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山遊びの日々

山スキー、沢登り、クライミングの備忘録

スノーモービルについて

2019-05-06 22:02:39 |  山スキー

先日登った堂津岳での一件。

ニグロ川源流の癒しの森でテントを設営していると、6台のスノーモービル軍団が爆音とともに近づいてきた。
彼らはまるで威嚇するような感じで我々のテントのすぐ横を回り込みながら斜面を駆け上がっていった。
突然の出来事に正直恐怖心を感じたし、後に残されたガソリン臭が周囲に漂いとても不快な気分になった。

翌日、堂津岳に向かうと、モービルの轍は山頂直下まで到達していて驚いた。
幸いにも稜線に張り出した雪庇が山頂への到達を阻んでいたのだろう。

昨年の4月には影火打の惣兵衛落谷から嘉平冶岳山頂へ登るモービル軍団を目撃した。

縦横無尽に爆走するモービルは登山者にとって危険だし、自然環境や雷鳥などの野生動物への影響が心配だ。

妙高戸隠連山国立公園内でのこのような行為は法律上禁止されているのではないか?


針ノ木雪渓・マヤクボ沢

2019-05-06 20:43:11 |  山スキー

■2019年5月6日
■ルート:扇沢6:35~針ノ木雪渓~マヤクボ沢~マヤクボのコル10:45~滑降~扇沢12:10
■メンバー:単独

10連休の最終戦はザラメの大斜面を滑りたくて単独で針ノ木雪渓~マヤクボ沢へ向かう。
連休&晴天にもかかわらずガラガラで、面ツル・パリパリ・シャリシャリの大斜面を独り占めした。

扇沢へのアプローチは自宅から50分と至近。
登山口から夏道をシートラで登る。
上部の作業道に出たところでシールに切り替える。


マヤクボ沢に入ったところで休憩。
針ノ木雪渓のデブリは比較的キレイだった。


マヤクボのコルに到着。ここまで扇沢から4時間ちょと。
蓮華岳に向かうパーティーは大沢狙いか。


剱岳とご対面~。


第1ステージは直下の大斜面。


扇沢の市営駐車場はほぼ満車だった。軽トラはこの1台のみ。
荷台に装備をブン投げて終了、軽トラ最高~!


帰りは大町のタカラ食堂で盛りそば550円なり。


栗駒山

2019-05-06 20:36:04 |  山スキー

■2019年5月3日
■ルート:イワカガミ平8:42~栗駒山10:53~イワカガミ平12:25
■同行メンバー:ようさん、不死身のよーこさん

東北ツアー第2戦は東北の山スキー名山である栗駒山へ。




ビバーク地の近所にあるスタバの貸切オープンテラスで朝食なうw


イワカガミ平の県道は数キロ手前で夜間通行止めとなっていた。
朝9時に通行可能の表示だったが、早めの8:15にゲートがオープンした。
で、ハイクアップ開始


栗駒山南面の全容。登山道は雪が少なく、半分くらいはシートラで登る。
山スキールートはもっと東側に回り込んでいくのが正解。


2時間ちょっとで山頂着。山頂は宮城県と岩手県の県境にある。
スキーよりツボ足登山者の方が圧倒的に多い。


山頂でようさんを待つが、直下のおいしい斜面が自分を呼んでいるw
よーこさんと相談して、快適ザラメの大斜面を標高差150m滑る。
尾根に戻るところで丁度ようさんと合流し、今日2回目の山頂に向かう。


山頂から今度は登路の東側斜面を滑る。


まるでゲレンデのよう。

あっという間にイワカガミ平に到着。


温泉は駒の湯へ。
2008年の岩手・宮城内陸地震による土砂災害で被災したが、最近ボランティアの協力により再建されたのだそう。
温泉・そばセットが1,000円とリーズナブル。

そして長い帰路に就く。
途中、喜多方ラーメンを食べるつもり寄るが、営業が15:00までのところが多く、やむなく断念。
ラーメン大好きのようさんのモチベーションが一気に下がる。


