ひつじ草の挑戦状

色んな思いを綴ってます。

大丈夫か?

2014-12-29 | ~ 育児 ~
イブイブのぎゃん泣きのお蔭で夜中はぐっすり、いや、ぐったりと言った方が良いだろうか。
イブの目覚めは爽快だった。しかし、娘の試練は連日連夜しばらく続く。
なんと、今宵クリスマスイブは、4ヶ月健診なのだ。
昼間の新しい刺激は、夜のぎゃん泣きを引き起こす。
娘の試練のようでいて、実のところ母の試練なのだ。
ドキドキ…初めての場所、初めての行事、初めての人と初めてだらけだが覚悟を決めて、
「そろそろ行くぞッ、紗花」
あらよっと、娘をチャイルドシートに乗せて、
「じゃ、(主人が使いモノに成らなかった)また来るからぁ」と車を走らせ、行政センターへ。
受付開始は12時半、その10分前に到着。受付に母子手帳と問診票を出して、受付番号No.3。
「呼ばれるまで掛けてお待ち下さい」
長椅子に腰掛けて順番を待っている。ふと見ると、隣はNo.2だった。
「あら、こんにちは。クマさん」
「あら、そちらは、トラさんね」

がおぉ、娘はトラの着ぐるみでNo.2はシロクマだった。
これはまぁ親だけの楽しみだろう。娘たちはクマだろうがトラだろうが知ったこっちゃない。
名前を呼ばれたら着ぐるみ引っぺがされ、オムツ一丁になって身体測定だ。
それぇと虎の皮をあれよあれよと剥ぎ取られ、
「6.3キロ…と、身長…」
よしよしデカくなっているぞ。測定が終わったら、次は試験だ。
4ヶ月目に入ると音に反応するか、おもちゃに興味を示すか、首すわり、脱臼有無、さらに身体成長に関しての心配事相談があって、お医者様による健診、保健相談となる。
心配事はたくさん生まれる。次、次へと不安が募る。
「大丈夫か?」
そう尋ねられる度に、余計に不安になる。
「大丈夫、大丈夫」って宥めて欲しいのに「大丈夫か?」逆に追い打ちを掛けられる。
初めての出産、育児…初めての経験ばかりで、
つい…「私、医者じゃない」とイラッ来て、ついつい主人に当たってしまう。
No.2のクマさんは夫婦で来ている。
いいなぁ、羨ましいな、心強いだろうなと、ぎっくり腰の主人に溜息を吐いてしまう。

程々に…

2014-12-26 | ~ 育児 ~
クリスマスイブイブの23日、主人は「ぎッ」
ぎっくり腰をやった。ちなみに去年もやった。
という訳で、私は紗花を連れて実家に戻った。
実家では、アウトドアクッキングジジちゃんがローストチキンを焼いていた。
ジュー、ジュー
「なんだ、(婿は)来んがか?」
あれ食べたい、これ食べたい、美味しかったぁ~と食うばかりの主人に、ジジ料理ってヤツを婿に教えたいと意気込んでいたが…。
「使いモノにならん、置いて来た」
育児戦線早くも離脱、育児の邪魔。
両手を伸ばして「抱っこぉ」と言えない娘を抱く事すら出来んとは、可愛そうに…。
さらに可哀そうなのは、妻の私だ。
嫁ぐ時、主人が使えるか使えないか、その判断は極めて難しいと悟った。
「あ…」
パッパッポポポロポロ…
私が実家に着いた頃を見計らい、電話が鳴った。
「はいもしもし、あぁ~戦力外通告出されたんだって」
主人からの謝罪の電話に、とっても明るく応対するババちゃんであった。
しかし、ババちゃんに謝ったって、傷ついた婿の名誉挽回、汚名返上に成る訳もなく、魔女の一撃から復活するわけでも無い。
「大事にしとられぇ」
プチ、
用が無ければ、あっけなく電波は遮断される。
ツーツーツー
「自業自得よ」
ストレッチしてないからだ。私のヨガ教室に通いたいと言っていたが、願い下げである。
さ、サンタのジジちゃんとババちゃんのちょっと早いクリスマスプレゼントを鳴らして、
「歌うぜ、紗花ッ」ジングルベルに、真っ赤なお鼻のトナカイさん、私が歌って踊って、
その日の夜、昼間の興奮冷めやらぬ、夜のぎゃん泣きが続いたのは言うまでもない。
クリスマスの教訓…乳幼児、昼間の刺激は程々に…。

