山遊びの日々

山スキー、沢登り、クライミングの備忘録

白沢天狗山

2010-01-31 14:08:51 |  山スキー

■平成22年1月31日(日)
■メンバー:単独
■ルート:爺ヶ岳スキー場(922m)8:30~白沢天狗東尾根~標高1950m地点11:45~往路滑降~爺ヶ岳スキー場12:44

先週は10人の大パーティーでの大ダルミ山行だった。
それはそれで、にぎやかで楽しかったのだが、今週は一人静かに山スキーを楽しむことにした。
あいにく西から低気圧が接近しており、午後から天気は下り坂の予報。
こんなときは、近くて静かな山「白沢天狗山」が一番いい。

自宅から爺ヶ岳スキー場まで車で35分。リフトの始発に乗ればよいので慌てる必要はない。いつもの仕事の出勤時刻より1時間以上ゆっくりできる。
年末に一大決心して1万8千円で購入した電動コーヒーミル「カリタ・ナイスカットミル」(これは優れものです)でコーヒー豆を挽き、台所で湯を沸かしてコーヒーをいれる。
食卓でコーヒーを飲みながら朝刊に一通り目を通してからいざ出発。

爺ヶ岳スキー場からリフトを1本乗り、いつものように尾根に取り付く。
雪質は言わずもがなで、下部はアイスバーンとモナカ雪、標高1400mあたりから雨が雪に変わったのか、重雪の靴ラッセルとなった。

標高をさらに上げると、雪は軽くなってくるのだが、20cmくらい下に固い層があり、スキーがずれて歩きづらい。
この弱層には先週痛い目にあっている。
ましてや今日は単独なので表層雪崩で埋まればアウト。
斜面を選んで慎重に行動するよう心がける。

標高1950m、主稜線直下、この尾根の核心部である細尾根&キノコ雪の下に到達した。
前回よりキノコはデカくなっていて非常に悪そうである。
この雪の状態で突っ込む気はさらさらなく、ここでシールを外して往路を忠実に滑りスキー場に戻った。

家に帰り、道具を片付けて、犬の散歩を済ませると、時間はまだ3時前。
近くのトレーニングジムで本日の仕上げをすることにした。
まずは、有酸素系運動、トレッドミルでのランニング。
i-Podでジェフベックのライブをガンガン聞きながら5km走る。
山で十分すぎるほどのウォーミングアップが済んでいるせいか、いつもより身体が軽く感じた。

次に筋トレ、フルセット。
さすがに大腿四頭筋が悲鳴を上げそうだが、マシンでさらに締め上げる。

最後はストレッチ。BGMはエリッククラプトン「461オーシャンブルーヴァード」
いつもより入念に各筋肉をほぐして終了となる。

さて、あさって2月2日は某M大学時代の山仲間達と二十年振りで飲み会の予定である。
場所は銀座。信州の田舎者がちゃんとたどり着けるかどうか心配だ。
みんないいオヤヂになっているのだろうが(自分もだけど)、まだ山を続けている奴はいるのかな?いまからとても楽しみにしている。


細尾根の上に乗っかったキノコ雪は前回より発達していた。


大町市や安曇野方面が一望できる。
こうして見ると大町市は雪が多いということがよく分かる。

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黒姫山 大ダルミBC

2010-01-24 18:44:18 |  山スキー
■平成22年1月23日(土)~24日(日)
■メンバー:Y隊長、I顧問、Iブチさん、u-chefさん、K原さん、駒さん、N村兄さん、中隆、M山プロ
■ルート:
(23日)戸隠大橋~大ダルミBC~黒姫外輪1893mピーク~西斜面滑降~大ダルミBC~大ダルミ西の1738ピーク~南斜面滑降~大ダルミBC(小宴)
(24日)大ダルミBC~黒姫外輪1893m東の鞍部~1998mピーク~1893m鞍部~南西斜面滑降~大ダルミBC~戸隠大橋
■概要
○山好(山スキー)同好会2010年の新年会山行は、一昨年と同様に黒姫山・大ダルミにベースキャンプを設営し、周辺を縦横無尽に滑りまくろうというもの。
○23日、黒姫外輪山へ向けて樹林帯の斜面をトラバース中に雪崩(面発生・幅30m、長さ50m、断層面50cm)が発生し、K原さんと駒さんが流され埋没してしまうというアクシデントが発生した。先頭を歩いていた私は、一人で少し先に行っていたため、2番手と3番手の二人が雪崩れに巻き込まれたことに全く気が付かなかった。幸い二人とも怪我もなく済んでよかった。
○2日前の雨での影響でアイスバーンの上に新雪が30~40cm積もり、完全な弱層を形成していた。要注意だなと感じてはいたが、樹林帯の中だし雪崩れても軽い表層だろうと甘く考えていた。
○夜の部(新年会)はu-chef特製のカレー鍋でおいしいお酒をたっぷりいただいた。
○24日、黒姫外輪1998mピークから御巣鷹を登るパーティーが見えた。帰宅後ネットを見ると金沢のDr.早川パーティーであったことが分かった。佐渡山東面から御巣鷹山を周回したようだ。
○さて、2010年はアクシデントの幕開けとなってしまったが、これを教訓に今年も安全登山で行きましょう。


