ひつじ草の挑戦状

色んな思いを綴ってます。

完全母乳食

2014-10-24 | ~ 育児 ~
「今日は、良い子だったね」
娘は、いつも良い子なのだが、時おり、気分を害し、愚図る時がある。
娘のせいじゃない。変わり易い秋のお空と娘の心を分かってやれない私…親のせいである。
癇に障ることが無ければ、娘は健やか。夜もぐっすりおねんねしてくれる。
入眠儀式…夜のマッサージと絵本を読み聞かせ…が功を奏してか、普段はあまり愚図らない。
絵本に関しても、ニュアンスだけが伝わるのか、にこぉと笑って、聞いている。
私の声を聞いている内に、うとうとと、
「寝ちゃった…」
夢の世界へ突入する。しばらくすると、夢の世界で何かあったのか?
「にゃ、にゃ、にゃ、ふにゃぁッ」
猫みたいな奇声を上げる。これにはビックリするが、
また、すーすーと寝入る。夢と現実を行ったり来たり、ぼんやり微睡(まどろ)んで…、
チラリと時計を見ると、
「そろそろか…」母乳タイムだ。
時間には正確な子で、二、三時間毎に「ふにぁッ」と声を上げ、覚醒。
お口をちゅちゅと鳴らし、お手手を舐め始めたら、お乳アピールである。
「はいはい」娘のために、惜しみなく胸を晒せる。
そして、上手に、穏やかに、私の乳を吸ってくれる…この上ない喜びである。
当初、母乳の分泌が弱く、苦しんだ。
娘に与えたくとも与えられない苦しみに苛まれ、辛かった。
今では安定して母乳が出る。娘の満足そうな顔にも幸せを感じる。
この母乳の出を維持するために、まず、大好物の節制から始めた。
甘いモノが好きな私であるが、控えている。
「ケーキなんてダメよ、どろぉ~としたお乳であるからね」
母乳育児の先輩にそう聞いてから、恐ろしくて口に出来ない。
今は完全母乳食を心掛けている。根菜を中心としたおかずと、副菜にヒジキなどの海藻類、主食は米である。甘いモノが欲しい時は手作り、米粉蒸しパンなどを作っている。
義母様手作りの野菜、カボチャやサツマイモなどふんだんに入れて、蒸しあげる。
実家では父が男の豪快母乳食、母がじっくりことこと母乳食を煮て迎えてくれる。
家族みんなの助けがあって、私のお乳も、頗る快調である。本当に、ありがとう。

神が作りたもう昼と夜

2014-10-22 | ~ 育児 ~
PM3:30今まさに、娘は眠っている。
遡ること12時間前、キラキラと目を輝かせていた…。
なのに今はどうだろう、天使の寝顔だ。
乳を飲んで(これはしっかり飲む)五時間ぶっ続けで寝ている。
この現象をどういうのか、娘は知っているのだろうか?
“昼夜逆転現象”
昨夜、風は然程では無かった。ではなぜ、この現象に陥ったか?
雨、である。
近くのダムの貯水率が超えるのか、放水サイレンが一時間おきに鳴る。
すると、パチリ、と目が光る。
「この眼力…」
正しく私譲りだ、と思う。時おり、乳を飲む娘の眼光の鋭さにも、ドキッとすることがある。
「こいつ(お乳)は、あたいのモンよ」と言わんばかりに私を睨む。
その眼力の強さが私に似ている。
え…と、誰も(お乳)あげないって言ってないじゃんと言い聞かせるが、そこは主人に似て、食い意地が張っているのか、じゅぼー、じゅぼー、私に睨みを利かせて乳を吸い上げる。
まぁしかし所詮は女の力だ。片乳飲んで疲れるらしい。
「はぁ、はぁ…」
疲れて、眠くなる。三十分ほど休憩入れたら、また乳をくれぇと言い出す。
しかし、眠たいのか?乳をクッションに顔をバウンディング。
ぼいぃん、ぼいぃん、バウンドさせて、愚図る。
寝たいのか?飲みたいのか?判断が付きかねる。
「もう(お乳)仕舞っちゃうぞ」
仕舞う。すると、ぎゃぁー、愚図る。どっちやねんッ!
言い聞かせても今は無駄だと思うが、この世の中は神が作りたもう昼と夜がある。
そして、昼の神様が寝ている時間が、私たちのねんねの時間、夜なのよ。
みんなGoodなNightで安眠する時間帯なの。分かるかな、まだ分かるわけないよね。
生まれて2か月…この世の原理、摂理にそうそうすぐに慣れるはずもなく…、
これに慣れたら、すぐまた次の試練がやってくるわけだし…、
「まぁ、そのうち慣れるでしょ」と、娘の逆転現象に付き合う父と母でした。

