山遊びの日々

山スキー、沢登り、クライミングの備忘録

海谷 鋸岳

2009-10-31 18:09:56 |  山歩き
■平成21年10月31日(土)
■ルート:海谷山峡パーク7:30~海谷取水口~鋸岳11:09~山峡パーク15:08
■メンバー:単独

海谷鋸岳は、5年ほど前の10月に駒ヶ岳~鬼ヶ面山~鋸岳~雨飾温泉と日帰り縦走をやっているのだが、今回海谷側からの登山道「富岡新道」から鋸岳を往復した。

海谷山峡パークの駐車場は既に7、8台の車が停まっているが、多くは駒ヶ岳方面に向かう登山者のようだ。


取水口高地から沢靴に履き替え、海谷の流れを何度か渡渉して富岡新道の入口に到着する。
ここは昭文社の登山マップでは破線扱いだが、標識の類は全く整備されていないので注意していないとうっかり見過ごしてしまう。
赤テープに導かれながら、かなり急な傾斜の登山道を一気に登っていく。
通常の道であればジグザグを切るところだが、最短距離を直線的に稜線まで突き上げているという感じだ。
標高を一気に稼げるので、こういう道は結構好きである。


稜線に上がると海谷の対岸の山々が視界に飛び込んできた。(左から、烏帽子、阿弥陀、鉢山)


鋸岳への縦走路途中にある「恐怖の30m長梯子。」
梯子に取り付くまでボロボロの岩場を登らなければならないのだが、これが悪い。
よく見ると下にもう一段梯子があったのだろう。支点だけ残して落ちてしまったようだ。


鋸岳山頂から焼山と昼闇山、そして焼山のすぐ左奥に火打山も見えた。

再び恐怖の梯子を下り(当然、登りより下りのほうが怖い)、落ち葉で滑る富岡新道を急降下して、再び海谷の流れに降り立つ。


一株当てれば今夜の鍋には十分だ。


さあ、帰ろう。
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太刀岡山左岩稜(中途敗退)

2009-10-25 14:53:28 |  クライミング

■平成21年10月25日(日)
■メンバー:SK専務

太刀岡山左岩稜は、昨年11月のロック&スノー誌で一般公開された全9ピッチ、ナチュラルプロテクション主体のマルチピッチクライミングルートである。
変化に富んだ内容と上部岩稜帯のロケーションの良さで、最近評判のルートに我々も挑戦してみた。

下部3ピッチのクラックとスクイズチムニーを攻略し、上部岩稜帯のナイフリッジを快適に登るクライミングのはずだったが・・・、

結局、アクシデント発生と実力不足で中途敗退。
苦いクライミングとなってしまった。



(左のスカイラインが太刀岡山左岩稜の上部岩稜帯。頂上の岩塔がハサミ岩)

太刀岡山登山道の駐車場に早朝到着する。
未明に雨が降ったようで路面は濡れていたが、この程度ならなんとかなると思い、岩場へのアプローチに入る。
すぐに下部岩壁エリアに出て、左にトラバースすると、およそ10分で取り付き点に到着した。
アプローチは本当に近い。


(1ピッチ目)

まず、専務がリードで右の凹角を登りだす。
しかし雨とコケでヌメっており、かなり苦戦している様子。
何とか核心部クリアかと思った瞬間、身体が宙を舞ってフォール!
途中セットしたキャメロット1番もすっぽ抜けて、グランドフォールしてしまった。
4mほど落ちたが、幸い柔らかい土の上だったので大きなケガはなかったが、足首を少し痛めてしまったようだ。

しばし休憩のあと、気を取り直して再度挑戦の末、見事に突破。
しかし、このルート最大の核心であるクラックは、我々の実力ではとても登れそうになく、クラック右のハーケンの打ってある凹角を、あの手この手で何とか登る。

