ひつじ草の挑戦状

色んな思いを綴ってます。

はじめに言葉ありき

2016-06-30 | ~ 育児 ~
言葉は神なり、
とはよく言ったものだ。

言葉を知らなければ何も認識できない。
本当に言葉は助かる。

1歳と10ヶ月の娘、
最近二語三語、単語と単語を組み合わせ、
お話、というより会話が出来るようになった。
これは本当に助かる。
先日、娘は「耳〜」と言ってぐずり、
くしゃみを連発させた。
もしや、
プールの水が耳に入った?
中耳炎?お風邪ひいた?

速攻、内科へGo!
先生は耳鏡とでもいうのか?
ステンレス製の朝顔で娘の耳を覗いた。
「あー、耳鼻科に行って」
くしゃみの薬も処方されるから、
と耳鼻科に回された。
そこでも同じく耳を覗かれ、
「腕、しっかり持ってて」
がっしり固定された娘、
もちろん、泣いている。
そして、
サギのくちばしのように長いピンセットを取り出し、
娘の耳に入れた。
ひょいひょい、と出るは出るは、
耳垢。
どっさりで出た。

密かに
「来月も来て良いですか?」
と思った。

娘の耳あか掃除…
表面だけを綿棒で取るのがやっとである。
ピンセットなんてとんでもない。
やっぱ、こういう時はプロに任せたい。
せめて、
三か月に一度、来ても良いですか?
と言いたかった。
え?
くしゃみ…?
泣いて鼻水が出て、
ゴミが流れたのか?
耳鼻科を出た頃には治っていた。
薬の処方…あるわけがない。
「もう良いですよ」

終わった。

耳あかだけだったのだ。

ともあれ、
あんなに機嫌が悪かった娘、
耳あか取れてスッキリしたのか、
機嫌が戻った。

娘が「耳〜」
と叫んでくれなければ分からなかった。

言葉を知るとは、
それを伝えるとは、
何かを認識する上でとても大切だ。
またいっぱいいっぱいお話しようね。

きっと、ね。

2016-06-26 | ~ 育児 ~
日曜、
家族サービスDay。
ということで、
太閤山ランドに行って来ました。
「ほら、トーマスだよ」

「へぇ、意外と遊べる」
子ども未来館をぐるっと一回りして、

帰りもトーマス、
「ソフトクリームは〜?」
そっちのけで、
やっぱりトーマス。


ふぅむ、
トーマスって、
女の子にも人気なんだぁ。

ただ、トーマスゴーカートが動かなくて、
「せっかく、せっかく」を連呼。
そして、
しぶしぶパトカーに乗せて、
「おんりー」
途中下車、
アンパンマンカーに切り替えて、
「おんりー」
やっぱりトーマスが良いのか、
「のるぅー」
暴れて、
強制連行。
「さぁ、帰りますよ」

疲れたのか?
眠いのか?
帰り車中では、ずっと、
「バーン、バーン(お乳)」を連呼。
ぐずってました。

「次来た時には、トーマスも直ってるよ」

きっと、

いや、

そうであって、欲しい。

娘のためにも…。

いや〜良かった

2016-06-23 | ~ 育児 ~
水曜はサークルの日である。
今日は、幼児の救護講習だ。
「お子さんにとってはつまらないけど…」
親にとっては大変重要なことだ。
続々と集まるサークルメンバー。
いつも車がお隣の男の子、
「おはようございます」
彼はおばあちゃんと参加している。
「おとなしいのね」と声をかけると、
「内弁慶なんぜ」とおばあちゃんが。
家の中では結構活発らしい。
ここではおばあちゃんの膝から離れない。

さてと、
娘はメンバーが揃うまでひと遊び。
列車を動かしたり、ブロックで遊んだり、
おっと今日おままごとで落ち着いた。
ちらっと、彼を見ると、
まだお膝の元…と?
顔が真っ赤になって、
気分でも悪いのかな?
「ううぅううぅ」
泣き出した。
そういえば、
よくぐずっている、彼。
理由は分からない。
みんなママと一緒なのに、
自分だけおばあちゃんだから、なの?
おばあちゃんは「仕方ないにか、ねぇ」
というが、
彼は、泣いている。
無意識なのだろう、
おばあちゃんの胸元に手を入れる。
乳房…
ママの象徴を探る。
けど、届かない。
どうしてかな?