結構…なのよ

2014-12-23 | ~ 育児 ~
お食い初めの儀で、戴いたデッカイ目出鯛は、
「幸子さん、食べて…」と、私に回って来た。
しかし、夫婦二人で食べきるなんて心苦しくて、とても出来ない。
だから、
ピーピーピー、
翌朝五時に炊き上げて、鯛めしを作った。
これこそ、義父様義母様と実家の両親に御福分け(御裾分け)。
「んめぇ」とご満悦の主人だ。
そりゃ…良い鯛使っているもん。
「鯛、また買って来るか」
ドアホか?はたまた、料理の苦労を分かってないだけだ。
誰が、頭付の鯛を三十分かけて身を解し、骨を取って、炊き上げるのか?
「あなたまた大変なのに…」と義母様は、もちろん分かって下さいます。
しかし、私もお調子モンで、「いえいえ、ジャーが炊きますので、大丈夫です」
おほほほほ…と。
まぁ…義母様f心配するのも無理はない。
妊娠中10キロ増えた体重は、産後13キロ減った。
宴の席で、
実母に「この子、どんどん痩せていってね…」と言われ、
こりゃマズイ…と思ったのかもしれない。しかも、
横浜からお越しになった義兄様にまで心配された。
つまり、私が痩せたのに気が付かないのは主人だけだ。
母乳育児というのは、結構、やつれる。
そして、美味い母乳を出すというのは、結構、神経を使う。
娘が「ごきゅごきゅ、ごきゅごきゅ」と、飲んでくれる飲みやすい母乳を出すには、ある程度、節制や食事制限が必要だ。食事を節制すると、自然と痩せる。そして、育児と主人の世話という運動量が増えると…、やつれるのだ…。
母乳はそれこそ血液…どんどん娘に飲ますと貧血になる。だから、食べる。
しかし、ドンドン痩せる。なぜか?
主人の世話が結構、大変だからだ。

生まれて初めて…ありがとう

2014-12-16 | ~ 育児 ~
そこには私の両親もいて、宴の席が用意されていた。
小さな御膳に御赤飯の御粥にお吸い物、煮しめ刺身、
そして、大きな鯛がどーんとテーブルに乗っていて、
さぁ、お食い初めの儀だ。
娘は義母様に抱かれ、祖母の手からそそと一口ずつ食事を箸で運ばれ、食べる真似をする。
次々と、ゆっくり、ゆっくり食べて…
「これ、何です?」
白いキレイな石を口に近付けた。
「歯固めの石といって…、」
丈夫な歯になりますようにという願いを込めて、石を食べる真似をするのそうだ。
これで、一生食べ物に困らないだろうと思う。
きっと、この子も私のように実家に行っては、大量に食材を強奪し、そして、
「あ~ぁ、ありがとうございます」と義母様の作るお野菜を有難く頂戴して、
あれこれと料理するのだろう…か?それとも、私の作った料理をそのままタッパに詰めて嫁ぎ先へ持って行くのだろうか…。料理するのか、しないのか、彼女の興味次第であるが、いずれにしても、私たち夫婦も畑でお野菜作るのかな…と思う。
かれこれ宴も30分を過ぎた。
「あぁ、そろそろだね」
娘は愚図る始める。お腹が空いてきたのだ。
「すみません…お乳タイムですので、」途中退席をする。
主人が娘のオムツを替え、ドレスから普段着に着替えさせている間に、三十分かけて着付けて貰った着物をさっさと脱ぎ捨て、お乳タイムに入る。
たっぷり三十分かけてお乳を飲んで、宴に戻る…と、
「あれれれ…?」急に暗くなった。そして、「Happy Birthday」の曲と共に運ばれ来たのが、
「わぁお」大きなケーキである。
一本大きなキャンドルに、祝百日のプレートと、
「これは、いらんやろ?」私の年齢38の数字キャンドルが付いていた。
主人と紗花と、私でキャンドルの炎を消して、
「こんな嬉しい誕生日…生まれて初めて。紗ちゃん、生まれて来てくれて本当にありがとう」
初めて、結婚して、妊娠して、母になって、本当に良かったと思えた瞬間でもあった。

