■平成20年9月28日(日)
■メンバー:ようさん、SKさん
午前中で地区の草刈作業をこなし、昼から長野市の物見岩へクライミングの練習に出かけた。
物見岩は今回初めてだったが、フリーがヘタクソな私にとってはお手ごろなグレードで、楽しみながら良い練習ができた。
このところ沢でヌメヌメした岩ばかり触っていたので、久々に乾いた岩の感触は心地よかった。
また、来ようと思う。
■平成20年9月22日(月)~23日(火)
■同行メンバー:ようさん
■ルート:
(22日)
土合橋P6:41~武能沢下降~湯檜曽川入渓8:40~魚止滝8:48~十字峡10:57~40m大滝14:04~大滝上のBP15:00
(23日)
BP6:00~(JR送電線巡視路)~登山道6:25~土合橋P11:00
谷川ツアーの第2弾、メインイベントだ。
名渓、美渓で名高い湯檜曽川本谷。
沢やなら是非ともやっつけたい課題の一つだ。
前日はあいにくの雨の中、高倉沢右俣で遊び、水上温泉で一風呂浴びて、濡れた衣類をコインランドリーで洗濯してリフレッシュ。
夜は、林道終点の東屋で宴会&ビバーグ。
夜半、かなりの雨が降り、翌朝の湯檜曽川は結構増水している。
さて、どうなることやら?
結論から言うと、泳ぎあり、シャワークライミングありの水量の多い湯檜曽川本谷は、真夏の暑い日に水と戯れながら遡行するのがベストだろう。
9月の終わりではいささか寒すぎる。
湯檜曽川沿いの新道を辿り、武能沢を下降して湯檜曽本谷へ。
一発目はこの奥の魚止滝なのだが、増水のため取り付けず、右岸を大高巻き。
初っ端からケチが付いてしまった。
硬い岩盤のナメがしばらく続き、途中、深い釜をもった滝を泳いで突破。寒い寒い。
そのあと現れる「うなぎ淵」
暑ければ泳いで中央突破と行きたいところだが、気温は低く、とてもそんな気になれず、右側を巻く。
出ました、十字峡。
写真では迫力伝わらないが、これは確かに絶景。
本谷は直角に左に折れる。
十字峡の先はしばらくゴルジュ帯で微妙なヘツリが続く。
一本の残置スリングを頼りに、外形したヌメヌメのスタンスにだましだまし足を置いて突破する。
かなり嫌らしかった。
ゴルジュ帯を抜けると小滝が連続して楽しい。
このころは少し太陽が出て、身体も温まる。
10m垂直滝。
普通は左側の垂壁を登るのだが、釜を泳がなければ取り付けない。
とてもそんな気になれず、左の草つきを大きく高巻いて突破した。
このころから全身ずぶぬれ状態に追い討ちをかけるように雨が降り始める。
そしてすぐに現れる核心の40m大滝。
左側から取り付き、中段で一旦ピッチを切ってから左の灌木帯にトラバースする。
技術的には難しくないが、高さがあるのでしっかりとしたロープワークが必要だ。
大滝を越えれば、この沢の技術的な核心部は全て終わり。
ビバーグポイントを探しながら歩くと、すぐに左岸の一段上がったところに小さなビバーグフラッツを見つけ、タープを張る。
何とか焚き火をと頑張るが、結局、濡れた生木に火をつけることはできなかった。
修行不足を痛感しつつ震えながら眠る。
翌朝目覚めると、雨こそ降っていないが、重い雲が垂れ込めている。
遡行意欲も薄れてしまい、核心部をクリアした安堵感から清水峠方面へ立派な「JR送電線巡視路」を登りエスケープすることに。
次回リベンジは、この巡視路を下降して後半部の遡行から朝日岳の源頭部湿原へと決定(かな?ようさん。)
■平成20年9月21日(日)
■ルート:高倉沢出合7:20~二俣~高倉山10:20天神平スキー場10:35
■同行メンバー:ようさん
■9月21日から3日間、谷川岳周辺の沢やクライミングを楽しもうと、20日の夜に谷川入りした。
本来なら、21~22日は湯檜曽川本谷の計画で前夜に土合橋駐車場でテント泊した。しかし朝おきるとあいにくの雨。天気予報では回復の見込みなし。
しからば予定を変更して、短時間で抜けられ、しかも下山は天神平スキー場のロープウェイが使える高倉沢右俣に行くことにした。
■土合橋駐車場から国道291号を少し戻り、湯檜曽川本流を渡ってから入渓した。
雨のせいで出合から何となく暗いイメージであるが、登れる滝がぐいぐいと連発して飽きさせない。
特に中流部の3mチムニー状滝は小粒ではあるが、ヌメヌメのボルダリングという感じでムーヴが面白い。
また、上流部に現れる、40mスラブは高度感があり、フリーでぐいぐい登れるので楽しい。
