山遊びの日々

山スキー、沢登り、クライミングの備忘録

宮城蔵王 水引入道

2012-02-26 22:08:55 |  山スキー

■2012年2月26日(日)
■ルート:みやぎ蔵王白石スキー場P7:52~林道~水引入道(1656m)10:56(往復)~スキー場P11:55
■メンバー:単独

【概要】
今週末も未知の山域を求めて北上です。
宮城蔵王の水引入道に行ってきました。
初めての山は新鮮でいいですね。
このわくわく・どきどき感がたまりません。

結構遠いと思っていた宮城蔵王ですが、福島から入山口の白石スキー場まで1時間20分程度と意外に近いことがわかりました。
水引入道っておもしろい名前ですが、宮城蔵王の不忘山と馬ノ神岳の間にある1656mピークで地図上名前はありません。
今シーズンは週末の天候の巡り合わせが悪く、本日も冬型の気圧配置で終始雪でした。
でも幸いにも風は弱く、ピークまで達することができました。
展望なしはこの際我慢です。
週末の「The Day」は来月に期待しましょう。




1500m付近の沢状地形は無木立のオープンバーンが広がる。
ガリガリのアイスバーンの上に新雪が10cm程度乗った状態でスリッピーなため、スキーアイゼンを付けて歩く。
(白黒写真じゃありませんよ。)


水引入道が目前に。
意外と顕著なピークだ。正式に名前を付けてあげたいくらい。


テールをガリガリ鳴らしながら無木立の斜面を滑る。
パウダー滑りに体が慣れてしまったせいか少々難儀する。
沢状地形のオープンに入りたいが今日は雪崩要注意のためガマンしとく。


さらに下部も結構いい感じ。


標高1200から1300mはブナの斜面へと変わる。
このあたりはまだ良かったが、さらに下部は雑木林のヤブヤブ斜面となる。
両手&ヘルメットで枝を払いながらの滑りとなった。


林道に出た。
この男「↑注意」です。
ここからシールを付けてスキー場へ戻った。

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吾妻連峰 高湯~家形山

2012-02-19 19:46:20 |  山スキー

■2012年2月19日(日)
■ルート:高湯温泉P7:04~スカイライン横断~賽の河原~吾妻山荘分岐9:24~家形山10:49~吾妻山荘分岐~吾妻スキー場トップ12:29~高湯温泉P13:06
■メンバー:単独

福島で登山活動を始めてから、ことごとく週末の度に天候に見放されてましたが、ようやく今日は山頂にたどり着く頃、晴れて展望が開けました。
でも下り始めるころ急速に天候は悪化。
束の間の晴れでした。


(五色沼と一切経山)

【プロローグ】
早いもので福島生活も残すところ40日余りとなりました。
まだ行きたいところはたくさん残っているのに。。。
ちょっと焦りを感じます。
というわけで、今週は再び未知の山スキールートを求め高湯温泉から家形山を目指しました。
山スキーのクラシックルートです。

入山口となる高湯温泉は、福島市内から車で40分程度と至近距離にあります。
「じもてぃー」の私としては行かないわけにはいきません。
週末の天候は相変わらず冬型ですが、それほど強くない。荒れた天気にはならないだろうという読みで決行しました。

【登り】
スカイラインの料金所から少し先に車を停めてから夏道沿いに登ります。
昨日のトレースが残っているのでラッセルはなし。
吾妻山荘の管理人さんが付けたグリーンのテープが目印となり安心です。


クラシックルートならではの標識も良く見かける。
「冨士フィルム」は栂池方面でよく見るやつだ。


こちらは「ニッポンビール」??
調べてみると「ニッポンビール」は「サッポロビール」の前身。
「サッポロビール」に社名変更したのが昭和39年だというから50年くらい前の標識か?


