山遊びの日々

山スキー、沢登り、クライミングの備忘録

金山(杉野沢橋から往復)

2010-09-26 18:54:21 |  山歩き
■平成22年9月26日(日)
■ルート:杉野沢橋5:58~富士見峠8:37~金山9:40~富士見峠10:48~(途中オプションプランで遊ぶ)~杉野沢橋14:38(往復)



猛暑が終わり、ようやく秋山の季節になった。
先日の某所・某渓山行は2日間たっぷりと雨でやられた。
そんなこともあってか、晴天のさわやかな乾いた空気の中で山歩きを満喫したいと思い、杉野沢橋から金山を往復してみた。

人の少ないルートを選んだつもりだが、私の他に3パーティー位が焼山往復しているようだった。
築田博さんらにより年々整備が進んでおり、登山者も徐々に増えているようだ。
特に富士見峠から金山の間は、今年刈り払い整備が行われたようで、全く問題なく歩けた。
途中、小谷温泉から天狗原山~金山~焼山~火打山を周回するという俊足登山者にもすれ違った。


焼山、さすがに紅葉はまだ早かった。

富士見峠から見る金山。


日本海をバックに海谷の山々
鉢山、阿弥陀、烏帽子、昼闇山

帰路、時間があったので登りの途中で藪の中に隠しておいたマル秘グッズを回収してちょっと遊んでみたが、満足する結果は得られなかった。
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某所・某渓

2010-09-23 18:42:29 |  沢登り
■平成22年9月22日(水)~23日(木)
■同行メンバー:I顧問、butti、Uchef、koma-さん、terashima、中隆、M山プロ、Y隊長

昨年、komaさん、Y隊長と下見をしておいた某所・某渓に総勢9名の本隊とともに入渓した。
沢中でビバークして、翌日は登山道を山越えで下山するという充実プラン。
しかし、天気は最悪で2日間とも雨に降られっぱなし。
唯一、宴会の時だけ雨は止んでいたのはありがたかったが。。。












タープ2連結の長屋が完成。
谷間に狼煙が勢いよく上がる。




翌朝、雨の降りしきる中、峠越えの登山道を登る。
後で知ったが、この日は大雨警報がだされていたようだ。



  

  

  

  

  
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小仙丈沢

2010-09-19 18:32:16 |  沢登り
■平成22年9月19日(日)
■ルート:北沢峠6:28~野呂川出合7:06~小仙丈沢出合~7:37~1つ目の大滝8:30~2つ目の大滝8:57~小仙丈カール末端10:08~稜線11:42~仙丈ヶ岳山頂11:50~北沢峠14:09

小仙丈沢は20mクラスの2つの大滝を有するが、さしたる悪場もなく、小滝はすべて直登可能で明るく楽しい沢だった。
詰めは小仙丈カールから仙丈ヶ岳直下の稜線に突き上げるのも大きな魅力。

アプローチ
仙流荘発6:05分初のバスに乗るつもりで5:30頃到着すると、駐車場はほぼ満車状態。
混雑緩和のため、始発を繰り上げて次々に増発便が出発していく。
素早く準備して5:35発のバスに乗り込み、予定より30分早く北沢峠に到着できた。

北沢峠発の最終バスは16:00。日帰りするためには12:00には稜線に到着したいところだ。
北沢峠から野呂川出合行きのバスまで1時間ある。当初バスを乗り継ぐ予定であったが、結局約6キロを歩くことにする。

1時間強で小仙丈沢の出合に到着、出合は鬱蒼として暗い感じだが、すこし遡行するとすぐに開放的な渓相に変わった。


地形図にも示されている1つ目の大滝。右側の支沢から簡単に巻ける。



2つ目の大滝。これも右側から巻いた。上部のガレが若干いやらしかったがロープを出すほどでもない。


明るい渓相で小滝が連続する。ガンガン登れる。


トイ状の小滝


そして詰めは小仙丈カールへ出る。
カール独占と思いきや、先行の4人パーティーに追いついた。
昨夜は沢中でビバークしていたらしい。

本来の予定は、仙丈と小仙丈の中間あたりの稜線上のコルに出るつもりだったが、カール手前の藪漕ぎで進路を南に振りすぎてしまったようだ。
直登でも登れそうだったので、そのまま真っ直ぐ仙丈のピークを目指して急斜面を一登りで山頂直下の登山道に合流した。

山頂は人であふれんばかり。休むことなく写真1枚撮ってすぐに下山開始。

登りで無理したせいか、足の筋肉が攣りまくっている。
だましだまし、人間ウォッチングしながら、ゆっくり下る。


小仙丈カール全景(帰路撮影)


