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モンサンミッシェルその2

2016-08-24 | 2016 UK・France
【モンサンミッシェル】
「フランス西海岸に浮かぶ島に作られた修道院、モンサンミッシェル。カトリックの巡礼地であり、世界遺産にも登録されているこの地は、パリからツアーで行くことができる日帰り観光地として不動の人気を誇ります。2015年の整備工事を経て、さらに美しい陸の孤島へと進化しました。」


モンサンミッシェルは周囲約900m、高さ約80mの小島。


南側の入り口を入り、
一本道のグランド・リュ(参道)をたどっていくと、自然に修道院に行き着きます。

【ラ・メール・プラール】
歴史的ホテル。
オムレツが有名なので、
友人が1時に予約してくれました。

名物食べるの楽しみ。
メニューに日本語でも解説されてますね。
「昔風薪火焼きのラ・メール・プラール伝統のオムレツ。プラールおばさんが1888年に生み出し、現在で世界中で有名なレシピ」


【王の門】
「砦の守りを固めるため15世紀に建てられた門。
侵入者を防ぐ跳ね橋をもつ。」
町の入り口は厳重守備ですね。

ここから先は賑やかな参道(グランド・リュ)

この郵便局で2通目の絵葉書を出しました。
昼休みに入るというので大慌てで
絵葉書を買い姉達と娘達にエアメール。
(到着したのは帰国した次の日でした。)

両側にぎっしりとお店が並びます。



看板も可愛い。

この狭さにワクワクする(≧∇≦)





メインストリートを抜けました。

【サン・ピエール教会】
入り口横の像は、英仏百年戦争の折に、大天使ミカエルのお告げを受けフランスを勝利に導いたジャンヌダルク


階段、坂道が続きます。
モンサンミッシェルには履きなれたノンヒールの靴を。

時々、修道院の聖ミカエル像が垣間見えると
テンション上がります。












【哨兵の門】
14世紀に建築

この先にチケット売り場
かなり並びました。


チケット売り場にあった大天使ミカエルのレプリカ
凛々しい。

戦いを司る最強の天使。
「足で悪魔(竜)を踏みつけ、右手に剣を持ち、左手に持った秤で天国に迎えられる者と地獄に落とされる者を振り分けている」のだそうです。

【大階段】
聖堂に繋がる通路です。

高い壁に挟まれます。








モンサンミッシェルの歴史

「切り立つ花崗岩の上、海と天空の狭間にたたずむこの修道院は、大天使ミカエルに護られた聖なる場所。
聖オベール司教が聖堂建築の告知を受けたのが708年、以来1300年にわたり、巡礼地として、または要塞や牢獄として、数奇な運命を辿ってきた。」

「10〜11世紀のロマネスク様式、12〜13世紀のゴシック様式など、様々な様式の混在する建築芸術であるこの修道院は現在、孤高のサンクチュアリ(聖域)として不動の人気を得る。」

【西のテラス】
教会正面です。

海抜80m
海が見渡せます。
先ほど渡ってきた橋

フランス西海岸 サン・マロ湾

西はブルターニュのカンカル、
東にノルマンディのグルワン岬、
北にはトンブレーヌ小島を見渡せます。

「引き潮により沖合い18kmまで引いた潮が、猛烈な速度で押し寄せる。このためかつては多くの巡礼者が潮に飲まれて命を落としたといい、『モン・サン=ミシェルに行くなら、遺書を置いて行け』という言い伝えがあった。」そうです。

昔は命がけだったのねー。


床の石畳の記号は、
教会建設に携わった中世の職人達のサインだそうです。
どれだけ仕事をしたのか一目瞭然ですね。


この辺りで、1時の予約には間に合わないのでは…
ということで友人がレストランの予約を2時にしてくれました。
電話で予約変更できたら言葉も完璧よね。とまたまた感心しきりでした。

【修道院付属の教会】
教会ではミサが行われていました。
しばし懺悔の気持ちに。


【列柱廊】「ラ・メルヴェイユ」
修道士の憩いと瞑想の場。


















【食堂】
入り口から見ると側面の窓が見えません。

窓から差し込む光は神聖





「708年、アヴランシュ司教オベールが夢のなかで大天使ミカエルから「この岩山に聖堂を建てよ」とのお告げを受けたが、悪魔の悪戯だと思い信じなかった。再び同じ夢を見たが、また信じなかった。ついに3度目には大天使はしびれを切らし、今度はオベールの額に指を触れて強く命じたところ、オベールは稲妻が脳天を走る夢を見た。翌朝、オベールは自分の頭に手を置くと脳天に穴が開いていることに気づいて愕然とし、ここに至って大天使ミカエルのお告げが本物であると確信してここに礼拝堂を作ったのが始まりである。」

という、脳天に穴を開ける場面ですね。


【迎賓の間】
修道院長が身分のある訪問者を迎えた場所
優雅です。

暖炉

下から覗いてみました。




中庭

入り組んだ造りですね。




【太柱の礼拝堂】
「10の円柱は教会を支える土台として15世紀半ばに建造。フランボワイヤン様式の天井アーチが美しい。19世紀には囚人が最終判決を待つ場所として使われた。」








ここの窓が良かったの。

瞑想できたわ。



色々くぐり抜けましょう。



小さな空




【修道僧の納骨堂】
「大きな車輪は、牢獄時代の19世紀に設置。車輪の中に6人の囚人が入り、人力で壁のレールに沿った荷車を上下させる仕組み」

下を覗いてみました。


























【修道僧の遊歩道】
「天井の交差アーチがロマネスクからゴシック様式の転換期を示す部屋。僧侶が散歩して疲れを癒した多目的ホールとして使用されていたという。」


花崗岩の岩盤







【騎士の間】
「僧達が写本や彩色を行った仕事部屋。天井まで届く、大きな暖炉が設けられている。」









暖炉には潜り込みたくなる。




ここを出ると狭い螺旋階段を降り、

最初のチケット売り場と、ショップに出てきます。

修道院を出てから、オムレツへの旅路は次回へ!
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