■2015年9月20日(日)~22日(火)
■同行メンバー:M山pro、中隆
■ルート:
(20日)高瀬ダム6:05~湯俣8:18~赤沢出合手前13:40(BC)~東硫黄沢偵察
(21日)BC6:37~硫黄沢出合~モミ沢出合8:54~弥助沢9:27~三俣山荘11:30~伊藤新道~BC14:50
(22日)BC7:20~湯俣川~湯俣10:55~高瀬ダム13:20
長く温めていた湯俣川源流山行。5連休と好天と強力なメンバーに恵まれて実現できた。
【参考リンク】
「かつての登山道、伊藤新道」(PHOTOHTO C330さん) http://photohito.com/photo/2021349/
「宮田新道、カモシカ新道、そして伊藤新道」(Airsさん)http://blogs.yahoo.co.jp/airspace/31314466.html
【概要】
(20日)
朝5時過ぎに七倉の駐車場に到着すると既に満車状態。七倉ダム下の駐車場に停めて高瀬ダムまでタクシーに乗る。(2800円)ダムから2時間ちょっとで湯俣到着。順調な滑り出しだった。
噴湯丘を見学して湯俣川の遡行がスタート。
先週の秋雨前線の影響か、4年前の8月に来た時より明らかに水量は多かった。
スクラム渡渉を駆使して前進する。
両岸が高いゴルジュ帯に突入。途中で単独行者が引き返してきたので聞くと、水量が多くて断念したとのこと。
第3吊り橋跡の「雨天時勇気を持って引き返せ」とペイントされた大岩の先が深く、水圧が強い最大の難所だったが、M山proのファインプレイで何とかクリアできた。
赤沢出合の少し手前の台地にベースを設営後、上流の偵察に出発する。
東硫黄沢。この近くにブラック温泉があったと思ったが増水で水没しているようだった。
BPへの帰り、3パーティーが次々と上がってきたのには驚いた。
(21日)
BPにテントを置いて、いよいよ源流へ出発する。
昨日の1パーティーが硫黄沢出合いのすこし上にタープを張っていた。聞くと釣り師で今日下山するという。
やはり湯俣川は魚影が濃く、次々とイワナが走る。中には近くに寄っても悠然と泳いでいる奴もいる。今回は時間がないので竿は持ってこなかったが、見ているだけでも楽しくなった。
モミ沢出合。ここから湯俣川は漢字の樅沢に名前を変える。
しばらく遡行して右の弥助沢に入る。
展望が大きく開け、正面に鷲羽岳が姿を現した。
標高2380から気持ちのよい草原となりクリークをたどる。
最後の詰めを登ると鷲羽岳と三俣山荘の間の最低コル近くに出た。
向こうに伊藤新道のトラバース道が見える。
三俣山荘は登山者でごった返している。小屋で今夜の宴会用のビールを調達する予定だったが何と売り切れ。
そそくさと伊藤新道に入る。
伊藤新道のトラバース道から見た弥助沢源頭。紅葉がきれいだった。
途中、硫黄尾根と北鎌・槍が見えた。
伊藤振動は展望台まではとても歩きやすく快適な道だった。
足下には湯俣川の白い流れが。我々のテントも見えた。
ここから登山道は赤沢に急降下するが、なかなかすごい道であった。
(22日)
下山の日。
湯俣川は相変わらず水量が多いが、コツをつかんでいたので初日よりスムースに降りることができた。
湯俣の広河原に到着。振り返ると三俣の稜線がくっきり見えた。
【課題】
今回は源流部弥助沢の遡行と伊藤新道をメインにしたため釣りを楽しむ時間がなかった。
釣りメインならやはり硫黄沢出合付近で幕営ということか。
宮田新道、カモシカ新道も興味あり。
■2015年9月5日(土)
■ルート:七倉6:00~船窪小屋9:40~七倉岳10:02~船窪岳10:58~船窪小屋~七倉15:08
■メンバー:単独
貴重な晴れ間の土曜日、トレーニング山行で七倉尾根から船窪岳をピストンしました。
伊藤正一氏の言「昭和44年からの高瀬ダムの工事により、登山者が激減。さらに昭和54年、高瀬ダムの完成で大量の水を貯水したことにより付近の地下水面が上がり、ダム周辺の山全体が膿んで崩れやすくなり、湯俣の谷も各所が崩壊、桟道も落ちてしまいました。」
先週登った赤牛岳が見えた
七倉岳から針ノ木岳、劔岳、立山方面
船窪岳は展望悪し。