山遊びの日々

山スキー、沢登り、クライミングの備忘録

六百山

2009-11-22 12:05:01 |  山歩き

■平成21年11月21日(土)
■同行メンバー:Y隊長、I顧問、butti、u-chef、terashima、中隆、M山プロ
■ルート:釜トンネル入口6:20~上高地河童橋8:10~中畠沢~六百山頂直下13:30~上高地河童橋16:40~釜トンネル入口18:00

六百山は梓川をはさんで穂高連峰と対峙する急峻な山である。
標高は2449m、山容もなかなか良い山であるが、場所が場所だけに「穂高連峰の前衛峰」あるいは「上高地の裏山」などと称されている、いわば不遇の山だ。
マイナー好きな私としては、以前から気になっていた山なのだが、Y隊長から「本格的な山スキーシーズン前の足慣らし」ということで召集がかかり、六百山に登るチャンスが訪れた。
しかし、Y隊長の「足慣らし」や「初級コース」の言葉を鵜呑みにしてはいけない。
今回はいつにも増して厳しい内容の登山であった。


小雪が舞う天気の中、河童橋手前のトイレの裏側から砂防堰堤の左側を直登し、土石流観測施設から中畠沢に入る。
最初は狭い谷も標高1700m付近から広くなる。
ガラガラの石の上に雪が数センチ積もっているのだが、サラサラのパウダーのため締まっておらず、非常に歩きにくい。
標高2000m付近から、左岸の草付き斜面を登るようになり、2200mで稜線上のコルに出る。


天気は相変わらずであるが稜線に出ると時折、強風が吹き付けるようになる。
コルでアイゼンを付け、冬山防備で潅木と草付きの急峻な尾根を登る。


尾根はさらに急峻さを増し、岩稜帯が現れる。おそらくⅢ級(-)程度の岩場だろうが、アイゼン&手袋ではそうは簡単にいかない。
ここの通過でかなり時間を食ってしまった。


岩稜帯の上のハイマツのリッジをさらにワンピッチ伸ばす。
眼下に上高地と梓川の流れがうっすらと見える。


結局、山頂直下の岩稜手前で時間切れとなってしまった。残念!
そして、皮肉にも撤退を決めた頃から天気は急速に回復してきた。チクショー!!
この岩場を左から巻いて潅木と草付きの急斜面を登ると山頂に到達するようだ。


懸垂下降2回を交えて、慎重に尾根を下っていく。


霞沢岳方面が見える場所で小休止。
最初はガスっていたが、


風がガスを追い払い、ようやく山頂が見えた


なかなかカッコイイ山でしょ!
またいつか登りに来よう。

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渡辺香津美 東山魁夷館ギャラリー・コンサート

2009-11-14 10:28:51 |  番外編



長野県信濃美術館 東山魁夷館で毎年1回、秋に行われる展示館内でのコンサート。
例年は東山魁夷が好きだったモーツァルトにちなんで、クラシックが中心だったが、今年は渡辺香津美のソロギター・コンサート。
料金も3,000円で格安、ということであればもう行くしかないでしょう。
魁夷画伯の作品に囲まれて、コンサートホールとは全く違った異空間でのライブは、また格別の雰囲気だった。
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二子山西岳中央稜

2009-11-03 18:28:17 |  クライミング


中央稜最終ピッチを登るガイド・パーティー
ルートの随所に積雪が・・・

■平成21年11月3日(火)
■同行メンバー:ようさん
■ルート:股峠~中央稜取付~スカイウォークルート~中央稜上部~二子山西岳山頂~股峠

前回(今年の5月31日)雨のため登れなかった二子山中央稜にリベンジをかけた。
天気は申し分ないのだが、昨夜の積雪がルートの随所に残っており、モチベーションが低下してしまい、下部3ピッチは安易に隣のスカイウォークルートへ転進した。
しかし1ピッチ目、Ⅲ級の凹角は雪と氷のミックスルートと化しており、手指・足指の感覚が薄れるなか、厳しい登りとなってしまった。
上部3ピッチはようやくお日様も当たりだし、快適なクライミングを楽しめた。
それにしても寒かった。




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