山遊びの日々

山スキー、沢登り、クライミングの備忘録

飯縄山 東尾根

2013-02-25 21:18:12 |  山スキー

■2013年2月23日(日)
■ルート:飯縄リゾートスキー場P(920m)8:10~滝の沢~飯縄山東尾根~飯縄山頂12:48(1917m)~(往路戻る)~スキー場P13:59
■同行メンバー:I顧問、N嶋さん
■累積標高差1103m

冬型の気圧配置が強まる中、悪天候覚悟で飯縄山東尾根へ。
ゲレンデの駐車場から標高差1000m。
深いところで膝ラッセルを3人で回して山頂往復。


山頂はそれほど風が強くなくて助かった。
気温はかなり低く終始指先がしびれていた。


ラッセルがんばった後のごほうびはバフバフのツリー!





【私的メモ】
・滝の沢の渡渉は橋(丸木橋)のある標高1030m地点で。(それ以外でも渡れないことはないが。)
・スキー場のパトロールに入山届を提出するよう求められる。霊仙寺も同様。下山報告を怠ると電話がかかってくる。
・駐車地はより標高の高い第2駐車場がベスト。
・下部はかなりヤブが濃いので積雪の多い時でないと苦労する。上部のツリーは快適。
・飯縄リゾートスキー場積雪175cm

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白沢天狗山 東尾根

2013-02-23 16:07:41 |  山スキー

■2013年2月23日(土)
■メンバー:単独
■ルート:爺ヶ岳スキー場(922m)8:57~白沢天狗東尾根~天狗の肩(標高1950m)12:40~矢沢尾根~矢沢~爺ヶ岳スキー場14:04

【概要】
いつものようにリフトを1本乗ってゲレンデトップに到着するとトレースが伸びている。
珍しいことに今日は先行者(2人)がいるようだ。
すぐに追いついてラッセルを交代する。
話を聞くとやはり地元(安曇野)の方で、一人は先月四ッ岳北面を単独で登っていた女性であることが分かった。

積雪は先月来た時よりもだいぶ増えて、ヤブもほぼ隠れている。
新雪のラッセルはブーツからすね程度。
雪質は重めで片栗粉のよう。

後続パーティーが追いついて来ないので、独りで黙々とラッセル、ラッセル。
息が上がるが、天気がいいので気持ちがいい。
晴れてもあまり展望のよくないこの尾根だが、ここから見下ろす安曇野平はなかなかの景観。

さていつものように天狗の肩(1950m)で折り返し。
パウダーではないものの、何というか板が潜らずに、なめらかな雪面を流れていくような感じで快適そのもの。

1412mから登路を離れ、北東斜面にドロップ。
薄暗い林ですが、陽がささない分よい雪質が保たれている。ここも最高だ。
ほどなく矢沢に合流し、堰堤の下を渡渉してシールを貼り左岸台地へ這い上がると、ありがたいことに本日のトレースが付いている。
あとはだらだら斜面をトレースを使って快適に滑り、無事スキー場横の車道の橋に到着。


爺ヶ岳スキー場(左下)から安曇野





 
尾根は標高1800mあたりから結構な急登になる。
尾根上に数日前のものと思われる破断面があった。

【メモ】
北東斜面を下りた場合、矢沢をどこで渡るかがポイント。
今回、2つある堰堤のうち下流側にある堰堤の下を渡ったが、急な雪壁を登ったりしてスマートなラインとはいえなかった。
堰堤の上部で渡った方が無難(I顧問情報)
爺ヶ岳スキー場積雪170cm

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黒姫山 北面

2013-02-17 21:34:12 |  山スキー

■2013年2月17日(日)
■ルート:黒姫スキー場ゲレンデトップ9:20~稜線1980m11:36~北面滑降~貯水池13:16~高沢発電所13:49
■同行メンバー:I顧問、N嶋さん

黒姫山外輪稜線から北面を滑降して高沢発電所に降りるツアーへ行ってきました。
自身初めてしたが変化に富むルートは新鮮で楽しかった。
さすがに北面、雪質は上々だったのですが、先週の四ッ岳北面のドライパウダーの感覚が体に残っていて、やや重パウに感じてしまいました。
ゲレンデトップからは40~50人が行列でハイクアップする中、北面に進んだのは我々だけ。
おそらく東尾根はギタギタのゲレンデ状態になっていたのでしょう。


I顧問、いろいろぶら下げてますねぇ~。
メットの袋がレジ袋からちょっとシャレオツなマイバッグに変わりました。


黒姫外輪の稜線を北に進み、北東斜面にドロップ開始。
妙高と三田原が見える。




快調です。




腰パウ!




高沢発電所の上部にある貯水池へ。うっかり落ちたらエラいことになります。


高沢発電所に到着。導水管の右側の杉林を降りてきました。
最後まで雪質よく快適なツアでした。

【メモ】
我々がドロップした外輪からスキーヤーズライト、北東方向に落ちる沢を滑ったラインがあった。
地図を見ると切れ込みが深そうであるが、雪の状態が良ければこちらもおもしろそう。

コメント (1)
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四ッ岳北面台地

2013-02-11 09:32:02 |  山スキー

■2013年2月10日(日)
■ルート:平湯キャンプ場7:15~大滝川渡渉点8:20~四ッ岳北面台地(2570m)12:45~平湯キャンプ場14:46
■メンバー:I顧問、中隆、M島さん、N嶋さん
■天候:雪



