義経「そんな話があったのか…戸隠に」と呟いた時、コツンとぶつかってきた義隆を見て「子供に能の話はちっと早かったか。寝ちまった…。瑠璃、頼む」と瑠璃に隣の部屋の松尾と河合の隣に布団を引いてもらって、義隆の帯を解いて法被を脱がせて、山吹と寝かした。
義経「初音に楓に演目『紅葉狩』…さんきゅっな」と隣の部屋を遮る戸を閉め、義隆に付けられた桐生織り帯をギュッと握り閉めた。と、何か言いたそうな富樫の顔が目に映ったので、義経「富樫、あの若作り女…いつから繭子に付いている?」と質問してみた。
富樫「お前らが能登を離れて、俺が転がり込む直前らしい」
義経「俺らが都追放されてから1年後か…。それに話を逸らされた機密文書も気になるな…」
京での俺らの行動監視役に静が付けられ、朝廷勅旨“機密文書奪還”に繭子が、そして、“天叢雲剣”の行方を探るために俺ン所に嫁いだ郷で、
俺が郷、静に弁慶、繭子に富樫、それぞれ隠密(スパイ)の調査(スパイ)に当たっていたが…、
サブ「それぞれ、手ぇつけちゃって…」
ロク「ダメじゃん、任務守んないと!」罰として正座だ、正座!って俺の真似したから、
義経「ちょっと待て、俺が自分の正妻に手を付け、ツバを付け、何が悪い!」
富樫「まぁ、まぁ。どうどう、いいじゃねぇか、俺も正妻が欲しかった所だし…」
弁慶「お前ばっか妾に正妻いっぱいで、ずるぃだろ」みんな平等に正妻持って万事OKッ!
義経「って、ちょっとタイムな。おめぇらさ、俺の妾を正妻にして…自分で嫁、見つけろよ」
弁慶「この時代、正妻が妾を兼ねるって当たり前の話だ。お前の母親だって、色んな色男の妾になってる」
義経「俺の母上は容姿端麗、頭と勘が良いからそれで世渡りしてんの!」
って、ただ今、母上失踪中。俺の後を追っかけて奥州に向う途中で消息が途絶えた。
そこらへんを与一らが捜索に当たっているが…ちょっと心配してる…別の意味で。
弁慶「なぁ、常盤様の香りって橘(たちばな)?」
義経「あぁ、橙(だいだい)な。母上は自分の名前に由縁した香りを使っていた」
常盤とは常葉(とこのは)とも書き、松と同様、常緑の葉で朽ちないことから「永遠」に例えられ、縁起がいいから文化勲章のシンボルマークにもなっている。伝説では不老不死や永遠の生命力の霊薬として橘(大和蜜柑)が使われ、生薬の効果として皮を乾燥させて風邪薬、そのまま食ってもビタミンCの摂取で、雛祭りン時は、右近の橘(たちばな)、左近の桜で飾り、厄除けだ。それに橙(だいだい)は代々に当てられ、御家の子孫代々繁栄すると橘(立花)家が家紋で使っているって話だ。
義経「初音に楓に演目『紅葉狩』…さんきゅっな」と隣の部屋を遮る戸を閉め、義隆に付けられた桐生織り帯をギュッと握り閉めた。と、何か言いたそうな富樫の顔が目に映ったので、義経「富樫、あの若作り女…いつから繭子に付いている?」と質問してみた。
富樫「お前らが能登を離れて、俺が転がり込む直前らしい」
義経「俺らが都追放されてから1年後か…。それに話を逸らされた機密文書も気になるな…」
京での俺らの行動監視役に静が付けられ、朝廷勅旨“機密文書奪還”に繭子が、そして、“天叢雲剣”の行方を探るために俺ン所に嫁いだ郷で、
俺が郷、静に弁慶、繭子に富樫、それぞれ隠密(スパイ)の調査(スパイ)に当たっていたが…、
サブ「それぞれ、手ぇつけちゃって…」
ロク「ダメじゃん、任務守んないと!」罰として正座だ、正座!って俺の真似したから、
義経「ちょっと待て、俺が自分の正妻に手を付け、ツバを付け、何が悪い!」
富樫「まぁ、まぁ。どうどう、いいじゃねぇか、俺も正妻が欲しかった所だし…」
弁慶「お前ばっか妾に正妻いっぱいで、ずるぃだろ」みんな平等に正妻持って万事OKッ!
義経「って、ちょっとタイムな。おめぇらさ、俺の妾を正妻にして…自分で嫁、見つけろよ」
弁慶「この時代、正妻が妾を兼ねるって当たり前の話だ。お前の母親だって、色んな色男の妾になってる」
義経「俺の母上は容姿端麗、頭と勘が良いからそれで世渡りしてんの!」
って、ただ今、母上失踪中。俺の後を追っかけて奥州に向う途中で消息が途絶えた。
そこらへんを与一らが捜索に当たっているが…ちょっと心配してる…別の意味で。
弁慶「なぁ、常盤様の香りって橘(たちばな)?」
義経「あぁ、橙(だいだい)な。母上は自分の名前に由縁した香りを使っていた」
常盤とは常葉(とこのは)とも書き、松と同様、常緑の葉で朽ちないことから「永遠」に例えられ、縁起がいいから文化勲章のシンボルマークにもなっている。伝説では不老不死や永遠の生命力の霊薬として橘(大和蜜柑)が使われ、生薬の効果として皮を乾燥させて風邪薬、そのまま食ってもビタミンCの摂取で、雛祭りン時は、右近の橘(たちばな)、左近の桜で飾り、厄除けだ。それに橙(だいだい)は代々に当てられ、御家の子孫代々繁栄すると橘(立花)家が家紋で使っているって話だ。