慶応吾妻分岐に到着
この頃は小雪が降ったり止んだりのはっきりしない天気。
小屋には寄らず、真直ぐ山頂に向かう。

分岐の少し先で小屋に泊まった先行パーティ4人組に追いつきラッセルを交代する。


山頂手前の小ピーク。
天気は急速に回復傾向。


まったりした稜線を歩く。
青空も出てきて気分は最高。
4人組パーティーは山頂へは向かわず、小屋へ降りて行った。


家形山山頂到着。
標識は埋まって見えないがGPSで位置を確認。



【滑り】
山頂からシールを付けたまま少し戻ってから滑降開始。
が、いきなりハイ松トラップにスキーが引っ掛かり転倒する。
足を引き抜き体勢を立て直すのに一苦労。
ケガしなくてよかった。

北の方から雪雲が流れ込んできたようで、このころから天候が急速に悪化して雪が降り始める。
束の間の晴れ間だった。

KO吾妻山荘分岐から先は傾斜が緩く、登りのトレースをからめながら滑る。
ドライパウダーで快適だった。

標高1400m付近から数年前に閉鎖になった吾妻スキー場を目指して登りのトレースを外れる。
しかし、ここも傾斜が緩すぎて下りラッセルとなり疲れる疲れる。
地形の判断も難しく、シールを付けてGPS見ながらスキー場トップを目指す。

トレースを外れるのはもう少し先の方がよかったと反省。


突然視界が広がり、ようやく吾妻スキー場トップに出た。
まっさらなパウダーがどこまでも続いている。

では行きましょう!
福島市内を眼下に見ながらノートラック・パウダーランの開始。


雄叫びモード!
思いっきり変な声を出しても誰もいないので恥ずかしくないわw
ストレス解消&下りラッセルの苦労が報われました。

ゲレンデの一番下まで降りずにバーニーハットの建物の前からスカイライン入り、再びの下りラッセルしばしで駐車地に到着。
さすがクラシックルート、登りよりも下りの方がラッセル多かったわ。
でも、久しぶりの晴れに恵まれ楽しいツアを満喫しました。

【温泉】
高湯温泉「あったか湯」250円
露天風呂のみ。
久しぶりの白濁の硫黄泉でよかったです。

【GPS】

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吾妻山 西大巓

2012-02-16 22:47:30 |  山スキー

■平成24年2月12日(日)
■:グランデコスキー場第3リフト終点10:38~西大巓12:00(往復)~スキー場下部13:18
■メンバー:ようさん、YUKI

残念ながら本日も冬型が強まり好天は期待できそうにありません。
グランデコスキー場トップから西大巓に登り、南西尾根の滑降の計画で岳の湯を遅めの出発です。


本日は先行パーティーのトレースを使わせていただき楽ちんです。


西大巓山頂に到着です。
ガスで視界不良ですが、幸いにも風は弱くそれほど寒くありません。




下りラッセルを交えながらゲレンデへ戻りました。

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南会津 博士山

2012-02-12 21:32:43 |  山スキー

■平成24年2月11日(土)
■ルート:琵琶首7:55~林道9:44~博士山稜線1466m11:58~琵琶首13:58
■メンバー:ようさん、YUKI

今週末は信州から福島ツアーにやってきた、ようさん&YUKIと合流して博士山と西大巓を滑りました。

まず11日(土)は先月に引き続いて博士山へ向かいました。
今回は岳人ガイドブックに掲載されている1400m付近から派生する、登路の1本北の尾根を滑ってみることにしました。
しかし、この尾根、傾斜が緩すぎて深雪の本日は大半が下りラッセルとなってしまいました。
また、林道から下の細尾根はヤブが濃く快適とは言えません。
結局、ヤブを嫌って沢にドロップした後の植林地が一番楽しかったような・・・。


GPSトラック(青:登り、赤:下り)