午から未へ

2014-12-15 | ~ 育児 ~
ちょこちょこ時間を見つけて、
娘のクリスマスプレゼントにお帽子作りました。

「やっぱり、羊が好きなんだね」

「別に、来年の干支だし…」
それに、私の…ひつじ草って、スイレンだし…。


「え?来年未年け?」

「ってか、今さら?」
この年の瀬に、この人、何言うんとんじゃ…。
          ↑
         主人です。

はじめまして、塩の神さん

2014-12-03 | ~ 育児 ~
近所の神社、多久比禮志(たくひれいし)神社には塩の爺さんが住んでいる。
塩を持った長い白髭のおじいさんで、そこを守っているのが若い宮司さん。
我が家とは遠からず、深い、深い御縁があるようなので、結婚してからよくよく足を運び、手を合わせるようになった。今回は、そこの神社さんで初宮参りの儀をお願いすることになった。
その日は、冷たい雨の降る日で、
「そういえば…、」
娘が生まれた日も雨。強い雨風で、夏の嵐の日だった。
窓に打ち付ける激しい雨音を聞きながら、この子も激しい気性の子になるのかと、思ったものだ。案の定、にぃ…と笑ったかと思ったら、次の瞬間には泣いて、と感情の起伏がとても激しい。根性が座っていて、気性は激しいが、ちゃっかりしている娘。
カメラ目線は欠かさず、イベントごとには滅法強い。
「紗花、集中、集中」
前々日のほんこはん(報恩講)も御坊様のお経を40分ほどニコニコしながら聞いていた。
赤子の割には高い集中力なのだ。
お宮さんに着いてその高さが実証された。
太鼓が打ち鳴らされ、
ドンドンドン…、
「さぁちゃん、神さんが降りて来られたよ」
詔(みことのり)も、しっかり聞いている。よしよし。
シャラシャラ、シャラシャラ、
大麻(おおぬさ)、鈴の御払いが終わって、
「えらかったぁ(賢かったぁ)、さぁちゃん」
無事、初宮参りの儀が終わった。
さぁ、次なる会場は車で移動し…と「しッ、静かに」
娘は、ベビーシートの中ですやすやと寝てしまった。
こんな小さいのだ、「じっとして…」なんて、やはり疲れるよね。
でもね、まだイベント続くから。
寝ている間に、百日のお参り、お食い初めの儀の会場に着いた。
義母様に用意して頂いた純白のウエディングドレスのような、セレモニー衣装に着替えてと。

ちゃんと躾けるから、ね

2014-12-02 | ~ 育児 ~
お食い初めが終わったら、
やはり、

食べる練習でしょう。

実家から離乳食セットを戴いたことだし。
きちんと、お行儀よく食べられるように、
お母さんが、しっっかり躾けるから、ね。

最近では、夕食は一緒のテーブルで、
「いただきます」の真似しています。

ベビーチェアに座ってくれるようになって、

本当に家事がし易くなりました。
有難いです。

つい先月までは、泣いて愚図るのが心配だった。

それが無くなって…子供の成長って早いなぁ。

クリスマスって意味が分からないと思うけど、
サンタさんから、プレゼント…待っててね。