山遊びの日々

山スキー、沢登り、クライミングの備忘録

薪ストーブのメンテナンス

2021-05-23 10:48:14 | 薪ストーブ

山スキーシーズンが終わった5月の週末、晴れて風のない日を狙って屋根に上がります。
毎年恒例の薪ストーブの煙突掃除のためです。

専門の業者に頼むと3万円くらいかかります。
煙突掃除のためのブラシ、ハシゴ、灰専用の掃除機など、様々な道具をそろえるとそれなりに初期投資はかかりますが、自分でできることは極力自分でやります。

煤の量を見て、正しい焚き方ができていたか、
ストーブや煙突に痛みはないか、
自分の目でチェックすることが大事です。


7mのハシゴを伸ばして屋根にかけます。
今回は新兵器として、ハシゴの先端に取り付けるアタッチメントを購入しました。
これで雨どいを痛めることなく、ハシゴも安定するという優れものです。

クライミング用のヘルメット、ハーネスを付けて、ロープを持って梯子を登ります。
グラグラ揺れて結構怖い。
クライミングより怖いですよ。
一番怖いのは屋根からハシゴに乗り移る瞬間です。

安全確保のため、屋根の雪止めにスリングで捨て縄を設置してます。
ここにカラビナをかけて自己確保します。


屋根の上から庭の薪棚を見下ろす。
普段見ることがない景色が新鮮に感じますね。



さて、煙突掃除。
煙突トップを外して中を覗き込みます。
結構、煤がついてますね💦
これだけ煤がつくとシーズン後半は、ドラフトが弱くなります。
まあ、こんなもんでしょう。
ブラシを入れてゴシゴシこすり、煤をストーブの炉内に落とします。
我が家の煙突は全長7mちょっとあります。




室内に戻り、ストーブ内の煤の量をチェック。
ん~、どうでしょう?
レジ袋(大)プラスαか。でも例年よりは少ない感じです。
そして大事なのは煤の質。
フワフワ、サラサラなので薪の乾燥具合と焚き方はまずまず合格ラインかな。
専用の掃除機で全部吸い取ります。

そして、ストーブ内部のパーツをばらして掃除して、錆防止用のオイルスプレーを吹きかけます。




ストーブの天板が鍋の吹きこぼしで汚れています。
ワイヤーブラシで磨いてから専用のストーブポリッシュを塗り込みます。


きれいになりました✨


サイドドアのガスケットロープを交換します。
これがへたるとストーブの気密性が保たれなくなり、微妙な火力調整ができなくなるのです。




ガ~ン!
炉内の蓄熱用のサイドプレートが割れています。
これは昨年、ドブレ純正のパーミキュライトから某ストーブ屋さんオリジナルの溶岩石プレートに買い替えたばかりなのに。
ストーブ屋さんに相談したら無料で新品に交換してくださるとのこと。
ありがとうございます。

煙突掃除とストーブメンテナンス作業に丸一日かかりましたが、これで安心して半年後のストーブシーズンを迎えられます。

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杓子尾根(2330mまで)

2021-05-08 15:31:10 |  山スキー

■2021年5月8日(土)
■ルート:猿倉6:35~追上沢~杓子尾根2330m10:50~猿倉12:07
■メンバー:単独





5月4日に計画していた杓子尾根~大雪渓滑降が諸事情で中止になった。
好天の週末、スキーで行けるところまで行ってみようと猿倉へ車を走らせる。

猿倉の駐車場は8割程度の埋まり具合。
GWWの天気が芳しくなっかたため、不完全燃焼気味のスキーヤー達が集まっているのだろうか。

白馬尻の手前にある沢(追上沢?)に入り1802のコルまで快適に登る。
ここから杓子尾根が始まるのだがしばらくは広い斜面の登りが続く。




大雪渓と白馬主稜


杓子尾根は尾根と言っても半分以上がこのような広い斜面でスキー向けだ。


双子尾根2120m、池マークのあるコル。
尾根の向こうは杓子沢。昔、杓子沢を滑ってこのコルを乗越て長走沢に継続したことがある。


標高2130。傾斜がきつくなるのでアイゼンに履き替えシートラで登る。
先行パーティーのトレースがあるので楽だ。


標高2330mの肩に到着。ようやく尾根らしくなる。
ここから先は雪稜のバリエーションルートになるので、今日はここまでとする。
白いピークがジャンクションピークか?


ここからの景観は素晴らしかった。
白馬大雪渓、よーく見ると10人ほど登っている。


白馬岳


頂上の少し下を3人パーティーが登っているのが見えた。


肩から下の急斜面はターンする度に湿雪スラフがデロデロと流れる始末。
下にスキーヤーが登っていたので気を付けながら慎重に滑った。
1900位から下は重雪とストップ雪とザラメが交互に現れるコンディションだったが、おおむね楽しく滑ることができた。

猿倉林道の少し手前で板を外し駐車場まで歩いて終了。


定番の大町タカラ食堂でもりそば

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窓明山から三岩岳周回

2021-05-04 05:30:45 |  山歩き

■2021年5月4日(火)
■ルート:窓明山登山口5:33~巽沢山6:30~窓明山9:24~三岩岳11:35~三岩岳登山口13:57
■メンバー:単独

寒気の流入で天候が不安定な今年のGW。すっきり晴れそうなのは5月4日のみの予報。本来は鳥海山に行きたいと思っていたが、コロナの影響で観光道路が通行止めになったことから予定を変更して南会津の窓明山と三岩岳に行くことにした。
会津駒ケ岳や燧ケ岳はかなり賑わっていたようだが、こちらで会ったのは数パーティーのみの静かな山行でとても良かった。

3日の朝に出発し、高速の上信越道~関越道~北関東道~東北道と乗り継いで西那須野ICまで。
さらに下道で桧枝岐に入る。


高速を途中下車して佐野ラーメン永華に立ち寄る。以前福島に赴任していた時、栃木県の同僚に連れて行ってもらった店。
餃子が通常の3~4倍の大きさで旨い。


桧枝岐の某所で車上泊。
翌朝、小豆温泉近くの窓明山登山口から入山。
実は今回、山スキーかツボ足にするか、現場の積雪状況を見て判断しようと考えていた。
下から見上げた感じではかなりのシートラを強いられそうだし、アップダウンも多いルートなので結局ツボ足で行くことにした。
標高1400位から雪上歩きとなる。昨日の積雪で踏み跡はリセットされきれいだが、多少のラッセルはやむを得ない。


目指す窓明山(右)と三岩岳(左)


やはりこの辺は山スキー向けの山。楽しそうな斜面がそこかしこに。


窓明山到着。
会津駒ケ岳から縦走のパーティーと昨夜三岩岳避難小屋に泊まったという単独のおじさんがいた。


越後三山、荒沢岳など。雪化粧してきれいだ。


雪庇の出た尾根を辿って三岩岳へ向かう。


途中、振り返って窓明山。


三岩岳避難小屋。1階部分は埋まっている。


小屋から山頂まで広い斜面を登る。山スキーなら楽しいだろう。




大戸沢岳から会津駒ケ岳へ続く稜線。縦走してみたくなる。


コーラで乾杯。


三岩岳の往復に特化すれば、とても山スキー向けの好ルートと感じた。


下山途中。窓明山から伸びる南東の尾根。スキー向けの尾根だ。


下山後、会津駒ケ岳に登っていたようさんチームと合流し、オートキャンプ場でゆるキャンモード。
BBQで楽しく飲んで、今日も車上泊(笑)

翌日、天気が良ければ燧ケ岳でもと思っていたが昼前から崩れる予報なので、六十里越でトコトコと帰った。

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