ひつじ草の挑戦状

色んな思いを綴ってます。

元祖万能細胞の成長

2014-01-30 | 日記
マツコさんを見て…

「あぁ~、ミスド…食べたぁ~いッ」

と、行きました、ミスド。
すると、
マツコさんの柔らかそうな肌がいっぱい並んで、
柔肌ドーナッツをいっぱい買って、
スクラッチチャンスをGETしました。
結果、

当たりました。

やったぁ~、当たったよぉ~、
みてみてぇ、と先日から縫っていた赤ちゃんの肌着を着せて、
そこらへんに飾っておきました。

すると、お風呂に入っている間に、
忽然と消えて、

義母様が抱っこしておりました。

喜んで頂いて、嬉しいです。
さて、次は、おむつカバー7セットくらい…作るかな。


昨日、検診を受けてきました。
赤ちゃんも10週目に入り、
オタマジャクシっぽいです。

受精卵が万能細胞の元祖なら…、
刺激を与えれば、成長するかな?

それはさておき、
STAP細胞万歳ッ!

散華の如く~昔の私、今の私の、接点~

2014-01-29 | 散華の如く~天下出世の蝶~
明智「鉛も通じぬ信長様にて、驚きましてございます」
どうやら、大事に至らず。
帰蝶「そう、それは良かった」ほぉ…と、胸を撫で下ろした。
明智「…私、これにて…」
帰蝶「お待ち下さいませ」
さっさと立ち去ろうとする従兄殿を呼び止め、
木箱に仕舞っておいた例の密書を取り出した。
“琵琶の風を、お聞かせ致しましょう”
「この文…最初から、分かっておいでだったのございますか?」
明智「何の事に、ございましょう?」
帰蝶「お市と長政様の事、分かっておいでだったのでしょう?」
明智「信長様がご所望された事を、遂行したまでにございます」
帰蝶「では、あの石山本願寺も、延暦寺も、そうなのですか?」
明智「私に、信長様に背け、と仰せで?」
帰蝶「いえ、ただ…殿があらぬ方向に行かれてしまうのでは…と、不安で」
明智「その時は、私に止めよ、と?」
やはり、微かに笑った。
帰蝶「妻の言う事に耳を傾ける主ではございませぬ、故…」
明智「幼き貴女は、御父上にも、よう意見されておられた」
今度は、はっきり、私に笑ってみせた。
帰蝶「父に意見する娘であれば、殿の許に嫁いではおりませぬ」
明智「如何でしょう?昔のように、狩りに、ご同行されては?」
帰蝶「狩り…そういえば、久しく行っていないわ」
父の猪狩りと殿の鷹狩り、同行した時の昔の記憶が、重なった。
明智「良き狩場がございます。ご案内致しましょう」
帰蝶「御心遣い、有難く存じます」
明智「では…」
礼して、すぅ…と、
静かに、音も無く、
下がってしまった。

生命って、神秘だわ…

2014-01-28 | アクセサリー
妊娠してからというもの、
夫「大丈夫か?気分は?」と、
問診が朝夕問わず、
頻繁に行われます。
よって、
妻「きもい…」
そう素直に答えると、
夫「俺が、きもいのか?」
そうとも、言えます。

全てにおいて、
きもい…きもい…
口癖のように、
きもい…きもい…
そう言っていた。

しかし、
妊娠8週目を過ぎて、
娘「ねぇ、私…本当に妊娠してるのかな?」
お医者様でもない主人や実母に問います。
母「腹デカいじゃない」
何言っての?この子…?
って顔されますが、
心配です。
だってだって、
体重が減って、
つわりが無く、
ヨガも絶好調。
主人に対するイライラは…と、
これは、相も変わらずですが、
あれだけ
きもい…きもい…
胃のむかつきで?
主人に当たり散らしていたのに、
当たる理由が無くなった。
体の変化が止まったのだ。
変化が止まったとはいえ、
まんま観音様のようにはデカくないが、
私史上デラックスにデカ乳でパンパン。
(母乳の準備だそうです)
下腹部も、風船のように膨らんでいる。

おい、本当に、そこにいるのか?
いたら、返事してくれよぉ~。

って、そんな状態です。

妊娠って、一体…何なんだ?
生命体の中に、
もう一つの生命体が存在し、
勝手に細胞分裂する…って、

何なんだ?

