■平成20年11月9日(日)
■メンバー:単独
沢が終わり、山スキーが始まるまでの間、10月後半から12月初旬までの端境期の企画として、塩の道を歩いて自宅(池田町)から日本海まで行こうと思い立ち、時間の空いた週末を利用して3年前から歩きつないできた。
今回はいよいよ最終回。
根知谷から糸魚川の海岸を目指して歩いた。
■これまでの歩み
○平成17年10月
(第1回)自宅(池田町)~仁科神明宮~大町山岳博物館
(第2回)大町山岳博物館~三日町~木崎湖~中綱湖
(第3回)中綱湖~青木湖~佐野~飯森~白馬~松沢口(栂池)
○平成18年10月
(第4回)松沢口(栂池)~千国~小谷村郷土館 ※千国コース
(第5回)小谷村郷土館~下里瀬~大峯峠~長崎バス停
○平成18年11月
(第6回)長崎バス停~中谷大宮諏訪社~高町~銭上平~深原 ※高町越コース
~地蔵峠~乳房の木~大峠~長者平~大網~平岩駅 ※地蔵峠越コース
○平成19年10月28日
(第7回)
平岩駅9:50~大網集落10:10~大網峠11:56~角間池~白池12:32~山口塩の道資料館13:14~根知駅14:22 ※大網峠越コース
■今回のコース
(第8回)
根知駅8:30~仁王堂~中山峠~美山公園~糸魚川駅~海岸11:35
ゴール地点にて。
どんよりとした曇り空で、時折雨がぱらつく寒い日だった。
さて、来年からはどうしようか。
先日、とある方から紹介いただき「信越古道」という本を入手した。
それによると、古文書の研究により「もうひとつの塩の道」として、麻績宿~小川~鬼無里~奥裾花~笹ヶ峰~富士見峠(焼山越)~梶屋敷というルートが明らかになったというのだ。
特に、奥裾花から堂津山の東の鞍部を越えて、笹ヶ峰、富士見峠、笹倉温泉に至る焼山越は、春に山スキーを使えば山ヤの本領が発揮できそうでおもしろそうだ。
(大網峠への登り)
■平成19年10月28日(日)
■メンバー:単独
沢が終わり、山スキーが始まるまでの間、10月後半から12月初旬までの端境期の企画として、塩の道を歩いて自宅(池田町)から日本海まで行こうと思い立ち、時間の空いた週末を利用して2年前から歩きつないできた。
一部、国・県で整備した「中部北陸自然歩道」を利用しており、完全な「塩の道歩き」ではないが、なるべく未舗装路を歩き、たくさんの峠を越えて日本海まで歩くことを主眼にやってきた。
昨年まで6回に分けて新潟県境の大網集落まで辿り着いたが、今回はいよいよ大網集落から大網峠を越えて越後に入る、「大網峠越ルート」歩いてみた。
■これまでの歩み
○平成17年10月
(第1回)自宅(池田町)~仁科神明宮~大町山岳博物館
(第2回)大町山岳博物館~三日町~木崎湖~中綱湖
(第3回)中綱湖~青木湖~佐野~飯森~白馬~松沢口(栂池)
○平成18年10月
(第4回)松沢口(栂池)~千国~小谷村郷土館 ※千国コース
(第5回)小谷村郷土館~下里瀬~大峯峠~長崎バス停
○平成18年11月
(第6回)長崎バス停~中谷大宮諏訪社~高町~銭上平~深原 ※高町越コース
~地蔵峠~乳房の木~大峠~長者平~大網~平岩駅 ※地蔵峠越コース
■今回のコース
○平成19年10月28日
(第7回)
平岩駅9:50~大網集落10:10~大網峠11:56~角間池~白池12:32~山口塩の道資料館13:14~根知駅14:22 ※大網峠越コース
車をJR大糸線平岩駅に停める。
平岩から大網までは前回歩いているので、今回はバスで行こうと大網行きのバスを待っていたが、小谷村営バスの運転手はこちらを全く見ることもなく、通過していってしまった。
ムッとしたが、たいした距離でもないので、仕方なく歩くことにする。
大網集落の少し手前にさしかかると、山から袋を提げたおばあちゃんが下りてきた。
塩の道の入り口を尋ね、歩きながら紅葉の様子、熊の状況などを聞いてみる。
「では。」と別れようとすると、おばあちゃんは「塩の道のおみやげだよ」と言って手に持っていた袋を自分に渡した。
中を見るとおばあちゃんが山で作ったという、駒打ちのナメコとヒラタケだった。
さらに、「シイタケもやるからちょっとおいで」と言われ、家までノコノコと付いていってしまった。
以前から大網は景観的に「美しい集落」という印象をもっていたが、おばあちゃんの人情に触れ、ますます大網ファンになってしまった。
これで気分も良くなり、一気に大網峠への登りに突入する。
峠までの山道はなかなかの急登だったが、紅葉したブナの森の中を歩く気持ちの良い道だった。
(白池。紅葉も見ごろ)
峠から越後側(糸魚川市)へ入ると、道もよくなり、看板やトイレなどハード面がよく整備されていたが、かえって古道の趣きを壊しているように感じた。
塩の道資料館から車道に出て、根知駅までとぼとぼと歩く。
残念ながら、期待していた西海谷山稜はガスっていて見えなかった。