■TRAD ROCK Char by Char 日比谷野外音楽堂
■平成23年4月23日(土)
久々のChar Liveに参戦のため上京した。
野外なので天気が良ければビールでも飲みながら最高に楽しめるのだが、今日はあいにくの雨模様だ。
確か3年前の野音LIVEも雨だった。
東京駅内のビアレストランで生ビールを飲みながら時間をつぶしてから日比谷野音まで歩く。
どうも雨は止みそうにないので覚悟を決めて持参した雨具を着込んで入場する。
白角水割りをちびちび飲みながら開演を待っていると、オープニングアクトが始まるというアナウンスが入る。
なんと、Charのコピーバンドと称するご本人が登場(笑)。
アコースティックで3曲演奏する。
本番はジミヘンのパープルヘイズでスタート。
次第に強まる雨をものともせずグイグイと爆音で押しまくる。
クラプトンの「サンシャイン オブ ユア ラブ」演奏の最中に、雨足が一層強まりザーザー振りとなってしまったのが何とも皮肉だったが、もうやけくそな気分でかえって盛り上がる。
中盤のアコースティックのセットでは息子Jesseとの共演もあったりしてよかった。
今回のライブは、TRADROCK と称して、Charのルーツであるジミヘン、クラプトン、ツェッペリン、ビートルズ、ベンチャーズ、などのカバーが中心であったが、やっぱり盛り上がるのは「Smoky」「Wasted」「Your Like a doll baby」「からまわり」
などCharの昔のオリジナルだ曲だ。
「空模様のかげんが悪くなる前に」はまたしても皮肉な選曲だったが、個人的には大好きな曲なのでうれしかった。
アンコールラストは「最後に騒いで帰ろうぜ!」で始まった「Apple juice」
あっという間の3時間が終わった。
ライブ後、東京で一人暮らしの長女と待ち合わせして、彼女のリクエストで巣鴨のモンゴル料理店「シリンゴル」で打ち上げした。
いきなり、ジミヘンから馬頭琴の音色流れるチンギスハーンの世界へ突入する。
メニューがよくわからんので、とりあえずお店の人のおすすめを注文してみる。
ビニール手袋とナイフとともに現れる、骨付き羊肉の塩茹で「チャンサンマハ」はちょっとカルチャーショック。
娘はうまい、うまいと食っている。
私はどちらかというと食い物よりも酒に目が行ってしまう。
「ハルアルヒ」というコーリャンのお酒はなかなかおいしかったな♪
この春休みにタイを一人旅してきたという長女の話を聞きながらディープな夜が更けていった。
■平成23年4月10日(日)
■同行メンバー:I顧問、中隆
■ルート:笹倉温泉7:03~九十九折り~アマナ平9:05~高松山北尾根~高松山頂11:41~一ノ倉川滑降~新田山林道コル~焼山温泉13:54
【概要】
頸城 高松山はお隣の焼山の存在があまりにも大きく日の当たらないマイナーピークという印象が強い。
「高松山」という名前も西隣の昼闇山に比べると平凡でインパクトに欠ける。
しかしこの高松山から昼闇山の稜線の北面には一ノ倉川源頭の真っ白な素晴らしい大斜面が広がっているのだ。
今回はこの一ノ倉源頭大斜面の滑降を目的に高松山頂を目指した。
アプローチは笹倉温泉からスタート。温泉旅館のところで除雪は終了している。九十九折り林道をショートカットでアマナ平まで。ここから顕著な尾根が高松山頂から下りている。
この高松山北尾根を登路とする。
高松山北尾根1500m付近
この先で尾根は西に直角に曲がり山頂に突き上げる。
焼山北面台地と火打山北面。
日本離れした広大な景観。
休憩中、単独の方が先行していった。
どこかで見たことのあるような出で立ちである。声をかけるとやはり「ごたてski paradise」のY川さんであった。
1550m位から尾根は細く傾斜もきつくなり高度感が出てきたためクトーを装着する。
雪の状態がよかったので、なんとかスキーで登れたが、硬ければアイゼン&ピッケルの世界だろう。
巨大な航空母艦のよう北面台地を眼下に登る。
小さな雪庇を乗り越え頂上へ。
昼闇山と一ノ倉川源頭の斜面。
昼闇山から斜面を降りてくるパーティー、北面台地から尾根を登ってくるパーティーが見える。
山頂から北西方向にドロップする。
傾斜もきつくなく、雪質もザラメで快適!