雪が降りしきる会津坂下のセブンイレブンで待ち合わせ。
結構いいふりだったが入山場所の琵琶首集落に着く頃には小降りになっていた。


琵琶首集落先の除雪地帯に駐車後、田んぼを直進して正面の尾根に取りつく。
先月と同じルートである。


標高1100mの林道を越えると上部はブナの疎林帯となる。






時折青空も垣間見えるようになりモチベーションアップ。



1478ピークから先のアップダウンの稜線は雪庇が発達し、ところどころアイスバーンで結構悪い。
北からの強風も強くなり、無理せず本日はここまで引き返すことにする。




標高1400mから北尾根入るが、傾斜がメローでようさんの太板をもってしても下りラッセルとなる。
林道から下部はヤブが濃くなり早々に左の沢にドロップする。


沢ドロップ直後のパウパウで雄叫びモード


下山後、喜多方ラーメン→二本松のスーパー買い出し経由で本日の宿泊地である岳温泉「岳の湯」(素泊3,500円)へ向かう。
岳温泉の精肉店で仕入れた馬刺しをつまみに久々の再会を祝して小宴開始。
お疲れの二人は早々にダウン。
私はもう少し飲みたかったが、明日のことを考え布団にもぐりこむ。

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南会津 二岐山 東尾根

2012-02-05 21:23:47 |  山スキー

■平成24年2月5日(日)
■ルート:二岐温泉駐車場(800m)7:37~二岐山(1544m)10:45~二岐温泉駐車場11:34
■メンバー:単独


登り:青 下り:赤

【プロローグ】
今週末の「粉遊び」はどうしようか?
今年に入ってから強烈な寒波が続き、週末の度に天気の悪い日が続いていたが、5日(日)は冬型が弱まり期待が持てそうだ。
図書館で入手した「東北山スキー100コース」をながめていると、南会津の二岐山に目が留まった。
上部にブナ林を有しているとのこと。山容も独立峰でなかなかの秀峰である。
なぜか会津の山に心惹かれる。
ブナ・パウを大いに期待して、福島市のアパートを5時過ぎに出発した。

【登り】
当初予定していた東尾根末端の駐車スペースに到着すると、「今日はソリ大会があるから、ここからの入山は禁止。車は700m位先の二岐温泉の駐車場に止めてくれ」と言われ、仕方なく1本南の尾根を登ることにする。
しかし、この尾根はヤブの急斜面で失敗。
苦労して1100mの台地に乗り上げる。
風は春を思わせる程穏やかで、汗をかきながら膝ラッセルを続ける。
1200mで当初予定していた東尾根に合流。
ここから期待通りのブナの美斜面が続く。
1400mから尾根は急になり、一部細尾根も出てくるため小刻みなキックターンで乗り切ると森林限界を超えて山頂に到着した。
上空は晴れているが、残念ながら周囲の展望はほとんど得られなかったが、ここからほど近い那須方面の山々が少し見えた。
しかし風も弱く、この時期としては上々の天気なのだろう。

【滑り】
山頂着直下からスタート。
1400mまで滑ると、なんとブナ斜面にシュプールがついているではないか。
ショック!後続者に食われてしまったのだった。
気を取り直して、荒れていない斜面を楽しく滑る。
ちょっと重パウかな。
1200mから登った尾根を右に分けて、東尾根を忠実に降りる。
足下にソリ大会の歓声が聞こえてきたので、コースに入り込まないよう注意して右方向にトラバース。
上手く車道に出ることができた。

【まとめ】
標高差750mだが単独でラッセルすればそれなりのガッツリ感が得られます。
上部のブナ斜面は良いっす。
信州でいえば鍋倉山の雰囲気かな。
二岐山、福島に住んでいなければ登ることはなかったと思うが、山スキー向きのいい山でした。
これからもこのような山々との出会いを大切にしたい。

【温泉】
駐車場のおじさんにおすすめを聞いて、二岐温泉の冨士屋旅館へ
貸切、500円

【帰りのBGM】
The Beatles 「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」
最近Beatlesを聞き直しています。  
Lucy in the Sky with Diamonds(LSD)はヤバい。


 

    

  

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