ご近所交流会、収穫祭

日曜、町内総出の
収穫祭が公民館で行われた。

ビールにジュースお寿司豚汁無料奉仕、
さらに、ジャグリングの小次郎ショー、
ビンゴゲームでザクザク景品など等…、

「初めて行くがよ」

そういうのが苦手な主人、
結婚し、娘生まれ初めて、
そういうのに参加する気になったそうだ。

そういう私も、
そういうのは得意ではない。

なのになぜか、
「ここがいいわ」
最前列かいな。

「あら、かわいい男の子？」
お隣に座ったには、
なななななんと、
「って、四人目…ですか？」
そんなほっそい体で？
四人の子の出産、お疲れ様です。
それを見て、
義母様、
「兄弟欲しいって」
腹話術かいッ！
「義母様…。」
娘は、弟妹欲しいって、
一ッ言ッも言ってませんから。

ふいと後ろに目を移すと、
「いくつ？」
一つ上のお兄ちゃんがいた。
一緒に登校かな。

さてさて、
ショーが始まったぞ。
ジャグジャグジャグジャグリングショー。
「じゃ、ちょっと手伝って、」
アシスタントすることになった。
私がステージに立つと、
私も、と娘も躍り出る。
それを必死で制す義母様。

ステージに立つのは、まだ早いッ。

アシスタントの功績として、

大収穫だ。

娘も大喜びである。


といわけで、
収穫祭はご近所、紗花の同世代の交流会となって幕を下ろした。

仲良く出来るかな～～？？

ぶどう狩り

従姉妹が遊びに来て、
紗花の再従兄妹を連れて来てくれた。
そう、ぶどう狩りである。

「いらっしゃ～い」

大歓迎のお兄ちゃん、お姉ちゃん…

のはずが、

一人面白くない顔をしている。
ぶすぅとした顔で、

「う、うぇ～～」

しまいには泣き出した。
突然の来客に驚いたのか、
ま、兎にも角にも、
「ぶどう狩りだ、こっちだよ」
取り放題だ、
心ゆくまで存分に獲ってくれ。
「そんなに食べ切れないよぉ～」
という母の声も聞かず、
パッチンパッチン、
「ハサミ、上手だなぁ」
こんだけデカくなったら、
結構なんでも、上手いな。
「おじちゃんも手伝ってやるぞ」
パッチンパッチン、
ノリに乗ったおじちゃんの主人である。
穫った穫った、で、
さ、うちの中に入って…、
運動会だった。
そのうち、
お兄ちゃんお姉ちゃんにも慣れて、
紗花も参戦。
かけっこ出来ないのに、一生懸命、
和に入ろうとする、そして、
後を追いかけるようになった。
だが、

ベシッ

まだ表現の仕方が分からない小さな娘、
お姉ちゃんを叩くし、髪を引っ張るし。
「痛い痛いだよ」
お姉ちゃん泣きそうじゃねぇか！？

それに比べて、
「おっ、お兄ちゃん優しいなぁ～」
ケンカしても猫パンチ止まりだそうだ。

一緒に遊べる同世代がいない紗花には、
初めてのお兄ちゃんお姉ちゃん、
どう思ったのだろう？

「ご飯だよ～」

ご飯も一緒に食べて、
運動会、さぁ後半戦。

家中使って、
障害物競走、
隠れん坊。
「靴下なくなったぁ」
帰る間際の失踪事件、
「ないないなぁい」
次の日には出てきた。

そんなぶどう狩りでこんな運動会、
帰っちゃったら急に、
「淋しいなぁ～」
運動会保護者の主人はバタンキュウ。
しかしな、二人目こしらえるってのは、
「兄妹が出来るって、こういうことよ」
毎日運動会だよ？え？
本気かい？？
問い詰めたら、
「兄弟姉妹ってやっぱり必要よ」
代わりに義母様が答えて下さった。

「…。」
努力はします。
で、紗花は？

急に大人しくなった。

複雑なんだろうな…。

お姫様の地位からの転落、
姉になるということ、その立場、
今までようには行かないだろう。

それはさておき、
「これからどんどん交流深めよう」
ということになった。

集団生活の第一歩である。

授かったら、ね

娘が成長し、
自然とこういう会話になります。

「さぁちゃん、妹か弟、欲しい？」

授かる、とも分からない命に、
欲しいか、どうか、なんて、
大変おこがましい話ですが、
40歳一歩手前の私には、
今頑張っておかないと、
と、焦るのです。

そんな話をされて、
「ブゥ～～」
ご飯を吹き飛ばす娘、
大変憤慨している様子。

今までお姫様だったこのベビー、
モンスターの地位から転落する、
と思ったのか？は分からないが、
最近ますますモンスター化した。

「酷いもんね」
食後の掃除が大変です。

「なぁもし授かったら…、
こっちのモンスター、自然と俺だよな」

もちろん、
ベビーモンスター付きっ切りで、
お世話、お願い致します。

それでも、
欲しいのか？

自問自答し、

授かったら、ね、



「

第一次反抗期

1歳になり、
第一次反抗期に入りました。

なんでも、

「ブゥ～～」

ツバを飛ばして、
反抗してきます。

今朝は、
お味噌汁を飛ばされました。

頭から豆腐ワカメが降ってきます。

思春期にかけて、
どうなるのでしょう。

不安です。