山遊びの日々

山スキー、沢登り、クライミングの備忘録

中ア・正沢川 幸ノ川

2008-08-31 18:02:30 |  沢登り

■平成20年8月31日(日)
■メンバー:ようさん、弓さん、みとぴーさん
■ルート:木曽駒高原スキー場P7:00~入渓点7:45~登山道(福島Bコース)11:15~木曽駒高原スキー場P13:40

北海道クワウンナイ川山行から約1ヶ月ぶりの山行となった。

クワウンナイがあまりにもよかったため、「もうどこへ行っても、あれ以上のものはないなあ~」としばらくモチベーションがあがらず、また金欠もそれに輪をかけて、しばらく沈殿状態だったのだ。

そんな「燃え尽き症候群」からの復帰第1戦は中央アルプス木曽側の正沢川 幸ノ川となった。

源頭はやぶ漕ぎなしで、木曽駒山頂からの「福島Bコース」に出られるため日帰りでお手軽にいける。

webで調べてみると、滝もほとんど直登可能で楽しい沢のようだ。

入渓点は暗くてパッとしないが、沢に入ると花崗岩の白がなかなかきれいだ。


この滝は水流をまたいでツッパリで越える。
ムーヴがなかなかおもしろかった。

 
同じ滝を上から撮影

 
連瀑帯をぐいぐい登る。
この爽快感。
やっぱ、沢はええなぁぁ~!

源頭近く。麓のスキー場を足下に見ながらひたすら登る。
このあとしばらくで登山道と合流する。

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大雪山連峰 クワウンナイ川本流

2008-08-02 14:36:04 |  沢登り

■平成20年7月27日~29日
■天人峡温泉~クワウンナイ川~トムラウシ山~化雲岳~天人峡温泉
■同行メンバー:ようさん

前々から計画していた北海道・クワウンナイ川の沢旅。

交通費やら、まとまった休暇やら、勤め人にとってはなかなかハードルが高いのだが、「行ける時には思い切って行こう」の精神でいくことにした。

クワウンナイ川は増水等による事故が多発し、長いこと入渓禁止となっていたのだが、数年前から営林署への入山許可申請が通れば入れるようになった。

そんな面倒な手続き関係もすべてクリアーし(全部ようさんにやっていただいたのだが・・・)、さて、問題は当日のお天気である。

さて、結果は・・・・?

■7月27日(快晴)
天人峡温泉6:00~ポンクワウンナイ川出合6:20~化雲沢出合二俣13:30

前日、26日朝の飛行機で羽田空港を出発。
ようさんはマイレージがたまっているので全日空で、マイレージのない私は格安のスカイマークとそれぞれ分かれて旭川へ飛び、ベースとなる天人峡温泉のホテルにチェックインした。

翌27日、ホテルにお弁当を作ってもらい、出発。
10分ほどの歩きでクワウンナイ川出合の橋へ到着。アプローチは至極簡単である。


クワウンナイ川右岸の林道跡を辿り、沢に入る。
平凡な河原を右に左に渡渉しながら歩くが、時には膝上から股の渡渉となる。
さすがに水量の多い沢であり、悪天時の増水はかなりのものだろうと想像できる。

いいかげん河原歩きも飽きてくるころからゴーロ帯へと変わり、渓相もよくなってくる。
そろそろいいかな?とテンカラ竿を振ると、2投目でオレンジのパールマークがきれいなオショロコマ君が飛び出してきた。

 
はじめまして!オショロコマ君。

型は小さいのばかりであるが、ほとんど入れ食いで毛鉤にヒットする。
釣ってはリリースを繰り返しながら、予定より少し遅れてビバーク地の化雲沢出合の二俣に到着した。
ここは4~5パーティーは張れる快適なビバーク地であるが、今日は我々が独占のようだ。
しかし、周囲に薪が少なく、集めるのに大変苦労した。


オショロコマの塩焼きと牛丼の夕食をいただき、まだ明るいうちに就寝した。

■28日(快晴)
出発6:10~魚止の滝6:50~滝の瀬十三丁終了8:00~稜線11:40~トムラウシ山頂13:11~稜線付近のBP14:30

二俣からワンピッチの歩きで魚止の滝へ。これを左岸の明瞭な踏み跡から高巻くと、渓相が一変し、川幅いっぱいに白く流れるナメ床となった。
いよいよクワウンナイの核心。「滝の瀬十三丁」に突入したのだ。
 



 

 
見事なナメが2kmに渡って続く。
ナメばかりでなく、ちょとした滝登りも随所に入り、飽くことなくあっという間に終わってしまう。


20mのハング滝を越え、奥の二俣の滝を巻くと、沢は一気に水量を下げて源頭部に入る。
源頭は池糖とお花畑が散在するすばらしい場所だ。
(このころカメラに水が入り画像が不鮮明です。)

 
トムラウシ山頂にて
前回(24年前)来た時はガスっていて何も見えなかったが、今日は360度の大展望だ。

この日は稜線付近の某所でビバーグすることに。
草原、お花畑、地糖、ナキウサギ・・・
ここは一生忘れることができないと思えるほど素敵な場所だった。

■29日(快晴)
出発6:10~化雲岳8:00~天人峡温泉13:00

今日は天人峡温泉に下山するだけであるが、コースタイムで6時間以上とかなり長い。
天気は今日も快晴。
大雪山の景色を堪能しながらゆっくりと下山することにした。

 
トムラウシを背に化雲岳に向かって稜線を歩く。

 
化雲岳山頂から学生の頃縦走した「ニペソツ山」や「石狩岳」がよく見えた。
奥の池の台地は「沼の原」だ。
どこまでも雄大な台地が広がる。

 
お花畑の稜線漫歩

結局、3日間とも素晴らしい晴天に恵まれ、最高の条件の下で沢旅を満喫できた。


■観光編
30日(快晴)

予備日が丸一日空いたので、富良野のラベンダー畑へ観光に出かけた。


「オヤジ2名」でお花畑をお散歩です。(笑)
なかなかの美しさですが、やはり、高山植物のお花畑の方がいい!

 
おっ!十勝岳だ!
結局、お花よりも山の方に目が行ってしまう「山オヤジ2名」でした。

 
そして、シメはやはり旭川ラーメンでしょう。
全部で3軒食べ歩きましたが、こちら「ピリカ」の味噌ラーメンが一番でした。

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