甲斐駒ケ岳と鋸岳

本日出会った山ガール
⇒ゼロ
若い女性はいるにはいるけど、私がこだわるのはあくまで山(スカ)ガール。
まだ1度もお目にかかったことがないけど本当にいるのかな?
ようさんは剱の登りで見たと言っていたけど・・・

本日出会ったとんでもない登山者
⇒手ぶらのおじさん
ワイシャツにスラックス、まるで会社に出勤するような服装。なんか仙丈来ちゃいました!みたいな・・・
そして驚くことにザックを背負っていない。
ということは水も食料も雨具も持っていない。ザックはどこかにデポしていますという風でもない。

  

   

  

  

  

  
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登山は人生の遊戯である。

2010-09-18 09:11:07 |  番外編

登山は人生の遊戯である。私はその遊戯を好む。多少の危険は物の数ではない。

その遊戯の高潮されるところ、自然と自分が不可分の境地に立つ。

それを遊戯三昧と言う。                   冠松次郎翁

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錫杖岳 前衛壁 3ルンゼ

2010-09-05 18:25:26 |  クライミング
■平成22年9月5日(日)
■同行メンバー:SK専務
■ルート:中尾温泉駐車場5:01~錫杖沢~3ルンゼ取付7:09~(3ルンゼ・7ピッチ登攀)3ルンゼのコル11:08~(懸垂下降3ピッチ)~クリヤの岩舎13:26~中尾温泉駐車場14:30

SK専務と錫杖3ルンゼへ。
錫杖は、一昨年の左方カンテ昨年の1ルンゼに続いて3回めとなる。
9月に入ったというのに、今日も猛暑の予報。
なるべく早い時間帯に行動するほうが得策と思い、前夜に松本に集合して中尾温泉の駐車場でテン泊とした。


錫杖岳前衛壁 左から左方カンテ(青)、1ルンゼ(黄)、3ルンゼ(赤)

翌朝、笠ケ岳へ続くクリヤ谷登山道を1時間半ほど登ると、いきなりこの光景に出くわす。
(ココハ ヨセミテ デスカ?)
威圧感に打ちのめされそうになりなるが、気合を入れなおして取付きを目指す。


3ルンゼは、V字型の鞍部、3ルンゼのコルに突き上げる切れ込みがルート


錫杖沢から急斜面の明瞭な踏み跡を辿ると、左方カンテ取付き付近にでた。
昨年の9月に登った1ルンゼの取付点を通過中。
1ルンゼは岩が硬くて、グレードもお手頃、いいルートだった。また登りたい。
1パーティーが準備中だったが、今日は日当たり良すぎて暑そうだな~。
岩壁の基部を回り込むように15分ほど踏み跡を行くと、3ルンゼの押し出しガレ場へ導かれる。


そして1ピッチ目。
今日は我々の貸切か。
ルンゼの中は日が当たらなくて快適。


3ピッチ目。コルの切れ込み目指して登る。


3ピッチ上部を登攀中の専務。
この辺は日が当たって暑い。


4ピッチ目はチョックストーンのチムニーをくぐる。
チムニーを見下ろした写真。
ルンゼ登攀なのでチョックストーンが目白押しで次々と現れる。
くぐるか、巻くか、乗越すか、どう処理するかがポイント。


核心部の5ピッチ目。バランシーなトラバース箇所を通過中の専務。
右壁をへつり、チョックストーンの右側のリッジを登る。
ナイスクライミングで見事完登。
ここは本当に悪かった。自分がリードしてたら登れなかったかもしれない。
専務、お疲れ様でした!

そして、6ピッチ目はわたしのリード。
またしてもチョックストーンが現れる。
左の垂壁をアブミA1で登るが、ウン十年ぶりのアブミで要領悪く、前腕がパンプしてしまう。
最後のチョックストーンの乗越で落ちそうになったが何とかこらえて終了点へ到着。
アブミの練習をしっかりしなければっ!



7ピッチ目は草付&ガレ場の登りで終了点のコルへ。


とりあず一休み。水分補給、カロリー補給。


コルから反対側のルンゼへ懸垂下降3ピッチで踏み跡へ着陸。

ここから30分ほどガレ場の踏み跡を下ると、クリヤ谷の登山道に合流する。
クリヤの岩舎がある地点。
ここから1時間少々で中尾温泉駐車場に無事到着。

左方カンテ、1ルンゼ、3ルンゼの3本の中では、3ルンゼが1番難しく感じた。
このルート「ごちそうさま。(もう登りたくない)」というのが専務と私の感想。
前向きに考えれば、沢登りの滝登攀のいい練習になったかもしれないが・・・。
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