母体の不思議に、生命の神秘に、
首を傾げる日々です。

さて、
こんなん作りました。










私…癒されたいんだと、実感しました。



散華の如く~先の裏切り、果ての裏切り~

2014-01-28 | 散華の如く~天下出世の蝶~
果たして裏切りとは、どちらが先に裏切り、
結果、どちらが裏切り者となるのであろう?
帰蝶「お、お市、無事で何より…」
市は三人の娘を連れ、私たちの許へ戻った。
しかし、長政殿との愛と、戦の爪痕は深く、
お市「無事…?兄上も、義姉上様も、鬼にございます」
心に負った傷は、重かった。
帰蝶「その、…すまぬ」
お市にとって、我らは逆賊。裏切り者でしかなく、
市の愛する者とその幸せを奪った、鬼でしかない。
信長「次は、この兄を裏切らぬ者にしよう」
お市「次…?兄上は女子を何かとお思いで?」
信長「娘が三人も居れば、末が案じられよう」
ひらり、赤いビロードのマントを翻して、
帰蝶「殿…、また、行かれるのですか?」
戦の鬼と化し、この頃から、
殿の異名は、赤鬼となった。
信長「坊主は、好かん」
朝倉討伐石山本願寺、浅井一掃比叡山延暦寺の焼き討ち、
加賀の一向一揆。殿は反発する門徒宗を根絶やしにした。
戦の知らせが入るたび、耳を塞ぎたくなるほどであった。
そんな折、
帰蝶「え…、可成様が…?」
槍の名手森 可成様と殿の弟の信治が討ち取られ、
さらに悪い知らせは続き、殿が足を負傷した…と。
明智「雑賀衆の手の者に、」
帰蝶「それで、殿は…?」
すると、
明智「くす…」と、微かに笑った。
帰蝶「光秀殿…?」

散華の如く~裏切りでしか、生きれぬ男よ~

2014-01-27 | 散華の如く~天下出世の蝶~
帰蝶「光秀殿の立場もお考え下さいませ」
信長「立場?」
浅井家との縁談も、
上洛を果たせたのも、
明智様のお蔭であった。
それなのに、
再三の上洛参集令を無視。
将軍義昭の怒りを買った。
帰蝶「今はその怒り鎮めること先決。ここは足利様に従い、上洛し…」
信長「慕い従う者を選ぶ時代である」
帰蝶「然様浅はかで、国が治められましょうか?民が慕い、従いましょうか?」
信長「そなたが慕う従兄殿は、従う男か?」
帰蝶「は…?」
明智様の功労が、
殿の信頼に値するかといえば、
その逆、殿の疑心を助長した。
信長「裏切りで生きた男は裏切りでしか、生きれぬ」
ふらりふらり、
浪人が信頼を得るのは難しかった。
忠義、報恩を最重要とする殿には、
些か、理解し難い男に写るようで、
何かにつけて、彼の、
忠義、信頼を試した。
いや、その裏切りを証明してみせた。
それが1570年の、姉川の合戦である。
お市が浅井家に嫁いで3年目。
織田徳川連合軍と朝倉浅井軍が、美濃と近江の国境で衝突。
殿の仰る通り、
明智様は、またしても、
裏切り者となってしまった。

