山遊びの日々

山スキー、沢登り、クライミングの備忘録

白沢天狗尾根2063mピーク

2009-01-18 09:57:53 |  山スキー

平成21年1月17日(土)
■メンバー:
Y隊長、I顧問、buttiさん、komaさん、K原さん、N村さん、中隆、hitoshi515
ようさん一家4名
■ルート:
爺ヶ岳スキー場8:00~白沢天狗尾根の支尾根(北東尾根)~白沢天狗尾根2063ピーク13:05~爺ヶ岳スキー場14:47

山好愛好会の新年会山行兼山スキー研修会昨年のリベンジで白沢天狗北東尾根2063ピークを目指すことになった。
メンバーはようさん一家も加わっての総勢12名の大部隊。
ようさんは、前夜の東京でのパンクのGIGから戻ってこれず、先週に引き続いての欠席となってしまった。

今回は昨年の反省から、先行隊と後発隊の2班に分かれて行動することになった。
若手中心の先発隊に私も加わり爺ヶ岳スキー場の駐車場を出発。
矢沢の最終堰堤を左岸から乗り越えてすぐに右岸に渡り、北東尾根に取り付く。


積雪は昨年に比べて少なく、さほど厳しいラッセルにはならなかった。
天候もよく、今年は行けるぞ!と気合を入れる。
順調に高度を稼いでいくが、先発隊の足並みに乱れが生じ、山頂(2063ピーク)の到達期限13時に間に合うかどうか微妙な状況となってきた。
後発隊は標高1700mを過ぎたところで、時間切れのためドロップするとのこと。

ここはなんとしても頂上までがんばりたいところだ。
後発隊と一部メンバーの入れ替えをして、頂上アタック隊として上を目指す。


そして予定の13時を少し回ったところで山頂着
昨年のリベンジを果たして達成感を味わう先発隊の面々。


爺ヶ岳山頂方面はガスで見えなかった。
厳冬期にワンデイで白沢天狗尾根から爺ヶ岳に登り、矢沢を滑降したシーハイルの記録があるが、とてつもなく長い行程に見える。


山頂からほぼ尾根沿いに滑る。
特に上部はドライパウダーで快適なランとなった。
後続メンバーの冷ややかな視線を感じつつ、I顧問と私、奇声を発しながら斜面に飛び込む。


途中から後発隊のトレースに合流。
パウダーだが、おいしいところは先発隊に食い散らかされてしまっている。

標高を落とすにつれて藪もうるさくなり、適当に流しながら滑る。
標高1400m付近からスキーヤーズライトの小沢に入るとすぐに、最終堰堤に出た。
あとは林道のトレースをたどって、スキー場まで。
上原の湯に浸かって温まってから、研修会場の山岳総合センターへ移動する。


夕方から山岳総合センターにて、雪崩の講演会を聞く。
講師は白馬で山岳遭難救助と事故防止の啓発に取り組むNPO「ACT」の代表元村さん。
雪崩の発生には地形、天候、気温、風速、風向あらゆる要素が複雑に絡み合っている。
知識も必要ではあるが、山では常に五感をフル動員して行動することが大事であると感じた。

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乗鞍岳(鳥居尾根~位ヶ原往復)

2009-01-12 17:47:05 |  山スキー
平成21年1月12日(月)
■メンバー:こうちゃん、弓さん、W辺さん、中隆、hitoshi515
■ルート:乗鞍高原スキー場8:50~鳥居尾根~位ヶ原山荘12:05~位ヶ原13:00~乗鞍高原スキー場14:20

せっかくの3連休だが寒波の襲来と冬型で天気はよろしくない。
雪が降ってくれるのはありがたいが、出来れば平日にお願いしたいところだ。

今回は、ようさん一家のこうちゃんからお誘いをいただき、乗鞍の鳥居尾根を登ることになった。
しかし、当の親分は本日、パンクのライブに出かけており不在。
山スキーとパンク???
ようさんが激パウ斜面を攻めているとき、頭の中にはパンクが鳴り響いているのかも・・・。