龍神様の通り道

2014-10-20 | ~ 育児 ~
私の住んでいる所は、風が強い。
義父様曰く「風がとぐろを巻く所…」
未だに私も、あまりの強さで眠れない日がある。
その強さを私なりに表現すると、
龍神様の通り道…。
龍神様のお通りだい。
きゅぃん、きゅぃん。
神さんは少し周波数の高い音を鳴らしてお通りになる。
これが神の声なのか?
娘は神の声に目を輝かせて、笑う。
神さんと何をお話ししているのだ?
とっても上機嫌である。
母として娘の機嫌が良いのは、大変喜ばしいことである。
しかし、流石に、今何時だと思ってんだ、寝ろッ!と無辜の娘をどやしたい気持ちにある。
分かっている、それはただ八つ当たりで、親のエゴである。八つ当たりは、主人にしよう。
眠れないから愚図って泣く、泣いたら疲れるから、コテッと寝るという方程式が通用しない。
神さんとのお話が楽しいから満面の笑顔だし、一緒にお話ししよって居眠りする私を小突くし、その間にも授乳タイムはやってくるし、しかも、授乳とは結構な消費カロリーなのだ。授乳一回の消費カロリーはヤクルト一本分くらい、かな?
ただ乳をさらけ出すだけで何もしていないのにカロリーは消費され、尚且つ、栄養満点満タンお乳を吸い上げられると、こっちが貧血だ。
くてぇ…となった私を見かねて主人は「任せろ」と娘を連れて、添い寝を試みる。
しかし、ぎゃん泣きが始まって、義母様にバトンタッチとなった。
私も申し訳ないと思いつつ、動けず、ありがてぇと寝てしまった。
かれこれ、義母様…3時間あまり娘を抱っこしていたのではないだろうか?
気が付いたら、AM4時半だった。雄大な立山連峰から朝日が昇る。
義父様曰く「風の強い日の朝は、良い天気」だそうだ。
清々しい朝の空を眺め、恐る恐る娘を見た。
まだ、笑っとる…。
育児とはある意味、相反する心に葛藤しながら諦め半分割り切って熟さねばならぬと思った。

特殊能力者

2014-10-17 | ~ 育児 ~
二ヶ月余り、彼女らエーリアンと寝食を共にしている。
なんと、このエーリアン、特殊能力を有しているのだ。第一に嗅覚がすごい。
生まれながらにして母の匂い…、いや、香りにしよう、母の香りを嗅ぎ分けることが出来る。
乳からほとばしる香りを、くんくん、嗅ぎ取る。
良い香りとか、臭いとかではなく…、エーリアンの好きな香りか否かを判断するらしい。
いわゆる、エーリアンは匂いフェチなのだ。
フェチはその突飛な嗅覚のあまり、己から発する臭いにも敏感となる。
赤子エーリアンのその肢体は、ぷにぷにと柔らかな肉で覆われている。
すわっていないその首の周辺や歩行困難で足の付け根辺りはお肉とお肉で挟まれている。
よっ、とお肉とお肉の間を開いてみると「げッ!」何か詰まっている。
添い寝していて「なんかくせぇ…」と思ったのは、これが原因だった。
垢と思われる白いモノが肉と肉との割れ目に付いているのだ。
沐浴ではなかなか洗い落せない垢で、ガーゼなどを用いて優しく取り除いてあげる。
「どう?さぁちゃん?」
にやぁ~とエーリアンは笑う。
どうやら、原因臭が取り除かれて満足したようだが、ちょっと待てよ。
匂いに敏感な、フェチが嫌がる匂い…これら全部取り除けば、快眠に繋がるかも…と、私はせっせと、せっせといやぁな臭いを取り除いた。
寝室にはゴミ箱を置かない。もちろん、オムツは別の部屋に捨てる。
人為的な香りは使わない。主人の部屋はピッチリ締めておく、などなど、エーリアンの不機嫌になりそうな原因臭の根絶に努めた。功を奏してか、夜のぎゃん泣きは少なくなった。
ただ、ぎゃん泣きさえなくなれば良いというモノではない。夜、健やかに眠って下さることがベスト。だがしかし、彼女のさらなる特殊能力はそれを妨げていた。
彼女は遠く離れた変化に敏感で、私はそれを、予知能力、と呼んでいる。
遠くのデッカイ地震や台風その他気象の変化をいち早く察知、地球のエネルギー変化をその体で受ける。先日の台風はきつかった。特にぎゃん泣きしたわけでは無いが、雨風が鎮まるまで、目をキラキラ、キトキト(富山弁・生き生きしている)させて、相手して、相手して、としつこい。入眠儀式を何度やっても、睡魔が訪れないらしい。この儀式の司祭者は眠いので、居眠りする…と、トントンと腕を小突かれ起こされる。それの繰り返しAM3時頃まで続いた。続いたが…エーリアンに特別な変化はなく、とても元気で、私だけが一日中眠かった。

