■2015年3月28日(土)
■ルート:下ノ原登山口930m6:25~駒の小屋~会津駒ケ岳2133m10:28~御神楽沢~ムジナクボ沢出合1596m11:02~大戸沢岳2089m13:29~北東尾根~下大戸沢スノーシェッド840m14:31
■メンバー:単独
【概要】
安曇野を前夜出発、途中2回の仮眠を交えて予定より少し遅れて檜枝岐に到着。会津駒ケ岳は3年前の福島赴任中に登って以来のこと。下ノ原登山口からシールでスタート。スノーシューのトレースを避けて登りやすい雪質で順調に標高を上げていく。
シラビソの樹林帯を抜けると燧ヶ岳が登場。
4時間で山頂に到着。結構早かったかなと思ったが3年前の記録を見ると3時間15分だったw
さてここから未知の領域。
期待と不安の入り混じる中、駒ケ岳山頂から中門岳方面の稜線をへ少し滑ってから御神楽沢の源頭斜面に滑り込む。
先行者のシュプールがついていた。
御神楽沢の緩やかな斜面を見下ろす。
ルートは自由自在。こんな風に自由気ままにスキーを滑らせる感じがたまらない。
沢のボトムは柔らかい新雪が残っており滑りやすかった。
先行パーティーは途中で登り返したようだ。
ムジナクボ沢出合。
向こうに見えるのは会津丸山岳。2007年9月にY隊長と沢を詰めて登った思い出の山。
そして御神楽沢は30年ほど前に沢登りで登ったものの、悪天で中退した苦い思い出の沢。
そんなことをつらつら考えながら休憩する。
大戸沢岳を目指してムジナクボ沢を登る。標高差500mの登り返しだ。
沢の中は無風で暑い。水1リットルでは足りないので雪を何度も補充するはめに。
途中からシールに雪がくっつく下駄状態となり苦労する。
何度もシールワックスを塗っても効果なし。こういう時はどうしたらいいんでしょう?
板が3倍くらいの重さになり体力を奪われ時間がかかる。
やっとこさ大戸沢岳到着。この景色で生き返ったよ。
会津駒ケ岳と中門岳。
山頂から御神楽沢に降りる自分のシュプールが確認できた。
広域地図を持ってこなかったので山座同定が難しい。真っ白な中門岳の向こうは毛猛山、浅草岳方面?
山頂から北東尾根へGO。
素晴らしいオープンバーンが続く。山スキー天国。
三岩岳方面
標高1400m付近から尾根が狭くなってきたので左手の沢状にドロップする。
こちらもいい斜面だが、いかんせん雪が悪かった。
中ノ沢と三ツ岩沢の間にある平坦地に降り立つ。デブリも少なくきれい。
ここから滑りやすい雪原を滑り下大戸沢の左岸から右岸への渡渉もブリッジで難なくクリアした。
下大戸沢スノーシェッドに到着。
しかし、ここから檜枝岐まで車を回収に1時間ちょっとの車道歩きが待っていた。疲れた体にきつかった~。