山遊びの日々

山スキー、沢登り、クライミングの備忘録

カモフェス

2009-08-29 19:27:37 |  番外編

■平成21年8月29日(土)

山道具のフリーマーケット、第1回カモシカフェスティバル=「カモフェス」にようさんと共に出店した。


押入れの奥に眠っていた、クライミングホールド、クラッシュパッド、クライミングシューズ、ザック、Tシャツ等を引っ張り出して出品した。

こんな時代のせいか、中古でもとにかく安ければいいという人が多いようで、値段を安くすれば、かなりしょっぱい(古い&汚い)ものでも意外と売れるものだ。

また、営業や商売の経験のない自分にとって、お客との駆け引きも新鮮で楽しかった。


最近自宅にプライベートウォールを作っている人が多いようで、おかげさまでクライミングホールドは完売となった。

自分にとって不要なものが、新しいオーナーに使ってもらえるというのはなんとも嬉しいものだ。

熱中症になりそうなくらい暑かったが、営業がんばり、新しい50mロープが買える程度の売り上げがあった。

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八ヶ岳 稲子岳南壁左カンテ

2009-08-14 19:32:48 |  クライミング

■平成21年8月14日(金)
■同行メンバー:専務
■ルート:稲子岳南壁左カンテ(5P)
緑池入口林道ゲート6:05~しらびそ小屋7:15~稲子岳南壁取付点9:00~稲子岳山頂11:24~しらびそ小屋~緑池林道入口13:41

やっと夏らしい夏の到来を予感させるお盆ウイークとなった。
悪天候のため数週前から延期していた稲子岳南壁の計画を実行に移すことにした。

早朝、佐久市の某所に集合して稲子湯に向けて車を走らせる。
八ヶ岳方面はすっぽりと厚い雲に覆われている。
稲子湯が近づくにつれて天気は悪くなり、駐車場につくと霧雨が降り出す始末。
それでも今日の天候は回復傾向と信じて、緑池入口林道ゲートから歩き始める。


1時間ほどで森の中にひっそりと佇むしらびそ小屋へ到着。
2匹の犬が出迎えてくれた。

雨は止んだが、目指す壁はガスの中のようだ。
小屋から中山峠に向けて、南壁へのアプローチの踏み跡を探りながら登山道を歩き出す。
しかし、それらしき踏み跡や赤布を見つけることができず、かなり上まで登山道を上がってしまった。


途中、ガスが晴れて南壁の全容が見渡せるようになった。
完全に上がりすぎてしまったことに気付き、登山道を少し引き返し、適当な所から樹林帯に突入する。
樹林帯を少し進むと赤テープがちらほら見えるようになり、これに導かれながら斜面を登っていくと取り付き点に到着した。


1ピッチ目(Ⅲ+)
顕著な岩塔の左手を登り、30m程度でリングボルトが3本打ってあるビレイポイントに到着する。


2ピッチ目(Ⅲ)
凹角から右のディエードルを回り込むように登り、再び凹角に戻るラインだが凹角を真直ぐ登った方が面白い。途中に新しいペツルが1本打たれていた。

3ピッチ目(Ⅲ+)
凹角からチムニーを登りリッジ上に上がったところでピッチを切る。
チムニーの出口を左に回りこむワンムーヴが少しいやらしく感じた。
リッジの左はガラガラの斜面になっている。


4ピッチ目(Ⅳ)
リッジ上を少し登ってから凹角に入り、最後はかぶり気味の垂壁を乗越して岩塔の上でピッチを切る。

5ピッチ目(Ⅲ)
小岩塔をクラック沿いに登るとそこが終了点のテラスとなっていた。

ここから砂礫の斜面を少しあがり稜線に到着。
ギアをしまい、下山開始。


緑池と稲子岳南壁(帰路撮影)

このルートは、技術的に困難な箇所はなく、支点もよく整備されていた。
しかし、とんでもなく大きな岩がぐらぐら動くこともあり、浮石には細心の注意が必要である。

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剱岳 点の記

2009-08-01 17:58:37 |  番外編




今日は某所でアルパイン・クライミングの予定だったが、不安定な天候で中止にした。
壁の途中でゲリラ雷雨にでも遭った日にゃ、たまったもんじゃない。

こんな雨の日の代替案としては、ジムで筋トレ&有酸素トレーニングというのが通常パターンだが、本日は8月1日、毎月1日は「映画の日」ということで、通常1,800円の入場料が1,000円に割引になるのである。

この日を逃すなというわけで、遅ればせながら映画「剱岳 点の記」を観てきた。

最近できた松本の映画館「シネマライツ」は、設備もよく、ゆったりしたシートで快適な2時間20分を過ごすことができた。これで1,000円はお得でしょう。

原作にはない、ストーリーや設定がいくつか見られたが、何よりも私の敬愛する生粋の山人である宇治長次郎のタフで控えめで心優しい人間性がクローズアップされていて良かった。
長次郎役の香川照之もはまり役だと思う。

逆に柴崎測量官役の浅野忠信は、セリフの言い回しがなんとなく現代ドラマ風で少し違和感を感じた。

山をやっている人間が見ると「おい、そりゃねぇだろ~!」と突っ込みたくなるシーンもいくつかあるが、それはともかくとして、やはり前評判どおり剱岳を中心とする立山周辺の映像の美しさは素晴らしかった。

これは映画館の大きいスクリーンで観るべきだろう。

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