遊ぶぞぉ

2014-10-15 | ~ 育児 ~
ゆらゆら抱っこしてくれないと眠れない、そんな癖を取り除こう。
娘の特徴として、沐浴し、授乳、寝かしつけようとしたら愚図る。
9時~11時の授乳タイムの間、愚図りタイムとなる。
つまり、親だけが9時には寝かしたいと思っている。
これは親のエゴなのだ。娘は眠くないのだ。ならば、
起きていろ。眠くなるまで、さぁ遊ぶぞ。心ゆくまで。
未だかつてあっただろうか?“遊び”に対して、こんなにも罪悪感を覚えないことが…。
遊んでいいんだ、一緒に遊べばいいんだ、遊びも勉強だ、さぁ、遊ぶぞ。
しかし、
何して遊べばいいのだ?
何をしてやったら喜ぶんだ?
じゃ、お母さんのお得意のストレッチングする?
つまり、ベビーマッサージ。
足の裏から手足の指先、顔、頭のてっぺんまで隅々と。
20分ほどかけて、ゆっくり、ゆっくり、スキンシップ。
その後、私の大好きな絵本を読んで、お話し…と言っても、言葉の意味が分かるわけないから、私が一方的に「さぁちゃん、今日楽しかったねぇ、明日何する?」
何も答えてないのに、
「そうだね、そうしよっか」とか、娘の意思を完全に無視して勝手に話を進めている。
まったく親の勝手な進行ではあるが、娘は結構楽しそうだ。
「あー、うー、う」
時おり、喃語(なんご)といわれる言葉の前段階を発する。
意味は不明だ。
ただ笑っているから不愉快ではない、と勝手に親が判断している。
最近では鬼瓦も卒業に近いらしく、そんなにひどい顔もしなくなった。
ただ、私の入浴中、主人の前では鬼に変身する。
そして、義母様は助太刀に来る、と言う流れなのだが、義母様も満更ではないようなので、これまたほっといて、
「ふふんふんふん~♪」ドライヤーで髪を乾かしている。それはいいとして、
眠くなるまで遊びに付き合っている。

Smile、Smile、Smile、紗花Smile

2014-10-14 | 日記
もうすぐ二ヶ月…
私たちの話し掛けに応えて、
よく笑ってくれます。
絵本を読み聞かせも、
よく笑います。


私の下手な英語でも、笑ってます。


主人の奏でるピアノでも、よく笑ってます。


毎日、大変だけど、

成長させてもらっています。

ゆらゆら抱っこからの卒業

2014-10-14 | ~ 育児 ~
家に帰って来て一週間が経った。まさに、光陰矢のごとし、である。
ア゛ッという間に時間が過ぎ、ぼけ…っとさせてもらう時間がない。
里帰り中は実母に甘えられたが、ここではそういうわけに行かない。
まず、育児の現実を知らない主人の目を早く覚まさねば…。
「可愛いなぁ、ずっと見てたい」
ドアホか。
可愛い可愛いとすやすや眠る我らエーリアンを、ぼけぇ…と眺めていたら、
「えぇッ、もうこんな時間ッ!」
エーリアンを沐浴させたら、ゴールデン夜泣きタイムが訪れ、寝不足のまま朝を迎える。
産後、産褥婦たる私の心身は、ゆらゆら抱っこ疲れでふらふら揺れている。
いまだに、ゆらゆら抱っこの要求は続き、私はとうとう、ふら…、ダウン。
バッタン、きゅー…。
動けなくなってしまった。そこへ、
カシャカシャシャシャシャシャ…
一階からビニール袋をクシャクシャと握りながら、義理の母が上がってくる。
(胎動によく似た音、砂嵐の音を作っています)
義母様がぎゃん泣き娘を主人のかわりにあやして、エーリアンを鎮圧。
娘を寝かせて頂き、一件落着、一階戻って行かれた。翌朝、
「昨夜はありがとうございました」
本当に申し訳ないが、義母様の救護活動は毎夜続いた。
「抱っこしたいんだよ」
ボケかッ。天使を抱っこしたくとも、ぎゃん泣きを抱っこしたいかッ。
次、私がダウンした時のために主人にゆらゆら抱っこのテクニックを伝授することにした。
「ハンモックのように、ゆぅらゆぅら、そよ風に当たるような気持ちでゆぅらゆぅら」
しかし、
「紗花、寒いか?」
五分も立たぬうちにゆらゆらを止め、ベビーベッドに寝かせる。
抱っこの練習せいッ!…結局、私がゆらゆら抱っこしていた。
こう見えて私…持久力体力には自信ある。しかし、娘のぎゃん泣き持続力には完敗だ。
次なる手を打たねば…と思い付いたのが、ゆらゆら抱っこからの卒業である。

