治癒で免疫力がモノをいうか、大人になる前に死を向かえるという、子孫遺伝子細胞弱肉強食の時代だった。そのために、一、二時間程度のお祈りで治らないことが多かった七月の夏風邪で、こじらせて悪化させ、肺炎を患っていた。
そんな肺炎の牛若丸をおじは「もうだめだ…」と三河に放置し、京に帰ってしまった。
苦しみよりも悲しみの方が深かった牛若丸は一人、間借りした部屋で安静にしていた。ら!?
夜這いか!?忍び込んだ瑠璃姫が枕元にボーとつっ立っていた。
そして、懐からそっーと薬壺(やっこ 薬の小瓶)を取出し、ことっと置いて去って行った。
牛若丸「飲ませてくれ…」と思ったが、なんとか自分で飲めた。出来る事は自分でするよ…。
次の日、あらビックリ!見事に熱が下がり、快方に向かった。
牛若丸「!!(Oh My God!!)」なんとぉ!昨夜の練習の成果もあり、息もピッタリ。
二夜連続の演奏会で…もう観念した。
身分もバレる…と。
そして、笛を吹きながら心の中で嘆きの一句を詠んでいた。
アバンチュール
一夜だけでは 終われない
二夜連続の 共演か…
という訳で、大富豪の御令嬢 瑠璃姫と源氏御曹司 牛若丸の演奏会となり、演奏会の裏では親バカとおじバカが夜会参加者全員に身分と素性と顔をバラして自慢話をしていたらしい。
牛若丸「誰だよ、身分隠せって言ったのはっ!」とおじに怒った。が!?
おじは酔いつぶれて寝ていた…。素面(しらふ)のおじに面と向かって怒れるか!大切な後見人 パトロンだ。資金面の援助をして貰えなくなる。そして、二人の今後は…というと、その夜会からお面をつける必要が無くなったので、三河にいる間、瑠璃姫と何度か逢ってトークしたが、スッピンだった。この頃、男いっぱしなる手段を知らなかったので、彼女の手しか握ってない。本当だ。その先を知らなかった牛若丸は1週間の三河滞在期間が終わり、京に帰るという前日になって羽目を外し過ぎたツケが回ったようで高熱を出し、
牛若丸「うーん、うーん…」うなされて寝込んだ。
当時、神さんへの祈祷で治療の回復を祈る手段が使われていたが、そんな祈りで即効完治する事などほとんどなく、大体が自然と自己治癒で免疫力がモノをいうか、大人になる前に死を向かえるという、子孫遺伝子細胞弱肉強食の時代だった。そのために、一、二時間程度のお祈りで治らないことが多かった七月の夏風邪で、こじらせて悪化させ、肺炎を患っていた。
そんな肺炎の牛若丸をおじは「もうだめだ…」と三河に放置し、京に帰ってしまった。
苦しみよりも悲しみの方が深かった牛若丸は一人、間借りした部屋で安静にしていた。ら!?
夜這いか!?忍び込んだ瑠璃姫が枕元にボーとつっ立っていた。
そして、懐からそっーと薬壺(やっこ 薬の小瓶)を取出し、ことっと置いて去って行った。
牛若丸「飲ませてくれ…」と思ったが、なんとか自分で飲めた。出来る事は自分でするよ…。
次の日、あらビックリ!見事に熱が下がり、快方に向かった。