山遊びの日々

山スキー、沢登り、クライミングの備忘録

妙高・黒沢遡行して火打山

2010-08-29 17:25:31 |  沢登り
■平成22年8月29日(日)
■同行メンバー:なし
■ルート:笹ヶ峰6:08~黒沢橋6:42~黒沢遡行~黒沢湿原8:53~茶臼山~火打山11:01~高谷池ヒュッテ~笹ヶ峰13:46

相変わらず酷暑続きであるが、天気が良いのはよろしい。
暑いときはやっぱり沢!今週末は谷川方面の沢に行きたかったのだが、どうもみなさんお忙しくてパートナーが見つからない。
単独なら癒し系・まったり系の沢ということで、岳人9月号にに出ていた妙高の黒沢に決定。
悪場もな、く源頭が黒沢湿原で藪漕ぎなしというのが、まさに癒し系。
でも癒しばかりではいかんと、火打山頂まで往復することにした。
沢は涼しくて快適だったが、灼熱地獄の中。火打往復はまさに修行系になってしまった。

火打からの下山時、「外人山ガール」とすれ違った。(very cute)
彼女の満面スマイルの「コンニチハー」に元気づけられた。


黒沢遡行スタート。魚影薄い。


ちょっとした滝もある。左側を直登。


自然の造形の妙。



遡行開始から2時間弱。藪漕ぎもなく、いきなり黒沢湿原の末端に出た。
おもわずワ~イ!


湿原の花はほとんど終わり。


おきまりの写真その1


お決まりの写真その2
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剱岳 八ツ峰Cフェース剣稜会ルート

2010-08-16 21:25:11 |  クライミング
■平成22年8月14日~16日
■同行メンバー:ようさん、yukkoさん、ボクちゃん
■ルート:
14日 立山駅~室堂~別山乗越~剱沢野営場(泊) (雨)
15日 剱沢野営場4:30~剱沢~長次郎谷~八ツ峰Cフェース剣稜会ルート取付8:21~Cフェース頭11:35~ⅤⅥのコル15:00~長次郎谷~剱沢野営場18:56(泊) (曇り夕方雷雨)
16日 剱沢野営場~別山乗越~室堂(雨)

夏合宿と称して剱沢にベースキャンプを構え、剱岳のバリエーションである八ツ峰と源次郎尾根を登りまくる計画だった。
ちょうど台風も通過し、晴天を期待していたのだが、結局雨にやられた3日間となってしまった。
それでも2日目はなんとか八ツ峰Cフェース剣稜会ルートを25年ぶりに快適に登ることができた。


15日早朝、日の出とともに剱沢を下降する。
雪渓が固いためアイゼンは必携だ。
長次郎谷の出合に着くと、数パーティーが真砂沢から上がってきた。


長次郎谷からCフェースの取りつき点を目指して右側のガレ場を登る。
さすがに人気ルート、剣稜会には既に2パーティーが登っているようだ。
写真正面のスラブが剣稜会ルートの1ピッチ目。
私とYさん、ようさんとFさんの2パーティーに分かれて登攀開始。
グレードはⅢ~Ⅳ-ということもあり、サクサクと快適に登れる。


1ピッチ目。


マルチピッチデビューのボクちゃんことYさん。かなりの余裕だが、この後・・・

天気は怪しいが、このころはガスが少し晴れて眼下に長次郎雪渓を望むことができた。


3ピッチ目のスラブ状フェース


そして有名な核心部、4ピッチ目のナイフリッジ。(リード中に撮影)
25年前(四半世紀!)のことでほとんど記憶にないが、この核心部の高度感と爽快感ははっきり覚えている。
今回はガスってしまい残念。


この核心部、ムーブも人それぞれでおもしろい。
私はエッジを掴んでハンドトラバースしたが、ようさんはエッジに馬乗り!?になったそうだ。
ガスっていたからいいものの、馬乗りなんてとても、とても。
ちなみにフリーが得意なボクちゃんは、下のほうをトラバースしようとしてセミになって泣いていた。(笑)
本チャンはルートを読む目が大切ですぜ。


Cフェースの頭からしばらく踏み跡を辿り、行き詰ったところで50m目いっぱいの懸垂下降。


しかし、どうも様子がおかしい。
ガスが晴れて下を見ると、どうもこのままだと三ノ窓側の急峻なルンゼに降りてしまいそうだが後の祭り。
3ピッチの懸垂で、下に見える雪渓左岸のシュルント脇に降り立った。
さてどうするか?
もうこの雪渓を登るしかない。
アイゼンを着けて、雪渓を一番端までよじ登り、右に左に偵察し、なんとか1か所右岸側にクライムダインできる場所を探して降りることができた。


そして雪渓右岸の岩場を少しクライムダウンして、なんとかⅤⅥのコルにたどり着いた。
(写真はコルから見下ろしたルンゼ)

晴れていればこんなミスはなかったと思うが、本チャン初心者2名を連れて、結構やばい状況だった。
踏み跡の下降の進路をもっと長次郎雪渓側に向かっていくべきだった。
大いに反省。


さあ、時間もないのでさっさと降りよう。
ⅤⅥコルからガレ場を長次郎雪渓に下り、途中雷雨に打たれながらも、剱沢小屋に着いたのは19時の日没ギリギリだった。
お疲れ様でした。


ヘロヘロになってベースに帰着したとき、ようやく山頂を望むことができた。
「岩と雪の殿堂」
国内最大級の峻険さを誇る剱岳は圧倒的な存在感だ。

翌日の予報はまたしても雨。
今日の疲れもあって、明日の源次郎は次回の課題として、予定より1日早く下山することにした。
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