お昼寝中、
そろそろと娘の添い寝から抜け出し、
こっそりと、
「ババちゃん、ババちゃん」
廊下に呼び出した。
そして、
バーン、
胸を出し、
「顔描いて」
とお願いした。
おっぱいに顔を描いて、
いわゆる卒乳を試みようと思ったのだ。
「びっくりせんかね?」
そう言いながらもババは、
娘の乳を目に、顔を描く。
がしかし、
「…(なんじゃこら?)」
このババ、母乳が出ず、
断乳卒乳の経験は無い。
そして、
自分の乳、及び、
人の乳に顔を描いた経験も無ければ、
絵の才能も無かった。
そう言えば、
娘が「にゃにゃ、にゃにゃ」
落書き帳に猫を描いてとババにせがんで、
白いキャンパスに描かれた猫は、
飼い猫がおそらく気を悪くするほどで、
そして今、
私の体にも同じような怪獣が描かれた。
いいのか?
怪獣に疑惑の念を抱いたが、
まぁ、びっくりポンで、
卒乳出来たらもってこいか?
と、
「ありがとう、じゃ」
パタン、
添い寝現場に急行した。
娘は添い寝中、
「ママママ、ママママ」
私が居ないと泣くのだ。
そして、
「バーン、バーン(乳)」
を求める。
いつか乳離れするだろうと、
呑気に構えていたが、
1歳と5カ月…、
もういいだろ?
それに私の勝手な深い事情もあるし。
「オッ」
娘が薄目を開けてママチェックに入った。
「バーン、バーン」
「はい、どうぞ」
バーンと乳怪獣を出した。
「ちゅちゅ」
「げッ」
怪獣諸共吸い上げた。
乳にしゃぶりつく娘、
乳に顔描いて卒乳は嘘か?
無残、乳怪獣は消えた。
数分間の命だった。
この時、
赤の油性マジックじゃなくてよかった、
と思った。
もし赤だったら、
怪獣1匹食っちゃった、となりかねない。
それはさておき、
やれやれと、
娘が起っきして居間に戻った。
すると、
「あはははは~~」
「ババちゃん、笑い過ぎ」
大笑いだった。
怪獣を顔で揉み消した娘の顔は、
怪獣だった。
この結果は、
娘の乳に対する執念が引き起こしたのか?
はたまた、
ババの画力が引き起こしたのか?
どちらにせよ、
卒乳は失敗に終わった。
そろそろと娘の添い寝から抜け出し、
こっそりと、
「ババちゃん、ババちゃん」
廊下に呼び出した。
そして、
バーン、
胸を出し、
「顔描いて」
とお願いした。
おっぱいに顔を描いて、
いわゆる卒乳を試みようと思ったのだ。
「びっくりせんかね?」
そう言いながらもババは、
娘の乳を目に、顔を描く。
がしかし、
「…(なんじゃこら?)」
このババ、母乳が出ず、
断乳卒乳の経験は無い。
そして、
自分の乳、及び、
人の乳に顔を描いた経験も無ければ、
絵の才能も無かった。
そう言えば、
娘が「にゃにゃ、にゃにゃ」
落書き帳に猫を描いてとババにせがんで、
白いキャンパスに描かれた猫は、
飼い猫がおそらく気を悪くするほどで、
そして今、
私の体にも同じような怪獣が描かれた。
いいのか?
怪獣に疑惑の念を抱いたが、
まぁ、びっくりポンで、
卒乳出来たらもってこいか?
と、
「ありがとう、じゃ」
パタン、
添い寝現場に急行した。
娘は添い寝中、
「ママママ、ママママ」
私が居ないと泣くのだ。
そして、
「バーン、バーン(乳)」
を求める。
いつか乳離れするだろうと、
呑気に構えていたが、
1歳と5カ月…、
もういいだろ?
それに私の勝手な深い事情もあるし。
「オッ」
娘が薄目を開けてママチェックに入った。
「バーン、バーン」
「はい、どうぞ」
バーンと乳怪獣を出した。
「ちゅちゅ」
「げッ」
怪獣諸共吸い上げた。
乳にしゃぶりつく娘、
乳に顔描いて卒乳は嘘か?
無残、乳怪獣は消えた。
数分間の命だった。
この時、
赤の油性マジックじゃなくてよかった、
と思った。
もし赤だったら、
怪獣1匹食っちゃった、となりかねない。
それはさておき、
やれやれと、
娘が起っきして居間に戻った。
すると、
「あはははは~~」
「ババちゃん、笑い過ぎ」
大笑いだった。
怪獣を顔で揉み消した娘の顔は、
怪獣だった。
この結果は、
娘の乳に対する執念が引き起こしたのか?
はたまた、
ババの画力が引き起こしたのか?
どちらにせよ、
卒乳は失敗に終わった。