大ダルミ西の1738mピーク直下の斜面。
眼下の雪原は大ダルミ、左が御巣鷹山(小黒姫山)で右が黒姫外輪1893mピーク


雪崩破断面(厚50センチ×幅30メートル)10m直下を横断するN村兄さん


黒姫外輪1893mピークからの滑降


1738mピークにて、妙高・三田原方面を望む。
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鍋倉山

2010-01-11 16:27:24 |  山スキー
■平成22年1月11日(月)
■同行メンバー:ようさん
■ルート:温井集落7:47~田茂木池8:20~東尾根~鍋倉山頂11:03~東尾根滑降~温井集落11:55
■概要
・鍋倉は3年前の同じ時期に山好同好会の新年会で登ったが、当時は積雪が少なく、藪やぶスキーにえらく苦労させられたのだった。
・今回は積雪量も十分で、田茂木池のあたりで2m以上はあるか。
・冬型の気圧配置が緩み、真冬としては最高の天気に恵まれ、山頂からの展望は素晴らしかった。
・昨日、20~30cm程度雪が降ったようで、朝方はサラサラの雪質だったが、日中には気温が上昇して、滑る頃にはやや重くなっていた。
・なべくら山のブナの森は何度見ても癒される。そしてブナの大木の間を縫うように滑り降りるツリーランは最高の気分だ。
・しっかりラッセルして、山頂を踏んで、すべりも十分堪能して、これで半日コースはかなり得した気分。
・最後は飯山の湯滝温泉で3連休の疲れをほぐして帰路についた。


癒しの森


ブナの森を抜けると・・・


山頂へ。いきなり日本海の青が目に飛び込んできた。


本日のファースト ドロップを戴こう。




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白沢天狗山

2010-01-09 18:54:52 |  山スキー


■平成22年1月9日(土)
■同行メンバー:I顧問、中隆
■ルート:爺ヶ岳スキー場(922m)8:34~白沢天狗東尾根1412m標高点9:57~白沢天狗山三角点(2036m)の北のピーク12:47~往路滑降~1412m標高点~北東尾根滑降~矢沢最終堰堤13:02~爺ヶ岳スキー場14:50
■概要
○昨年登山道が整備された白沢天狗尾根。爺ヶ岳スキー場のリフトを1本利用して尾根に取り付いた。
○年末年始のドカ雪は締まっており、ラッセルは楽だった。
○顧問は、この1週間のうち本日の山行を含め、4日間山スキーに出かけているとのこと。更に白沢天狗は一昨日に続いての2連チャンとのこと。すごいモチベーションと体力だ。
○核心部の主稜線直下の細尾根の通過は困難かと思っていたが、スキーを履いたままなんとかこなし、主稜線まで到達することができた。
○滑降は登路の尾根を1412m標高点まで忠実にすべり、ここから北東に派生する尾根に滑り込み、矢沢の最終堰堤に出る。堰堤を左岸から乗り越し、スキー場までだらだらの斜面を降りた。





稜線直下の難所(1950m付近)。細尾根の上にキノコ雪が発達する。前回はスキーを脱いでツボ足で通過した。
一旦スキーを脱いだが、胸までもぐってしまうため断念。
再度スキーを履いて、北側の雪崩れそうな急斜面をきわどいジグで登り上げた。


細尾根上のキノコ雪。その右下に爺ヶ岳スキー場が見える。


白沢天狗山のピークに到着。
地図上の三角点はここからもう少し南にある。
今回はここで引き返した。


では、大町市の平地を眼下に、ドライパウダー撒き散らして行きましょう!


顧問のパウダーラン。今シーズン最高の雪質だ。


中ちゃん、パウダーラン


続いて私も。



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戸隠 五地蔵山

2010-01-03 17:47:27 |  山スキー



■平成22年1月3日(日)
■同行メンバー:I顧問
■ルート:大橋7:56~五地蔵山東尾根~尾根上1600m(撤退)12:40~(滑降)~大橋14:07

■概要
○戸隠大橋駐車場から北進してすぐ左側にある作業小屋の手前から左に折れ、小沢を渡渉した。ブリッジがつながっておらず、結局水量の少ない箇所で板を脱いで渡ったが結構苦労した。

○今回は、山頂から東に伸びる1533m三角点のある尾根の1本南にある細い尾根を登路とした。

○しかし、大晦日から昨日にかけて降り積もった大雪が落ち着いておらず、もぐるもぐる。新年早々激ラッセルに苦しめられる。5分おきにトップを交替しながらラッセルするが遅々として進まない。

○ラッセルは傾斜のある箇所では太ももまでもぐり、スキーのトップを雪上に持ち上げるのに一苦労。I顧問のファットスキー(シュガーダディを)もってしても大苦戦であった。恐らく普通の幅の板ではラッセル不能かと思われる。

○4時間以上費やしても結局、山頂まで半分程度の高度しか稼げなかった。標高1600付近の鞍部で撤退を決める。

○滑りはあっという間であった。束の間の快楽。正真正銘の底なしパウダーの浮遊感を楽しめた。

○もうどこに行っても積雪は十分でしょう。


激重ラッセル。


登り5時間、下り30分。
底なしパウダーは気持ちよかった!




 

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