続いて2ピッチ目は、身体が半分入るチムニー状の凹角を、そして3ピッチ目のハンドクラックを登ったところで専務のねんざが痛み出し、ここでクライミングを中止とすることにした。
1ピッチの懸垂で取り付き点に戻る。

岩が湿っており、状況は良くなかったが、敗退は完全に我々の実力不足であった。
「上部の岩稜帯を楽しみたいなら、もっと修行を積んでから出直して来い!」と突っぱねられた内容であった。

(課題)
クラック・クライミングのムーブが全然できない。
ナチュプロをセットしながらクラックをリードできるよう練習が必要。




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焼山から火打山周回

2009-10-12 18:40:53 |  山歩き

影火打(手前右)と火打山(左)

■平成21年10月12日(月)
■単独
■ルート:杉野沢橋5:13~富士見峠~泊岩8:23~焼山9:23~影火打~火打山11:32~高谷池ヒュッテ12:31~笹ヶ峰登山口14:28~(林道ジョギング)~杉野沢橋14:59

10月の体育の日前後は、例年、テントを担いで紅葉山行を楽しんでいるのだが、今年は色々あってテント山行は難しそうだ。
焼山から火打の稜線は、山スキーや沢登りで断片的に歩いているが、未踏部分もちらほらある。
ならば、日帰りで一気に踏破してみようと、三連休で最も天気が良さそうな最終日、杉野沢橋から焼山、火打山、笹ヶ峰を経て杉野沢橋に戻る周回ルートをトレースしてみた。


全体的に今年の紅葉は早かったのか、既に見ごろは過ぎていた。
標高1900m位からは上部は、前々日の新雪が5cm程度あり、アプローチシューズでは難儀した。
焼山から火打山までの縦走路、焼山頂直下が積雪で道が良く分からなかったが、あとはよく整備されており全く問題なかった。
火打山頂は、大勢の人でごった返しておりモチベーションが一気に低下したが、ブナの紅葉に癒されながら笹ヶ峰まで駆け下った。
最後は、杉野沢橋まで林道3kmをジョギングで走破し、周回が完結した。


金山と白馬方面


かつて熊さんと遭遇した、地獄谷源頭の一大平坦地を稜線から覗き見る。


富士見峠から焼山頂へ。
ここはアプローチシューズではちょっと厳しかった。




影火打への登りから振り返り見る、焼山・金山・天狗原山


天狗の庭の紅葉も、9月の5連休が見頃だったようだ。


春夏秋冬、ここからの火打は絵になる。


笹ヶ峰への下山途中、ブナの黄金色の紅葉がきれいだった。

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奥秩父 笛吹川東沢釜ノ沢西俣

2009-10-05 21:14:04 |  沢登り

■平成21年10月3日(土)~4日(日)
■同行メンバー:Y隊長、komaさん、buttiさん、中隆、terashima
■ルート:
(3日)西沢渓谷P7:55~山ノ神~魚留滝12:30~両門の滝13:26~西俣BP14:30
(4日)BP7:16~甲武信岳11:30~戸渡尾根~徳ちゃん新道~西沢渓谷P15:35

秋の紅葉山行は信濃の国から甲斐の国・奥秩父東沢釜ノ沢へ遠征。
西俣のヌルヌルナメ滝はなかなか手強かった。
約2名がウォータースライダー状態で、釜へドボン!!


西のナメ沢出合にて


ド迫力! 東のナメ沢の大スラブ滝


紅葉もまずまず。






魚留滝。komaさんに疲れの色が・・・。


千畳のナメ。




曲り滝


西俣のナメ。ヌルヌル。
「落ち葉は滑るぞっ!」と指示する隊長。


翌日も小滝が連続
飽きません。




源頭近し。
青空が見えた。


甲武信ヶ岳山頂着。
ここは山梨、埼玉、長野県の県境のはずだが、山頂には「山梨百名山」の標柱があった。
三角点は山梨県側にあるのだろうか?

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