山遊びの日々

山スキー、沢登り、クライミングの備忘録

山スキー新年会(黒姫山外輪山+α)

2012-01-30 22:47:20 |  山スキー

■平成24年1月28日(土)~29日(日)
■ルート:
(28日)戸隠大橋~大ダルミ~BC設営~黒姫山外輪山~南面の沢滑降~大ダルミBC~新年会
(29日)大ダルミBC~1738ピーク往復~戸隠大橋
■同行メンバー:Y隊長、I顧問、u-chef、komaさん、k原さん、tera、M山-pro

毎年恒例となった山好同好会の「山スキー新年会」に参加するため、大雪警報が出る中、吹雪の高速道を徹夜で運転して信州へ戻ってきました。
雪山でおいしい料理とお酒を楽しむというコンセプトのこの新年会。
黒姫山外輪山の山スキーも、宴会を楽しむための前菜でしかありません。
今年も料理長u-chefのおいしいお料理とお酒を堪能して、楽しいひと時を過ごしました。


GPSトラック(登り:青、下り:赤)

【概要】
27日(金)は20時に残業を切り上げ、21時前に福島のアパートを出発し、吹雪の高速道をひた走る。
上信越道の上越から信濃町の間は視界も悪く、除雪もほとんどされていない最悪の状況。
山スキーよりよっぽどリスキーだった。
くたくたに疲れて朝4時過ぎに道の駅しなのに到着。1時間少々仮眠して集合場所の戸隠大橋に向かう。
久々に山好同好会の皆と再会して、元気を取り戻す。

大橋から先1495の登山道分岐まではy.tsukada氏ら先行パーティーのトレースをありがたく使わせていただき楽をする。


terashima隊員による「そり部隊」が編成され大量の物資が輸送された。


大ダルミ到着後、すぐさまベースキャンプの整地作業に入る隊員ら。
今年はふか雪で苦労する。ほとんど土木作業の様相。


ベース設営後」、黒姫山外輪山のショートツアに出発。
これまた、tsukada氏らパーティーのトレースを使わせていただき楽々モードでハイクアップ。
1550mあたりの平坦地はブナの大木もあり、いい感じだ。


登山道のある尾根に合流。
天気は回復傾向で時折晴れ間も見えるようになる。



  
ショートツア終了後、テントに戻る。
u-chefから参加者一人一人にお品書きが配られ、宴会スタート!
特に前菜の「豚レバー煮付け」は赤ワインによく合い絶品でした。
しかし、前夜1時間しか寝ていない私は、不覚にもデザート手前でくたばってしまった。
あ~、締めのドラ焼き食べたかったなぁ。

翌朝起きると期待に反して天候は荒れ模様。冬型が強まったようだ。
佐渡山の予定を変更して、私とI顧問、M山proの3名で裏山の1738ピークを目指した。
ほんの一瞬だったがパウダーの浮遊感を楽しんでベースに帰着。

   


  

おつかれさまでした。

(最近アップが素早いkomaさんのブログ

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南会津 博士山

2012-01-15 22:57:13 |  山スキー

■平成24年1月15日(日)
■ルート:琵琶首8:11~林道10:34~博士山山頂12:34~琵琶首14:45
■メンバー:単独

博士山は去年の2月に偵察(要は敗退)しており、福島赴任後の第1目標にしていましたが、本日、単独ラッセルで山頂往復してきました。
悪天で視界不良もあったのですが、下りではちょっとルートをミスって、一番おいしいブナ・パウ斜面を逃してしまいました。
が、それもご愛嬌。
GPSトラック見ながら(&酒飲みながら)しっかり反省会しました~。


GPSトラック

【概要】
15日の予想天気図は冬型が少し緩み期待が持てそう。
会津地方の天気予報はオール雪マークであったが、センター試験日ということで辛口予報になっているのかもしれない。

朝4時半に福島市を出発。
高速は除雪作業車が行く手を阻みトロトロ運転。
で、会津坂下ICで降りると天気は雪。
とりあえず道の駅「柳津」に入り、行こうか戻ろうかと小1時間うだうだ過ごすが、とりあえず現地まで行ってみることにした。

取りつきの琵琶首集落を過ぎた除雪された路側帯に駐車。この時点で8時。
雪も小降りになり、回復傾向にも見えるためちょっと遅いが準備して出発する。
行けるだけ行ってみようと、神社マークのあるところから田んぼ(畑?)の平坦地から正面の尾根に取りつき、868mピークを目指す。
去年は楽をしようとして鹿沢をしばらく詰めてから尾根に取りつこうとしたのだが、強烈な杉植林地の密ヤブに阻まれ敗退した経緯があったので、今回は正攻法で攻めることにする。