1月20日のリベンジで四ッ岳へ行きましたが、ガスと強風でまたしても追い返されました。
厳冬期の四ッ岳は5回目ですが、頂上に到達できたのは1回だけ。
2450mの森林限界から上部は条件に恵まれないとなかなか厳しいと痛感しましたが、樹林帯のパウダーランが素晴らしく楽しいのでそれだけで満足してしまうことも要因か。

【概要】
平湯キャンプ場から前日のトレースが伸びており、最初の関門である1500mの台地に上がる急な沢もさして苦労なく登ることができた。
天気は雪。上部はガスで見えないがどうやら風は強そうだ。
1600mの大滝川渡渉点に約1時間で到着。順調な滑り出しだ。
渡渉後北面台地に乗り上げ、トレースに沿って標高を上げていく。
1841mポイントの登りは前回直登したが、大岩が随所にあり通過しにくいところ。トレースの主は北面台地をよく知っていると思われ左(東側)から上手く巻いている。これが正解ルートだ。
2000m付近から斜度はきつくなる。トレースは左(東)の沢へ入っていくため我々は尾根に取りつきここからラッセルとなる。
斜面は2月4日の降雨の融解凍結層の上にサラサラの粉雪が20cm程度乗っている状態でスリッピー、たまらずスキーアイゼンを付ける。
前回とほぼ同じルートで三角岩直下をトラバースして森林限界2450mから山頂に続く沢状地形に出た。このトラバースがガリガリでいやらしかった。もう少し早めに右手の沢状地形に入っていればよかったと思う。
ガスで視界不良の中、沢を詰めるが帰りのことを考えるとこれ以上の行動は危険と判断し下山に入る。

今日のサラサラパウダーは板が良く走る。
前回、悔しい思いをした無木立のシュートもI顧問のお計らいで最初に滑らせていただく。その後樹林パウダーを経てあっという間に2000mの平坦地へ。
台地から1600m渡渉点に降りるテクニカルポイントでは転倒者が続出していた。

四ッ岳北面台地、天候が悪くても森林限界から下のパウダーランドは、ほとんどハズレなして十分楽しめる。


photo by 中隆


photo by 中隆


photo by 中隆

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爺ヶ岳 東尾根(1766ピーク)

2013-02-03 18:49:51 |  山スキー

■2013年2月3日(日)
■ルート:爺ヶ岳スキー場7:25~矢沢左岸林道~爺ヶ岳東尾根1476P/9:24~1766P/10:33~(往復)~爺ヶ岳スキー場13:42
■メンバー:単独
■累積標高1,317m
■距離9.7km


東尾根1766三角点手前から爺ヶ岳。

天気は良さそうだが、前日の異常高温でパウダーは全く期待できない状況となってしまった。
こんな時は偵察系山行だ。
爺ヶ岳東尾根は、いつも白沢天狗山東尾根から見ていて、展望良さそうやなぁ~と気になっていた。
実は20年くらい前のGWにツボ足で途中まで登っているが、ほとんど記憶にない。
あまり山スキーの記録が見られないルートだが、春にワンデイで爺ヶ岳に登り矢沢を滑降するということも念頭におきつつ悪雪覚悟で行ってきました。

【概要】
爺ヶ岳東尾根は、通常鹿島集落の裏から取りつくのだが、ヤブっぽい急斜面のため山スキー向きではない。
よって、爺ヶ岳スキー場から矢沢左岸林道を進み、最終堰堤のあたりから尾根に取りつくことにした。

一度溶けかかった雪が今朝の冷え込みで固まり、アイスバーンになっているのでスキーアイゼンでサクサク行く。
ラッセルがないのは楽だが、やはりパウダーがないのはさびしい。

1476Pの手前で、数日前のスノーシューのトレースと合流した。鹿島集落からのものだろう。

このあたりからブナが現れ、癒し系の雰囲気になるが、標高を上げるにつれて次第に尾根は細く急登となる。

1700mあたりでスキーをデポし、ツボ足で登っていく。
雪面は固く、ほとんどもぐらないのでその方が早い。

これまでずーっと樹林で視界が悪かったが、三角点のある1766ピークに出る手前で森林限界を超え、いきなりすごい景色が目に飛び込んできた。


1766三角点ピークからの大展望。

偵察とはいえ、今日はこの景色が拝めただけで大満足してしまった。
この先まだまだ東尾根は長い。
尾根も狭いし、アップダウンもあるし、やはり山スキー向きの尾根ではないのかな。


爺ヶ岳(左)、手前の冷尾根をはさんで鹿島槍(右)


白沢天狗尾根2063ピークから延びる北東尾根
やっぱりこちらの方が山スキー向きといえよう。


細長い1766ピーク。登ってきた方向を振り返る。

ゆっくり景色を楽しんだ後、スキーデポ地に戻り、あまり楽しくなさそうな滑降に入る。

アイスバーンのガリガリ斜面と過激モナカ雪の連続で標高を落としていくが、これまで軟らかい雪ばかり滑ってきたので違う筋肉を使うのか足が辛い。
休み休み滑る。

ここでミス発生。うっかり1476Pの下でスノーシューのトレースを追っかけすぎて鹿島集落方面の支尾根に入ってしまった。
このまま降りると激やぶの急斜面につかまりそうだ。
あぁ、またやってもうた~

自分の不注意さに自己嫌悪を感じつつ、シールを付けて標高差300m登り返す。
これで1時間ロスした。

最後の矢沢林道もアイスバーンであっという間にスキー場に到着した。

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