海谷の烏帽子、阿弥陀を見ながら快適滑降は続く。
一ノ倉川本流と出合う地点で昼闇から下りてきたパティ―が休憩していた。
このあたりから雪も重くなる。
大斜面に別れを告げ、次第に両岸が高くなる中ゴルジュ地帯に向かって重雪ターンをこなしていく。
ゴルジュに突入。地図で見ると激しい毛虫マークが1.5km位続いているのだが、実際はそれほど圧迫感はない。
一箇所全層雪崩のデブリがあったが、意外とすんなり通過できた。
このゴルジュを超えると広河原へ。休んでいると、次から次へと降りてきて総勢十数名が集結する。最近人気のエリアなのかと思うが少々驚く。
ここからシールをつけて左岸の林道跡を50~60m登った新田山のコルから一滑りで焼山温泉へ。
車の回収のため笹倉温泉まで滑ってきた一ノ倉斜面を見ながらとぼとぼ歩く。
改めてこのエリアの質の高さを実感する。
雪の多い今シーズン、まだまだ楽しめそうだ。
■平成23年4月3日(日)
■ルート:西菅沼新田先除雪終了点6:04~日曹第3発電所7:43~720m台地~澄川渡渉点8:30~北桑沢~容雅山頂10:50~第3発電所12:13~除雪終了点14:00
■メンバー:単独
容雅山は、6~7年位前に途中雨で敗退した経緯があった。
確かその翌年だったと思うが、リベンジの計画が持ち上がったのだが、私は年度末ということもあり、休日出勤を余儀なくされ、参加できなかったのだった。
そんな因縁もあって、積年の課題となっていた容雅山。
今年ことは決着をつけてやろうと思い、単独で出発した。
【ルート概要】
中郷ICから矢代川沿いの道に入り、西菅沼新田の集落を過ぎ、道がS字にカーブするすぐ先で除雪は終了していた。
もう少し奥まで入れるかと思っていたが、今年は雪が多いせいだろう。
ここから第3発電所まで、おそらく6km以上はあるかと思われる長い林道歩きだ。
第3発電所の少し手前で容雅山が見えた。(日曹第3発電所上から・帰路撮影)
「容雅」という名前にふさわしいピラミダルな山容だ。
第3発電所の吊橋を渡り、導水管のある斜面を登り720m台地に登る。
積雪量多し。導水管はほとんど埋まっていて見えなかった。
台地をしばらくダラダラ進み、シールを付けたまま澄川と北桑沢合流点に滑り降りる。
当初は渡渉の心配はあったが、澄川の流れは完全に埋まっていた。(帰路撮影)
北桑沢に入り、沢床を忠実に登る。
デブリもほとんどなく快適だ。
天気は曇天。まだ寒気が抜けきらないのか、小雪がちらちらと舞っている。
標高1100m付近で沢が左に屈曲すると目の前に容雅山北面のバーンが目に飛び込んでくる。
素晴らしい大斜面を目の当たりにしてモチベーションが上がる。
後ろを振り返ると5~6人のパーティーが登ってくる。
1200m付近から進路を左に振り、ブナの生える小尾根を経由して山頂から東へ伸びる尾根へ登りあげる。
容雅山東の小ピークから見る容雅山。
ここから稜線上を進み、頂上直下の小さい雪庇を乗り越えて山頂に到着。
本日一番乗りだ。
この頃から、うまい具合に天気も回復し、山頂からの大展望を楽しむことができた。
まずは火打山方面
不動山(左)もなかなかピラミダルでかっこいい。
そして大毛無山
もう1回、火打北面へ。
火打の肩から、えぐり落ちるように真っ白な澄川の斜面が見える。
3月の連休に計画していたが、震災の影響で中止になってしまった。
ここも是非行かねば!
山頂から本日初ドロップする。
本日初滑降ということもあり、真ん中の大斜面をいただく。
気温が低いせいか上部はカリカリ。
固い斜面にエッジを効かせるて一滑り。
一呼吸おいてから一気に北桑沢合流点まで滑り込む。
腿がパンパンになる。
大斜面のど真ん中に下手な落書き。
北桑沢に入れば傾斜も緩み、雪もやわらかくなる。
北桑沢も純白美斜面だが、気温の上昇でストップ雪になっていた。
後は、澄川合流点から台地に登り返し、導水管尾根を降りてから最後の林道を滑る。
この林道、微妙な登り返しが多いため、手漕ぎとスケーティングを駆使して進む。
しかし、第2発電所を過ぎてあと少しというところで大失敗をやらかしてしまった。
スノーモービルのトレースに導かれ、登りとは違う右のルートに入ってしまったのだ。
すぐ気が付いたが、もはや登り返す気力もなく、ままよ!とそのまま岡沢新田の集落まで降りてしまう。
集落の外れにある民家のお父さんに方角を確認してから、田んぼを延々トラバースして車道に出る。
スキーをデポして車道を1kmほど歩いてやっとこさ駐車場に到着。1時間近くもロスしてしまった。
あ~、なんておバカでしょう。