散華の如く~明智を、呼べ~

2014-01-25 | 散華の如く~天下出世の蝶~
腹の底が読めぬ男は、その後、
殿に呼ばれ、取り立てられた。
その二年後、
信長「しかし、目障り」
お市と長政殿の関係は良好、子宝に恵まれ、
女子(茶々)が生まれた、という文が届いた。
美濃と近江の繋がりが濃くなると思いきや、
帰蝶「また、朝倉様…にございますか?」
何かにつけて圧力を掛けてくる越前朝倉に怒り心頭に発し、
浅井と縁続きの朝倉が目障りでしょうがないというご様子。
浅井家と同様、朝倉家とは同盟関係にあり、
不戦の誓いを立てている。よって、動けず。
信長「雑賀孫一」
さらに、殿の北近江侵攻で、周辺各国が慌ただしくなった。
この頃から、織田包囲網(反織田勢力)が厳しくなり、特に、
紀伊の武力集団と恐れられる雑賀衆が、殿に強く反発した。
帰蝶「雑賀衆は優れた鉄砲隊養成、編成しているとか…」
信長「雑賀…」
バサッ、
パッタン、
バサッ、
扇を開いては閉じ、開いては閉じて、それを繰り返し、
納まらぬ腹の虫をただただ煽っているようにも見える。
帰蝶「私の願いは、娘たちの幸せだけにございます。今は、怒りをお鎮め下さいませ」
パッタン、
信長「姪子らの幸せ…?」
帰蝶「今、事が起こせば、お市と長政様が…」
信長「あの婿では、市を幸せに出来ぬとみた」
帰蝶「は?」
信長「明智殿はどこか?これへ」

散華の如く~読めぬ男よ~

2014-01-24 | 散華の如く~天下出世の蝶~
同年、北近江との同盟のため、
妹のお市を浅井家に嫁がせた。
この時、お市は二十、長政殿は二十二。
お市、美濃平定を待っての婚儀であり、
14,5で嫁ぐ武将の姫君としては遅い。
しかし、是が非でも結びたい和議、婚儀であったために、
殿直々に調度品や諸々費用を工面して回るほどであった。
北近江と手を結ぶことは上洛の道であり、
天下布武に繋がる道であった、それ故に、
市という尾張一の絶世の美女を嫁がせた。
帰蝶「長政殿も、お市がお気に召したそうで…。ほっと胸を撫で下ろしました」
信長「そなたの従兄殿に、礼をせねばなるまいな」
この婚儀の一番の功労者は、あの明智様であった。
その彼は主不在の、ぶらりぶらり、牢人であった。
帰蝶「あちらこちらと定まらず…。これでは娘らが哀れにございます」
信長「ほぉ。その娘が…」
帰蝶「何を、お考えで?」
信長「その娘らに会ってみたいと思うてな」
帰蝶「…。あの、」
あの時の娘…今、四つになったか。
“珠子”
私も会いたいと思ったから、
「御従弟殿に、美濃に戻って頂く事…叶いませぬか?」
こう願い出た時、
不意に父の言葉が過った。
“あの男、分からぬ”
何が分からないのか、
私には分からないが、
信長「あの男…読めぬぞ」
父と同じ事を言った。

散華の如く~嫁婿人質交渉~

2014-01-22 | 散華の如く~天下出世の蝶~
信長33歳の時、岐阜城が完成した。
そして、ここから殿の躍進が始まる。
越後上杉家とは友好関係を築き、
甲斐武田家とは和睦同盟を結び、
周辺各国諸大名への守りを強化。
しかし、
信長「勝頼夫人が亡くなったと…」
帰蝶「え…」
私の、養女の一人、遠山夫人である。
武田信玄の嫡男勝頼に嫁がせた娘で、
実際は殿の妹君の娘、姪っ子である。
あの…お寧々、可愛ゆうございますね
あの時、私が女子を欲しいと願ったから、
殿が娘として貰い受けて下さった姪子で、
いずれは敵国へ嫁と、分かってはいたが、
可愛い可愛いで、目を掛けた子であった。
「嫁いで三年、まだ十五…これからが花ではありませぬか」
難産の末、母子ともに死去。
この時代の出産は命を削る。
信長「ふむ…、帰命丸を元服させるか」
帰蝶「え?丸はまだ、十にございます」
信長「来月11。松を貰い受けようと思うてな」
武田信玄の五女松姫の事で、
帰蝶「まだ六つの子供ではありませぬか!?」
信長「霜月に婚約の儀を執り行う」
帰蝶「11月?そんな急な…」
信長「七五三で広帯締めて婚約の儀、どうじゃ、一挙両得であろう?」
帰蝶「子供は、そんな急に大人になりませぬッ」
信長「形だけじゃ、支度せよ」
この年の11月信忠と松姫の婚約は成立したが、婚儀には至っていない。

