(晩秋の黒岩平と栂海新道の稜線)
■平成19年11月4日(日)
■ルート:
小滝林道ゲート6:45~中俣新道入口7:58~中俣山~黒岩山10:34~黒岩平11:02~アヤメ平12:03~(往路戻る)~中俣新道入口14:51~小滝林道ゲート16:08
■メンバー:単独
栂海新道は、約15年前の夏に朝日岳から日本海まで縦走している。
その時見た黒岩平は、草原の中を小川が流れ、お花畑や池糖が散在するという、まるで桃源郷のようなイメージとして、長く頭の中に焼付けられていた。
時が経ち、5年前の夏(7月上旬)に朝日岳を登った時、少し時間があったので黒岩平まで行こうと長栂山からアヤメ平を過ぎ、黒岩平が垣間見える場所まで行ったことがあった。
その時は残念ながらそこでタイムアウトで引き返したということもあり、黒岩平はますます久遠の地となってしまっていた。
今回、秋の黒岩平を訪れてみようと、栂海新道の枝道である中俣新道をたどり、栂海新道の中心部に入り込んだ。
中俣新道は急登の連続であるが、一気に標高が稼げるのでこういう登りは結構好きだ。
今日は移動性高気圧に覆われる予報であり、晴れを確信していたが、なんと小雨が降っている。
コースタイム5時間のところを、2時間30分で稜線に抜ける。
雨は止んだが、ガスで視界が利かない。
午後になれば何とか天気も回復するのではと思い、アヤメ平を往復して様子を見ることにする。
アヤメ平への登りの途中、ほんのわずかな時間だったが、ガスが晴れて黒岩平の全景と犬ヶ岳への稜線が垣間見えた。
紅葉にはいささか遅すぎたようだったが、針葉樹や笹の緑と草紅葉のコントラストが美しかった。