代案で会津若松にある喜多方ラーメンの店でようやくラーメンにありつけた。これで一安心。

東北道の渋滞を避けるため、山形道~東北中央道~磐越道~関越道~北陸道~上信越道~長野道と乗り継ぎ、日付の変わるころに松本に到着。おつかれさまでした。


鳥海山(湯の台ルート)

2019-05-06 20:30:04 |  山スキー

■2019年5月2日
■ルート:湯の台除雪終了点~滝ノ小屋~除雪終了点
■同行メンバー:ようさん、不死身のよーこさん

久々の東北ツアーで鳥海山へ。
今回は南面の湯の台から伏拝岳を目指したが、強風とガスの悪天で途中の滝ノ小屋で引き返してきた。
滞在中鳥海山は一度も姿を見せてくれず残念だった。

前日の5月1日朝に松本を出発し北上する。
途中、新潟で味噌ラーメンを食べて夕刻酒田に入る。
回転すしの夕食と買い出しと温泉を済ませて、ようさんおすすめのビバークポイントでテントを張る。
地酒とおつまみで乾杯。初体験のいぶりがっこは日本酒のつまみに最適だ。

翌朝、湯の台の除雪終了点から歩き出す。
天候はガスと強風でまったく回復の兆しが見えず、早くもあきらめモード。
ルートの中間地点にある滝ノ小屋に入ると、管理人のおやじさんが薪ストーブを焚いていた。


先行者とともに天候回復を待つ。
小屋のおやじさんから焼酎をごちそうになりながら、しばし歓談タイム。
強風とガスは一向に収まる気配はなく、むしろ状況は悪化してきたので下山することにする。
小屋の休憩料が一人200円かかるのだが、誰もお金を持っておらず来年のツケとして勘弁してもらう。


ガスガスの下山




下山後、憂さを晴らすため焼肉食べ放題でガッツリチャージ
自分だけビールを飲ませてもらいいい気分になる。(すいません!)
協議の結果、転進地が栗駒山と決まり、日本海側から太平洋側に移動する。


堂津岳(ニグロ川から)

2019-04-30 14:42:32 |  山スキー

■2019年4月28日~29日
■ルート:
(28日)黒沢橋6:55~杉野沢橋7:44~ニグロ川左岸のテント場11:51(宴会&泊)
(29日)テン場6:08~西俣川~1598P7:28~堂津岳8:48~往路滑降~テン場10:21~杉野沢橋13:34~黒沢橋14:24
■同行メンバー:中隆



昨年の5月5日に奥裾花自然園から登頂した堂津岳。
積雪が少なかったため、山スキーはあきらめてツボ足で登った。
だが本来の目的は山スキーを使い、ニグロ川でテン泊してからの登頂だった。
昨年の11月の偵察を経て、この春、実行に移すことにした。
平成最後のメモリアル山行となった。


杉野沢橋。例年より積雪が多い。昨日の積雪は10cm~20cm。


途中、環水平アークが見られた。


林道を延々4時間以上歩いて、ようやくニグロ川源流のいやしの森に到達。


広大なブナの森にテントを張る。素晴らしいロケーション。
柳原岳に登る話もあったが、早くビールが飲みたくて13時過ぎから宴会モードに突入。
中隆クンが用意してくれた各種おつまみとメインのキムチ鍋で持参したビール、ワイン、日本酒を飲み尽くす。


翌朝、西俣川を遡り、堂津岳の稜線に登る尾根に取りつく。


高度を上げると大展望が待っていた。


去年の5月5日の写真。雪の量が全く違う。


火打、焼山、雨飾。最高です。


北ア方面もバッチリ。


後ろ髪を引かれる思いで来た道を戻る。




稜線から支尾根にドロップ。まずまずの雪質。


高度を下げると先日の新雪が腐りだす。
重雪だったけど、楽しく滑ってあっという間に終了。

テントを撤収し、林道を引き返す。
帰りはシールを張らずにヒールフリーで行ったが、大正解。
大幅に時間を短縮して黒沢橋に戻ることができた。