仕方ない、けど、
みんな、ママのお膝で、
ぼくだけおばあちゃん。
親子サークルだよね。
ぼくだけ、ぼくだけ、ぼくだけ…
仕方ないにか…仕方ない…にか…
「ううぅううぅ…」
仕方ない、のに、涙が出る。
「さぁちゃん、一緒に遊ぼって」
紗花は呼びかける。
「あそぼぅ」
説得力がない。ならば、
ナデナデ、する。
と、
余計に、泣いた。
なら私、と、
もう一人の女の子はおもちゃを差し出す。
このおもちゃがダメならあのおもちゃ、
次々と差し出す。
あの手この手を使って、なだめる。
「優しいのねぇ」
微笑ましい姿だ。
しばらくして落ち着いたようだ。
そして、サークルメンバーも集まり、
講習が始まる。
もちろん、今日はつまらない。
お話をちんと座って聴かない。
一旦片付けられたおもちゃを引っ張り出し、遊びだす。
場内馳け廻る子、
お立ち台に登る子、
先生のお膝を独占する子、まぁ様々だ。
30分ほどの講習、だが、
後からプリント学習しよう。ダメだ。
講習も終盤、
誤飲除去実習で場内ざわめきだす。
バッグから取り出された、
ドイツ生まれのお人形、
「(げっ、リアル…)」
4歳くらいのBoyが登場。
「…えぇ、こうして、背中を叩きます」
どんどん、叩く。
気道回復、異物が出るまで、
どんどん、叩く。
すると娘は、
「わぁんわん」
泣く。
叩いちゃダメ、
と泣き出しのだ。
「さやちゃん、あぁして助けるんだよ」
ほら、トーマスも「助けてェ」って、
助かったでしょ?
娘の大好きなトーマスを例に説明する。
それで納得したか、とんとん、
とんとん、笑って、とんとんする。
「助かったねぇ、お兄ちゃん、助かった」
ドイツ生まれのリアル人形は救われ、
バッグの中に戻って行った。
いや〜良かった。
娘がこんな優しい子だったなんて、
いや〜嬉しいよ。
こうして感情は育まれるのか。

今日のサークルが終わって、
「バイバイ」
帰り際、彼も手を振ってくれた。
良かった。サークルに参加して、
彼にもそう思って欲しいなぁ。

実家に着くと、
ババが待ち構えていた。
ジャガイモ掘りだと?
小さなスコップとバケツを持って、
畑にGo!
ミネラルにまみれる娘、
「おおっきい」
ジャガイモをかじる。
洗ってないし…。
体じゅうどろんちょだ。

「もうそろそろ…」
娘を土から引っこ抜こうとすると、
根が付いている。
「あそぶ!」
娘一人泥遊びをさせて
母はババとイモを掘る。
せっせと、掘る。
全部掘れた。
もういいだろ?
娘の根っこを引っこ抜き、
浴槽プールに入れて、
ひと遊び。
遊んだら、

ご飯食べて…、
食べて…、
食べて、

なんて元気な娘だ。

昼寝してくれないか?

少しずつ、教えるからね

2016-06-19 | ~ 育児 ~
「おふりょ〜」
「プールだよ〜」
お風呂に入るのが大好きな娘、
「さぁちゃん、水着着なきゃ」
スッポンポンでプールに入ろうとする。
だぁかぁらぁ、
プールだから、
「かぁちゃんも水着着なきゃ」
自分が着たらさっさとプールに向かう。
母を置いて行くなぁ!
「一緒に入るよ」
まぁとにかく、
プールが気に入ったらしい。
しかし、
「もうそろそろ帰ろうよ〜」
「あそぶぅ」
帰りたがらない。
「上がろうよ」
促す。と、
歩行用プールに母を置いてさっさと行く。
「さぁちゃん、お母さんが先に入るから」
そして、
歩行用プールと幼児用プールを行ったり来たり。
監視員の方も苦笑し、
「バイバイ」
手を振ってくれている。
ありがとうございます。

水を怖がらなくて、
なによりだが、
浮力を楽しんだ後の“G(重量)”と、
娘の体重が、
母には堪える。

これから、
少しずつ、
水泳、
教えるからね。

ダメかい?

