■2014年4月26日(土)~27日(日)
■ルート:黒沢出合の橋~杉野沢橋~滝沢左岸台地(BC)6:35~天狗原山9:31~金山10:01~裏金山谷~真川出合11:13~滝沢出合12:21
■同行メンバー:Y隊長、komaさん、I顧問、M山pro、terashima、源太
念願かなって金山山頂から真川出合まで裏金山谷を滑降し、続けて真川を滝沢出合まで滑降できました。
前日の偵察が功を奏しました。
【26日 偵察&宴会】
滝沢左岸の1427m台地にベースキャンプを設営。
メイン宴会場の周りに各々個人テントやツエルトを張ってから、Y隊長、M山と私の3名+1匹で裏金山谷まで概ね夏道沿いに偵察に出かける。
滝沢左岸台地のテント村
金山谷出合を過ぎると焼山がど~んと姿を現す。
ここで裏金山谷出合奥の滝が埋まっているのを確認。裏金山谷完全滑降への期待が高まる。
真川本流にも下流に向かってシュプールがついていた。
ベースに戻って15時から宴会開始。今日はu-chefが欠席だが、わざわざ食材を買い出ししてくれ集合場所まで届けてくれた。感謝です。
まずはY隊長が仕留めた鹿の焼肉をつまみに乾杯。メインはすき焼き。生卵までついていた!
薄暗くなる頃それぞれのテントに入って就寝
【27日 裏金山谷滑降】
翌朝、Y隊長、I顧問、M山と私の4名+1匹で滝沢左岸尾根をつめて天狗原山へ向かう。
komaさんは腰痛悪化のためベース待機となる。
1701ピークから天狗原山
真っ白けの斜面
焼山と火打山
乙妻
天狗原山直下の急斜面を登る
稜線に上がると秀麗な雨飾山がまず目に飛び込む。
金山山頂手前。雪庇はそれほど大きくない感じ。
源太も少し疲れたか?
登頂を祝して山頂の雪で割ったシングルモルトウィスキーで乾杯。
じわっ~と胃に染み渡る。
少し遅れてI顧問とM山proが到着。
積雪期犬類初登頂か??
裏金山谷源頭大斜面へGO!
どこまでも落ちていく。
焼山と火打山を正面に見ながら快適斜面は続く。
素晴らしい大斜面
どこでも自由にお滑りください。
1730mの二俣付近。
10年位前の秋にY隊長と裏金山谷を遡行してビバークしたところだ。
源太も必死にシュプールを追っかけて来る。おそらく犬類初滑降。
山頂が見える。アソコカラスベッテキマシタ。
真川出合手前の滝は完全に埋まっていた。
真川合流後本流を下るが、金山谷手前のゴルジュが雪割れで通過不能のため尾根を1本乗り越して金山へ降り立つ。
そうは甘くなかった。
真川本流。ちょっと際どいへつりもあった。
もし落ちれば雪渓の下へ吸い込まれてサヨウナラ。
滝沢出合の堰堤上へ無事ゴ~ル!
この後、空身でベースへ荷物を回収して下山。充実した山行でした。
■2014年4月19日(土)
■ルート:小谷村北野遊園6:16~風吹大池の上~フスブリ山10:56~往路戻る~小谷村北野遊園13:19
■メンバー:単独
約1月前に北野集落から南俣沢を登って風吹岳を往復している。山深く静かな山旅系ルートでなかなか良かった。
今日はもう少し足を伸ばして、南俣沢の1本南の風吹山荘の上から東に派生する尾根を登ってフスブリ山まで往復してみることにした。
この尾根は天狗原から北野集落のクラシックツアールートにもなっている。
天気予報は晴れだったが、山全体が濃いガスに覆われ視界不良のコンディションとなり残念ながら眺望はほぼゼロ。
下山は終始GPSのお世話になってしまった。
フスブリ山頂
ツアーコース標識
一瞬ガスが晴れて風吹岳が見えた。
こちらは南俣沢源頭
尾根上1800m付近
■2014年4月14日(日)
■ルート:国道291号清水集落駐車地6:00~井戸尾根~ニセ巻機11:30~巻機山頂12:29~米子沢~駐車地13:36
■同行メンバー:ようさん
沢登りで遡ったナメ滝を滑ろうシリーズ第2弾は巻機山 米子沢へ。
昨日はいろいろありましたが、今日の米子沢はフィルムクラスト&ザラメでデブリは下部1箇所のみ。極楽スキーでした!
米子沢源頭
井戸尾根ニセ巻機手前の台地。おびただしいシュプール痕はまるでゲレンデのよう。
台地から急斜面を一登りしたところ。昨日滑った西ゼンも見える。素晴らしい展望。
ニセ巻機
全層雪崩の割引岳の上部にパラグライダーが
避難小屋のあるコルから山頂を目指す
八海山、越後駒ヶ岳、中ノ岳
山頂到着
ナメ連瀑帯を快適に滑走
山頂から40分足らずで駐車地に到着
■2014年4月12日(土)
■ルート:火打峠P6:16~ヤカイ沢~平標山10:19~西ゼン滑降~土樽P13:44
■同行メンバー:ようさん
沢登りで遡ったナメ滝を滑ろうシリーズ第1弾で平標山西ゼンへ。
核心部の第2スラブは賞味期限切れでベルグラのスラブを極悪クライムダウンとなってしまった。
【概要】
西ゼンは7~8年前の夏にようさんと沢登りで遡行している。今回のスキー滑降も同じメンバーである。
前夜、某道の駅に集合し、軽く宴会しつつ打ち合わせして車中泊。寒さで何度も目が覚めた。
翌早朝、下山地の土樽に1台デポしてから平標登山口の火打峠駐車場へ。好天のせいか続々と登山者が入ってくる。
ヤカイ沢のデブリ。気温が低く雪面はカチカチ。傾斜がキツイ箇所は板を担いでアイゼン登高となった。
山頂手前の稜線。強風だ。
強風が弱まるのを見計らってアイシーな西ゼン源頭の大斜面にドロップイン。
広い斜面は第2スラブ帯の入口であるノドに向けて収斂されていく。
向こうには全層雪崩の破断面がいくつも見えて気持ち悪い。さっさと通過したいところだ。
第2スラブ帯への落口に架かる滝に向けて少しづつ高度を下げていくと何と水流の音が・・・
が~ん!滝が出ているではないか。
仕方なく左手で回り込み、ベルグラのスラブ帯をクライムダウンする。
ピック付ストックのピックとアイゼンの前爪を固い氷に突き刺し、一歩一歩慎重に降りる。
これが悪かった。
テカテカの第2スラブ。写真左から右に向かってトラバース気味に下降した。
第1スラブから下はデブリが酷かったが、左岸の側面を上手く利用して高度を落とす。
大根下シ沢出合を過ぎると天国系のまったり斜面となり、緊張感から解放される。雪質もザラメで快適。
仙ノ倉谷でブリッジを左岸に渡り、ダラダラ滑ると間もなく群大ヒュッテへ到着。
この先の林道も低温で程よく締まった雪質で快適に滑って除雪終了点へ。
林道を歩いて土樽の駐車地へ到着。
車を回収してから、温泉、ラーメン、餃子、ビールで反省会して明日のナメシリーズ第2弾に備えて早めの就寝とする。