ややヤブっぽい細尾根を通過し、1150mあたりで林道が合流する。
どうやら今日も一人旅のよう。


その上は尾根が広がりメローなブナの森となる。


鍋倉山を彷彿とさせる気持ちのいい尾根だ。




1476ピークの手前。

1476ピークから先は天候が悪化し、吹きさらしとなる。
雪庇の発達したシュカブラ尾根をアップダウンを繰り返しながら慎重に進む。
写真を撮ろうとするがデジカメのバッテリーが低温でお釈迦になる。

ここまで来たら山頂へ行くしかないと頑張る。

ようやく山頂到着。
風雪は弱まったがガスで視界不良。

シールをつけたまま1476ピークに戻り、滑降開始となるが、ここでミス発生。
1476ピークから90度右折し北方向の尾根に入らなければならなかったのだが、視界不良と風雪で登りのトレースが消えてしまったため、そのまま南西方向に延びる尾根に入ってしまう。
ヒューマンエラー。

GPSで確認し、ミスに気付いたが時すでに遅し。
まあしょうがないと、そのまま沢にドロップ。
林道に出てからリカバーして登りのトレースに戻る。
一番楽しみにしていたブナのブナの森のパウパウ斜面を逃してしまった。(泣)

868ピーク手前の細尾根から少しの登り返しはシールを付ける。
右手の沢にドロップすることも考えたが、ヤブっぽく沢の水流音が聞こえたため却下。

868ピークからはヤブっぽい斜面を下る。
グレードはヤブ1級くらいか?
ヤブ初段の私はオンサイトで華麗にこなす。
が、ここでいよいよ両足の大腿四頭筋が攣ってしまい、よれよれ状態で車に戻る。

単独ラッセルで厳冬期の山頂を踏めたことで、久々に完全燃焼の山でした。

温泉は西山温泉の「せいざん荘」へ。
お湯の中でストレッチ&マッサージでリフレッシュする。

博士山、林道から上部のブナ斜面は素晴らしい。
次回、ブナ・パウバリエーションルートを探索してみたい。

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会津駒ヶ岳(1990mまで)

2012-01-09 20:39:37 |  山スキー

会津駒ヶ岳
■平成24年1月8日(日)
■ルート:桧枝岐下ノ原登山口7:25~会津駒ヶ岳1990m11:37~登山口12:26
■メンバー:単独

山スキーMLに元旦の会津駒の記録がUPされていました。
目からウロコです。
「そういえば会津駒だって、ふぐすまの山だべぇ~!」
と、いうことで会津駒に行ってきました。

福島市のアパートを午前3時半に出発し、高速会津若松IC経由で圧雪路の下道を南会津目指して延々と走ります。
雪道で予想以上に時間がかかりましたが、7時ころ桧枝岐に到着。
すぐそこが尾瀬だしね、遠いはずだわ。

登山口は雪壁で駐車不能のため、少し手前にあるテニスコート駐車場に車を止めてから出発です。


登山口にあるトイレ。
さすがに桧枝岐、すごい雪です。

先行者2名のトレースがありますが、すぐに追いつき抜かしてしまいました。
林道をショートカットして夏道のある尾根の1本南側の尾根を登ります。
ラッセルは脛から深いところで膝まで。
先の2名パーティーは全く追いついてくる気配がありません。
「今日も一人旅か」と黙々とラッセルを続けます。


樹林の中は風雪の影響も少なく快適です。

が、標高1990mで森林限界を抜けると、地吹雪にたたかれます。
視界も悪い。
この先、駒の小屋から山頂にかけて尾根が広がり視界不良時は地形判断が難しい。
登りのトレースも瞬く間に消えていきます。

山頂まであと1時間程度でしょうが、ここで撤退決定です。

シールのまま樹林帯に突っ込み、準備して滑降開始。

パフパフですが傾斜の緩い斜面は板がもぐってストップしてしまうので登りのトレースをうまく利用しながら新雪滑降を楽しみます。

下り始めるとすぐに、後続パーティーが続々と登ってきます。
口々にラッセルのお礼を言われ恐縮してしまいます。
好きでやってるんで気にしないでくださいね。

下山後は速攻で温泉「燧の湯」へどぼん。
冷えた体を温めます。
誰もおらず貸切でした。


そして温泉後は、こちらのお店で桧枝岐名物「裁ちそば」をいただきました。
温泉で温まった体に冷たいそばがとてもおいしかった。

冬の桧枝岐は初めてです。
雪がしんしんと降る桧枝岐は静かでとてもいい雰囲気でした。
民宿に1泊してゆっくり温泉と地酒を楽しむのもよいでしょう。

帰路、SPECIAL OTHERSを聞きながらゆっくり車を走らせます。
(このバンドのギタリスの方は山も登るようですよ。)

会津駒、また、天気のよい時にリベしたいと思います。

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