2016-06-12 | ~ 育児 ~
接客に加え外交と、
今月からサークル活動、
プール。
活発になるにつれて行動範囲が広がり、
忙しくなってきた。

そして、

よく寝る。

ただ、乳離れが出来ていないので、
睡眠中30分置きにママチェックが入る。
「バーン(お乳)」と言って、
むくりと起き上がり、
乳を探りムシャぶりつく、
気が済んだら、また寝る。
それを繰り返す。
離れられない…乳から。
それに重くて退けられない、時もある。

アルピニストが「なぜ山に登るのか?」
という問いに対し、
「そこに山があるから」
と答える。

娘にも同じ事が言えるのだ。
「なぜ乳を吸うのか?」
そこに乳があるから。
そして、乳から離れると、
うずうずしてくる。
乳、乳、乳…と。

「卒乳、断乳」

というフレーズを毛嫌いし、
このフレーズを耳にすると、
余計、乳に吸い付く。
乳から突き放すと、
この世の終わり落胆と絶望、
最大の不幸が一緒に来た~、
と言わんばかりに泣く。

しかし、どうしても離れなければ
ならない時もある。
私も一年に一度は検診を受けるよう、
主人に言われている。
特に主人がこの手の事に、
うるさい。
且つ
しつこい。
去年は娘が小さいという理由でパスした。
すると、今年はさらに、一際、
主人がうざくなった。
「もう…」
仕方なく、
検診を受けるため、
娘のお昼寝をそっと抜け出し、
「ばばちゃん、お願い」
ばばちゃんに添い寝を頼んだ。
もちろん、バーンは出ないが。
検診から帰ると、
「もう~」
牛のように鳴いていた。
「かぁちゃん居らんと30分泣いとった」
らしい。

「ばばちゃんのじゃ、ダメかい?」
私の乳よりデカイぞ。

娘にとって乳は、
デカさじゃなく、
出るか否か、
若しくは、
母か否か。
なのだろう。

しかしなぁ、いつまで飲むんだ?

普通…以上にご飯食べて、

+お乳…

私としては、
どんどん増える体重が、
心配だ。

君ならどうする?

2016-06-07 | ~ 育児 ~
皮膚科へ行った。
娘と同世代の子が何人かいた。

幼児スペースにおもちゃが一個。
さてどうする?

一人っ子の娘は、
「あそぼ~」
力いっぱい誘う。
大きな声で誘う。
「そんな大きい声出さなくても良いんだよ」と言っても大きい。

ガシッ
おもちゃを強奪。
独り占め。
「さぁちゃん、一緒にあそぼうよ」
と言うと、
「あそぼ~」
誘う。
が、
誘っているわりには、
おもちゃを独り占め。
こりゃいかん、
母がおもちゃを返す。
「ヤ~」
「貸してって言うんだよ」
「かしてェ」
というわりには、
強奪を繰り返し、
やはり独り占め。
「ごめんねェ」
代わりに母が平謝り、
「あ、名前呼ばれたよ」
問診に呼ばれ、席を空けた隙に、
他の子におもちゃが渡っていた。
それを見て、
やっぱり、
「あそぼ~」誘う。
が、
ガッシッ
おもちゃの強奪、
が、失敗。
上には上がいる。
仕方なく、
「ナデナデェ」
その子のほっぺを撫でる。
何度も撫でる。
なぜ撫でるのか?
分からないから、
その子は「……?」で、
おもちゃは娘の手には入らなかった。
じゃ、
「トーマス見るか?」
スマホの中のトーマスに慰められ、
事無きを得た。

周りの親たちはお互いの顔を見合わせ、
苦笑するしかなかった。

今度、分かち合う事、
共有共存を教えたいと思います。

ゲホッ

2016-06-05 | ~ 育児 ~
プールデビューだ。
この日を首長くして待った。
娘と一緒にプールで遊びたい。
いや、私が、泳ぎたいだけだ。

何年ぶりだろう?水泳。
お庭浴槽プールから飛び出し、
「おおきぃ」
プールに娘と行った。
「俺、平泳ぎしかできんよ」
と言う主人に、
「お願いね」
娘を預けて泳いだ。
開放的で無重力宇宙空間にも似て、
いや、宇宙には行ったことがない。
そういう訓練すら、イヤだと思う。
しんどいのは嫌いだ。
ただイメージで泳いでいるだけだ。

娘が生まれ、
よくよく泳ぐ夢と飛ぶ夢を見ていた。
つまり、
日常から離れたいのかなとか、
疲れているのかな、と勝手に思っていた。

とにかく、
軽い。
娘も軽い。
娘をぐるぐる回して、
「きゃはは」
娘も楽しそうだ。

最初は幼児用プールに青い顔していたが、
競泳用の隣子供レーンに連れて行ったら、
喜んだ。
よしよし、
水に親しむところから教えよう。
ただ、
注意しないと、
「ゲホッ」
水を飲む。