イクメン家事メン

2014-10-10 | ~ 出 産 ~
家に帰ってきた。
里帰りを終え、大宴会となったのは言うまでも無い。
めで鯛を「ご馳走になって…」両親は帰っていった。
宴の最中娘はとっても大人しかった。
うちの娘…なかなかの役者でして、将来有望な大根役者になるだろう。
私に対する素顔と他人様に対するそれを、パッと阿修羅ように切り替えることが出来るのだ。
恐ろしい…。
しかし、いつまでもその素性など隠し通せるわけもなく、主人は宴の後、娘の正体を知ることになる。娘の入浴が済んで、
「じゃ私、先入るね」
私の入浴中、娘は本性を曝け出した。
んぎゃぁー、ギャッ、ギャッ、ギャッ、ンギャー。
お風呂上り、ぎゃん泣きする娘を前に途方に暮れ、
「(私の泣きたくなる)気持ちが分かった…」
止むを得ず、一階へ援護を要請、義母様を呼んだらしい。
「義母様、申し訳ありません…」
主人に変わって、義母様が娘をあやしていた。
嫁として、妻として、大変心苦しく、この時、私は主人にいつでも誰かが手を差し伸べてくれるモンだという甘いちょろい考えを捨てさせようと誓った。
娘の親は、私たちしかいない。そういう信念で娘をあやして貰わねば…、娘からとんでもない洗礼を受けることになる。
帰宅から毎夜毎夜ぐずりは続いた。義母様の要請も続いた。
いかん…。毎晩毎晩、義母様を借り出す訳には…。
実母はそれでげんなり「早よ帰れ」と匙を投げただった。
出産前、主人は「育児休暇取れるよ」と豪語していたが、
「取ってどうするの?」
逆に聞きたい。ぎゃん泣きを鎮静させる術もなく、休んでどうする?
立て、立って、ゆらゆら抱っこを続けろ。座るな。娘をあやし続けろ。
「疲れた…腕痛い」と、娘をとにかく床に寝かす。しかし、ぎゃん泣きは治まっていない。
全く意味がない。育児休暇を取る前に、イクメン家事メンを養成するのが先だ。

仲良しさん

2014-10-04 | ~ 出 産 ~
古い写真ですが、

母です。

娘に似ているような気がします。
母のように(きっつい娘に)なるんでしょうね…。

お昼寝タイム、
娘を寝かしつけて、
そーと、そーと、布団から抜け出て、
気が付いたら、

一緒に寝ていました。

お互い温かいのでしょうね。

仲良しさんです。

ただ、気が合い過ぎて、
食事時間が同じで困ります。

授乳中、にゃぁにゃぁ言われても、
動けません…。

里帰りの終焉

2014-10-04 | ~ 出 産 ~
今に始まった事ではないのですが…、
親子の掛け合い、そのドラマを見て、ボロボロ涙が流れます。
いわゆる感動の涙ですが、家族が一人増えただけ…それだけなのに、脆いモンです。
娘を寝かしつけて、やれやれ…溜まっている家事をやろうかな、
そーと、そー…と布団から抜け出す、と、
パチッ
「う、う…(この時点で鬼瓦を召喚)、うぎゃぁーッ(そして、覚醒)」
寝かしつけ失敗である。
こんな母でも傍に居らぬと淋しいと泣いて…。そんな風に思われるのも今だけだろう。
自分でメシにありつけるようになったら、それこそ母のありがたみなど忘れてしまう。
しかしな、娘よ。我が身に命が授かったとしたならば実感出来よう、そのありがたみ。
結婚出産を経て、
お母さんも、こんな思いしていたんだ…、と思うようになる。たぶん。
自分もこんな風に育てられてきたんだ…、と思うようになる。きっと。
ただ一つアドバイスするとしたら、
結婚…若干早い方が良いと思うぞ。
37歳8カ月で初産はいささか辛い。
卵子の数だって極端に減っているわけだし、着床率も低い。
君が生まれただけでも奇跡だ。
「一人っ子は可哀そう」
なぬ?
甘いな。若い体なら二つ目の奇跡も…という考えも起きよう。しかし、二人目不妊という言葉があるように、私たちの年齢を考慮しない、そういう思いは捨ててくれ…。
男42歳と女37歳の大厄(厄年)に、この大いなる奇跡…。
一つだけで十分。
ほれ、見よ。
二人のややに翻弄される一人の母を、
「ねぇ、(長男)君って、何キロ?ちなみに、(妹の方)ちゃんは?」
25㎏弱…さてさて、家に帰って第一子誕生に沸き立つジジをどのように鎮静させるかな…。
明日、家に帰る。