ひつじ草の挑戦状

色んな思いを綴ってます。

失敗

2016-01-29 | ~ 育児 ~
お昼寝中、
そろそろと娘の添い寝から抜け出し、
こっそりと、
「ババちゃん、ババちゃん」
廊下に呼び出した。
そして、
バーン、
胸を出し、
「顔描いて」
とお願いした。
おっぱいに顔を描いて、
いわゆる卒乳を試みようと思ったのだ。
「びっくりせんかね?」
そう言いながらもババは、
娘の乳を目に、顔を描く。
がしかし、
「…(なんじゃこら?)」
このババ、母乳が出ず、
断乳卒乳の経験は無い。
そして、
自分の乳、及び、
人の乳に顔を描いた経験も無ければ、
絵の才能も無かった。
そう言えば、
娘が「にゃにゃ、にゃにゃ」
落書き帳に猫を描いてとババにせがんで、
白いキャンパスに描かれた猫は、
飼い猫がおそらく気を悪くするほどで、
そして今、
私の体にも同じような怪獣が描かれた。
いいのか?
怪獣に疑惑の念を抱いたが、
まぁ、びっくりポンで、
卒乳出来たらもってこいか?
と、
「ありがとう、じゃ」
パタン、
添い寝現場に急行した。
娘は添い寝中、
「ママママ、ママママ」
私が居ないと泣くのだ。
そして、
「バーン、バーン(乳)」
を求める。
いつか乳離れするだろうと、
呑気に構えていたが、
1歳と5カ月…、
もういいだろ?
それに私の勝手な深い事情もあるし。

「オッ」

娘が薄目を開けてママチェックに入った。
「バーン、バーン」
「はい、どうぞ」
バーンと乳怪獣を出した。
「ちゅちゅ」
「げッ」
怪獣諸共吸い上げた。
乳にしゃぶりつく娘、
乳に顔描いて卒乳は嘘か?
無残、乳怪獣は消えた。
数分間の命だった。
この時、
赤の油性マジックじゃなくてよかった、
と思った。
もし赤だったら、
怪獣1匹食っちゃった、となりかねない。
それはさておき、
やれやれと、
娘が起っきして居間に戻った。
すると、
「あはははは~~」
「ババちゃん、笑い過ぎ」
大笑いだった。
怪獣を顔で揉み消した娘の顔は、
怪獣だった。

この結果は、
娘の乳に対する執念が引き起こしたのか?
はたまた、
ババの画力が引き起こしたのか?

どちらにせよ、

卒乳は失敗に終わった。

ほどほどに…。

2016-01-18 | ~ 育児 ~
娘とNHKの連続テレビ小説「あさが来た」
を見ている、
と、
「あさ、あさ、あさ」
義母もはまった。

私としては物語に集中したいのだが、
娘に小説はまだ、ちとばかり早い。
もっぱら、
お歌「365日の紙飛行機」である。
そんな娘のために、と、
ヨガレッスンのために、
AKB48をダウンロードした。
(10月からのプログラムには入る予定)
車内はエンドレス「あさ」で、
365日の紙飛行機のリピート。
次の曲をかけさせて貰えない。
朝も昼も夜も「あさ」
で、母は飽きが来た。
で、
あさを「morning 」に変えてみた。
するとどうだろう、
「モーニン」
言うではないか。
こりゃ、面白い。
と親バカは調子に乗って、
「open」
今までの擬態語赤ちゃん言葉から、
単語に変えた。
もちろん、
「オープん」
ものを開ける時、使っている。
なんということだ、
言葉の意味と音を理解している。
1歳5カ月、なかなか面白い。
ので、
「アンパンマン」DVD英語教材を見せた。
すると、
エンドレスアンパンマンになった…。

NHK大河ドラマに集中したい主人は、
「おいおい100回位連呼してるぞ」と。
大切な歴史の時間「真田丸」のセリフが、
「アンパンマン、アンパンマン」
の連呼にかき消されてしまったのだ。

教訓、DVDはほどほどに…。

興味関心注目そして…、無視!?

2016-01-13 | ~ 育児 ~
「カッコイイね、お兄ちゃん」
銀盤氷上の王子様こと羽生君を見ていた。
すると娘は、
くるくる、くるくる、
今のところ、右利き、
右腕で勢いつけて反時計回りに回転する。
くるくる、くるくる、
目が回って転ぶけど、
回る回る、回る回る。
そして、
ドヤ顔。
母の関心を得たいのである。
うむ、
小さいながらも、感心感心。

食事中、
私はさすがに娘から目が離せない。
スプーンフォークを使うので尚更。
しかし、
「アッ」
ガッシャーン、
スプーンもしくはフォークをひったくり、
にっこり笑って、わざと落とす時がある。
そして、
「とってぇ」
甘い声でおねだりする。
声のトーンまで変えるっちゃ、
やり手だ。
食事中も注意を集めたいのだ。
娘の食事は3、40分かかる。
それをじ~とぼーと見る忍耐が足りない父は、新聞を広げ出す、もしくはテレビに熱中する。
と、
「パッパ、パッパ」
呼びかけに気が付かないと、
ガッシャーン、
「とってぇ」
父の関心をこちらに向ける。
こちらとしては向かない訳には行かない。
ガッシャーン、
何度も父を振り向かせる。
ガッシャーン、
「とってぇ」
今だけである。
興味を引くのも。

思春期が来れば、
「あっち行って」
か、
「…(無視)…」
になる。
しかし、
どちらの方が忍耐がいるのだろう。

子供と大人の境界

2016-01-06 | ~ 育児 ~
我が家二世帯住宅、
一階じじばばと二階私ども新米パパママ。
それを繋ぐ、
pppppppp、
電話親機子機。
「かかってきた…」
娘を一階に預けると、
3、40分後、
二階の子機が鳴る。
娘が電話と義母様の使い方を覚え、
「ママぁ、ママぁ」
受話器の向こうで催促し、
(電話の姿は私の電話を真似らしい)
一方的に、
プツ、

ツーツーツー

要件が伝わらないまま、
切れる。
その5分以内に、
どしん、どしん、
「上がって来たわ」
ババをバックに付け、
ベビーモンスターが、
二階に上がってくる。
※もちろん、まだベビー。
一人で登れません。
なのに…、
大人と同じように上がろうとし、
また、降りようとする。

子供とは恐ろしいものである。
おのれの運動能力を知らない。
余計な学習能力ばかりの高い。
入らぬ方向ばかり知恵が回る。

化粧水のCMを見て学習した娘、
ぱちゃぱちゃぱちゃ
キレイなお姉さんの、
お肌ぷるりん、
化粧水をつける真似をする。
「なんておませなッ」
そんな一面を見せたかとを思えば、
未だに、
「バーン、バーン(乳)」
乳離れ出来ず、
「ママぁ~~~」
私が添い寝してないと泣く。

「ちょっとトイレ…」
も許されない。
オムツせいってかッ

「バーン、バーン、バーン」
乳が恋しいのか、
母が恋しいのか、

「俺じゃダメ?」

「バイバイ、バイバイ」
娘は、
自分より先に寝てしまう父は、
ヤなんだ。
ちなみに、添い寝ってね、
娘が心地良く眠るための付き添いであって、自分が眠るためじゃないんだよ。

しかし、こんな添い寝と乳も、
後一、二年…

だと思う。