散華の如く~義父の墓標、岐阜~

2014-01-21 | 散華の如く~天下出世の蝶~
下剋上乱世、天下道まっしぐら、マムシと恐れられた斎藤道三は、
息子に裏切られ、長良川の畔で、伯父長井道利に、首を獲られて、
娘婿の目の前で、幕を下ろした。その敗れた夢は娘婿に託された。
その後、兄義龍は病死、謀反首謀者の伯父長井道利は追放された。
かつて家臣は織田家に寝返る者、新しい主を求めて彷徨う者様々。
帰蝶「なんとさもしいことか…」
私の美濃は、見る影も無く、
ボロボロ、音と立てて崩れ、
ボロボロ、涙が溢れて流れ、
ボロボロ、私は心が折れた。
そんなボロボロの城は、
信長「早う、取り壊せ」
新しき城に生まれ変わった。
美濃再建と城下町の整備が急がれ、
私の幼き日々の思い出と、兄の影、
戦の爪痕は、きれいに払拭された。
「ここは、美濃にして美濃に非ず。そなたも、もう濃ではない」
殿は、我が父のため、そして、
私のため、新たな国を拓いた。
帰蝶「では、ここは一体どこなのでしょう?私は、何と名乗れば良いのでしょう?」
信長「ここは義父の墓標、そなたはうつけの妻で良かろうが」
帰蝶「まぁなんと立派な御墓…、父も喜びましょう」
信長「周王朝文王が岐山(キサン)にて天下を平定。それに因み、この地を岐阜とする」
帰蝶「ぎふ…」
信長「義父殿も、ここからなら見物出来ようが」
ピシッと、扇で指示された方向は、
帰蝶「琵琶…?」
信長「その先の、京。この乱世、京で終わる」
その誓いの朱印『天下布武』を私に見せた。
帰蝶「殿、あなたはどこまでも…、大うつけにございますね」

散華の如く~父の悲願、美濃平定~

2014-01-20 | 散華の如く~天下出世の蝶~
殿は笑っていたが、
私は尼になる気も、
菩提を弔う気も、更々なかった。
信長「さて、安藤の気持ちを察して…」
殿は美濃攻略のため、安藤に使いを立てた。
「サルを使いに出すかのう」
帰蝶「え?藤吉郎殿を?信輝か、我が弟の方が、宜しいのでは?」
格下の藤吉郎殿を使いに出しては、
無礼にあたるのでは…と思ったが、
殿の考えは、私のとは違っていた。
信長「この大役果たせるは、あやつしかおらぬ」
帰蝶「どこまでもサルが可愛いのでございますね」
織田家臣の娘寧々を、ほいほいすんなり嫁がせて、
またまた大手柄を取らせ、出世街道に昇らせて…。
信長「サルは、縁起良いでな」※難が去る
帰蝶「お使いザルが、手ぶらで戻ることはないと?」
信長「まぁ、見れおれ。今やサルも立派な戦人」
殿の読み通り…と言うべきか、殿はサルに戦人を超えて天下人に仕立て上げた。
この時、安藤の娘婿 竹中 半兵衛はサルと出会っていた。
半兵衛は浅井家に取り立てられた後、秀吉の軍師となる。
そして、
秀吉は二大軍師二兵衛と称される半兵衛、黒田官兵衛と共に、
本能寺の変の後、明智光秀を打ち、天下を目指すことになる。
帰蝶「田畑を耕す民から戦人が一人、また一人生まれる…下剋上とは、悲しきかな」
信長「誰もが天の傍に居るという事である」
サルを使いに送り、安藤と他長井の抵抗勢力と手を組んだ。
1567年、美濃は謀反、内乱の中、私の目の前で、落城した。
帰蝶「私の故郷…稲葉山金華城が燃えている」
事実上、尾張が美濃を制圧、美濃は殿のものとなった。
ようやく、父の、道三の遺言「国譲り」が果たされた。