鳥居尾根は山スキーのクラシックルートで私にとっては初のトレースということになる。
生憎、天候は最悪だが、樹林帯の尾根だから多少吹雪いても大丈夫だろう。

スキー場に到着すると雪がザンザンと降っており、上部は強風が吹いている模様。
リフトも時間通りに動かない。
しばらくレストハウスで時間を潰して、いざ出発。
しかし、肝心の乗る予定のリフトが整備のためしばし運休とのこと。
しかたがないので、ゲレンデ端をシールで登り始める。
と、すぐにリフトが動き始めた。ガクッと力が抜けたが、ここは山やのドケチ根性で気持ち良さそうに滑ってくるスキーヤーを横目に黙々とゲレンデを登りきり樹林帯の尾根に入る。
ようやく落ち着いた気分になる。


樹林の中はさすがに風もなく穏やかで快適。
概ね夏道沿いに登る。
赤布が随所にあり迷うことはない。
さすがクラシックルート、微妙なアップダウンを繰り返しながらダラダラと登っていく


登るにつれラッセルは踝から脛となるが雪が軽いので楽勝だ。
尾根の上部で乗鞍スカイラインに合流する。
車道を歩いたり適当にショートカットしながら進む。



位ヶ原山荘到着。
ここから森林限界を超えるため、吹雪に叩かれることになる。
しかし、ここからワンピッチ上の斜面が今日のメインディッシュなのだ。
「パウいただくまでは帰りません!」と、位ヶ原の台地目指して頑張る。


位ヶ原の台地到着。当然視界なし。
風雪も激しくなり、手指もジンジンと痺れてくる
これ以上登ってもアイスバーンになるだけなので、ここからドロップすることにする。

ここからの1本がパウパウで最高!
しかし、私はゴーグルの調子が悪く、風雪とあいまって斜面が良く見えず、やや不本意な滑りとなってしまった。

後は、登りのトレースを追っかけながらゲレンデまで戻る。
車道のショートカットではかなり藪が煩わしいが、ショートターンでスピーディーに切り抜ける。これも山スキーの醍醐味?の一つだと思っている。

尾根下部のダラダラのアップダウンで、一部板を脱いで通過するところがあったが、難なくゲレンデに戻ることができた。

後は例の穴場温泉で痺れた指先を温めて帰路についた。
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輝山 北東尾根

2009-01-03 18:05:03 |  山スキー

平成21年1月3日(土)
■メンバー:ようさん、こうちゃん、弓さん、中隆、hitoshi515
■ルート:平湯トンネル出口8:20~輝山南尾根~輝山山頂10:30~北東尾根滑降~貝塩谷13:35~福地温泉手前P14:07

冬型の気圧配置で北部は天気が悪そう。
こんな時は晴天率が高く、ドライパウダーにありつけそうな平湯がベストだ。
初詣は行かなかったが、「初パウダー詣」と称して輝山北東尾根の山スキーに出かけた。

北東尾根は2年前の3月にも来ている。
その時は3月にもかかわらず北面のため激パウダーを味わえたのだが、降りでルートファインディングが上手くいかず、滝のある沢にドロップしてしまい苦労した。
今日は2年前のリベンジの意味もあった。

車1台を下山予定地にデポしてから平湯トンネル出口から出発。
終始小雪が舞うが時折日差しも出る、まずまずの天気だ。
やはりこちらに来て正解だったかと思いつつ南尾根の切り開きを登り、2時間で山頂着。

さて、ここからみる北東尾根は少々藪っぽい雰囲気だが、激パウダーは間違いない様子。
腹ごしらえして、記念写真を撮影。
では行きましょうか!


おぉ~ 軽い・軽いっ! 
ドライパウダーだ。
持ちの良い疎林帯を適当に探しながら今シーズン一番のパウダーをいただく。


激パウではあるが、ここは冷静さを失わないよう注意、注意。
沢に降りてしまわないよう、GPSと地図を睨みながら慎重に尾根をトラバース気味に下っていく。


しかし高度を落とすにつれて次第に藪が濃くなっていく。

標高1500m付近から一気に貝塩谷の林道に降りる樹林帯の急斜面に入るのだが、ここは完全な雪不足だ
積雪5cmくらいか。
ターンする度にガリガリと土や木の根に引っかかる。
積雪があれば素晴らしいツリーランができるのだろうが、これではどうしようもない。
終いには沢状地形の所で岩も出てくるようになり、たまらず板を外して100m程つぼ足で下りる。


雪不足斜面をなんとかこなして、傾斜が緩くなればすぐに貝塩谷に出る。
あとは林道を滑り、高原川に架かる橋を渡り、林道歩き少々で車に到着。

上部は快適だったが、1500mから下はまだ雪不足。
快適に滑るにはもう二降り、いや三降りくらいは必要かな・・・。

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