■20分くらいのやぶ漕ぎで高倉山頂上へ到達。
雨も本降りとなったがロープウェイ駅へはわずか10分の距離。
こんな天気の時はありがたい。
■昼からは、温泉&飯、また、日本一のモグラ駅、土合駅ウォッチングなどで時間を潰した。
昔、上越線でで谷川に通っていた頃を思い出しながら、長い階段を下りていった。
3mチムニー状滝
土合駅462段、高低差81mの階段を上から望む。
一番下のホームが見えない。
■平成20年9月13日(土)~14日(日)
■メンバー:Y隊長、i-buchi、I顧問、u-chef、tera、中隆
■ルート
(13日)
林道ゲート6:40~赤湯温泉8:40~熊ノ沢入渓9:40~第2ゴルジュ帯上ビバークポイント15:40
(14日)
BP6:50~F5 6:58~F6 50m大滝8:20~登山道12:10~昌次新道下山~赤湯温泉15:40~林道ゲート18:40
■清津川の支流であるサゴイ沢と熊ノ沢は、いずれも苗場山が源流で秘湯「赤湯温泉」から入渓する、人臭さのない静かな沢登りが楽しめる名渓だ。
サゴイ沢は平成13年夏に遡行しているが、今回は支流の熊ノ沢を遡行した。
熊ノ沢は3年前にも1度計画していたが、悪天候で中止した経緯があり、数年来の懸案となっていたのだった。
出合からのF1とF2はどれも直登はできず右岸から高巻く。
F2の高巻きは泥の草付きでロープをだすが、いやらしい登りだった。
このころから雨がしとしと降り出す。
第1ゴルジュ、第2ゴルジュ帯と続くが、水量も少なく、側壁もそれほど高くないので圧迫感は少ない。
連続する小滝を乗り越えながら進むと両岸から沢が入り込む十字峡のような地形となる。
このすぐ上から核心部がはじまるので、右岸側の藪を刈り払い、ビバーク地を作る。
夜になっても天気はパッとしない。
2度ほど夕立の襲撃を受けたが、焚き火を囲んでの楽しい宴会で夜は更けていった。
今回はkomaさんが不参加のため、酒量が格段に少ない気がした。
翌朝出発するとすぐに核心部に突入する。
まずは、F5の30mの滝。
右壁をフリーで登り、中段からロープを出して右側のブッシュ帯を登り滝上へ出た。
F5を越えるとすぐにF6の50m大滝に出会う。
水流が垂直の岸壁から豪快に落ちる見事な滝。
めったにお目にかかれない絶景だ。
この大滝は右岸側の小沢を少し詰め、右側の小尾根に取り付き高巻いてから30mの懸垂下降で沢床に降り立った。
大滝を高巻けば、あとは平凡なゴーロ歩きで詰めのやぶ漕ぎに突入する。
寝曲がり竹の猛烈なやぶ漕ぎを1時間で稜線の登山道に飛び出した。
昌次新道を下山し、秘湯「赤湯温泉」に到着。
すぐさま全裸になり、河原の湯にドボン。
のんびりしたいところだが、このあと駐車場まで2時間の峠越えが待っていると思うと、そんなにゆっくりもしていられない。
結局、12時間行動。
車に着いた頃はすっかり暗くなってしまった。
■平成20年9月6日(土)
■ルート:与田切林道駐車場7:40~入渓点(相生の滝)9:40~飛竜の滝10:22~越百山頂13:45~登山道下山~駐車場18:09
■同行メンバー:ようさん、SKさん
本来なら中小川を遡行する予定であったが、ルートミスにより仙涯沢左俣へ入ってしまった。
飛竜の滝を左岸から大きく高巻いて降り立った沢が、支流の仙涯沢であったのだが、気付かずにそのまま詰めてしまった。
遡行図と違うので途中で薄々気付いていたが、特に悪場も無く、小滝が連続するきれいな沢の遡行で越百山頂に立てたことは幸いだった。
結果オーライであったが、初歩的なミスを犯してしまい大いに反省。
上空に寒気が入り込んでおり、午後から雷雨の予報だったが、下山するまで何とかもってくれた。
仙涯沢左俣は直登可能な小滝が連続して楽しい。
登山体系やwebなど調べてみたが、仙涯沢左俣の記録は見当たらなかった。
越百山頂直下に突き上げており、遡行価値は高いと思う。
稜線まで1時間のハイマツ漕ぎで越百山の山頂直下に飛び出した。
山頂では10人ほどの団体が休んでいたが、あらぬ方向から人がでてきたため驚いていた。
「越百(こすも)山」
山名が好きで、いつか登りたいと思っていたがなかなか機会がなかった。
今回は沢から山頂へ立ててよかった。
こちらは我が家の「こすも」くん(チワワ♂)
越百山から命名させてもらった。