ひつじ草の挑戦状

色んな思いを綴ってます。

散華の如く~やっとこさえたのに…~

2013-07-31 | 岐阜城~刀剣美濃の道~
丁度、お医者様が着いた頃、
子供たちはサルと遊び疲れ、
ぐっすり眠る夜半のうちに、
“おんぎゃ~、おんぎゃ~”
大口開けて叫ぶ赤子が、
やっとこさ…生まれた。
帰蝶「良くやったな、塩川…」
塩川「…は」疲れたのであろう、
それ以上の言葉を発しなかった。
帰蝶「…」
私はサルの沸かした湯に手を入れて、
ちょろちょろ…水を足し産湯を作り、
ちゃぷちゃぷと赤子の垢を落として、
私の過去、この手に残るぐにゃりとした感覚を洗い落とした。
産湯では赤子がぎゅぅと握り拳、初めての世界に怯えていた。
産後の処置を終え、疲れて眠る熙子様の御傍に赤子を眠らせ、
「塩川、そなたも休め」
塩川「…すみません…」
起きていたも邪魔になると、
「お先、休ませて頂きます」
もぞ…もぞ…、
用意された床に潜り込み、
くぅ…、くぅ…、
規則的な寝息が聞こえた。
規則を打ち破り、んんと、
熙子様が、目を覚ました。
私は、さぞ嬉しかろうと、
帰蝶「女子であったぞ」
そう声を掛けた。しかし、彼女は、
それと聞いて、がっくり落胆した。

散華の如く~まこと小さき次期当主様~

2013-05-23 | 岐阜城~刀剣美濃の道~
小堀「…美濃は、」
そして、小堀は稲葉山城、地下の見取りを、クシャ、
ぽいと、松明の炎に放って燃やそうとした。しかし、
一旦水に浸した美濃の油紙、容易く燃えてくれない。
「強うございます」
じわりじわり、じじじ…と、
ゆっくり燃える美濃の和紙、
信長「只では落ちぬか」
ぱらぱら…、黒く焼け落ち、
最期の一瞬、強く光を放ち、
帰蝶「…」
灰になって落ちてしまった。
小堀「御淋しゅうございますな」
ちらり、と、
一瞬と私を見て、
ふと目を落とす。
帰蝶「時代時代、古城を払うは至極当然」
信長「次代に合うた城を築けば良かろう」
と丸を見る…、
帰蝶「と、とと」
コ…ツン、と私の腕に凭れ掛かって、
ハッとしては、またねむねむ御ねむ。
小堀「これはこれは。次期当主様には、まだちと早い話でありましたか」
帰蝶「まぁ丸や…」どこぞ猫を借りたかと思えば、
こっくり、こっくり舟を漕ぎ、居眠りしておった。
今日の失踪大冒険、父の折檻…疲れたのであろう。
小堀「あれだけの家臣を煙に巻き、末が楽しみにございますな」
信長「ふ…」と口元が緩み、
父が子に、小さく照れ笑い。
「まだまだこれからよ、濃」

殿と、

2013-05-05 | 岐阜城~刀剣美濃の道~
はい、チーズ。

どえりゃ~ベッピンでした。
帰蝶「いらっしゃいませ」って、

明日まで美濃関で、
バイトのようです。

ここに、負けずの鍔があります。


さ、織田軍用機(バス)に乗って、
いざ、織田様の居城、岐阜城へ、

ここ、金華山。
天辺見えます?

めっちゃ織田女子、織田男子が、
いっぱいでした。

殿「…城廻りは平日に限る…」

だそうです。

さて、

到着。

岐阜城です。

殿の甲冑、コレクション(鎖帷子、手裏剣、鎖鎌などなど忍者小道具)などなど、
前世忍者じゃなくても、結構見どころいっぱい。


岐阜城天主閣からの眺めです。

強い風が、何かを訴えているようです。
現地で感じてみようッ!!!


やはり、ストーリーには現地取材が一番、
現地のパワーに感性が刺激され過ぎて…、
片頭痛がかなり酷く、しんどかったです。

というわけで、ゆっくり休みます。