奇跡への絆

図師ひろき

少子化・子育て支援対策特別委員会政務調査2

2009年10月28日 22時45分21秒 | Weblog


  午前中は石川県のNPO法人“子育て生活応援団”の実践内容を研修し、現場視察をしました。

  子育て生活応援団は県内の子育てに関連する41団体と連携を図り ・地域子育て支援拠点事業・子育てひろばサロン出張サポート ・育児サークルの立ち上げなどに取り組まれ、行政サービスと民間営利サービスの間をきめ細やかにサポートされていました。


       
 
 またサポートを受けた子育て世帯が、子どもが成長した後に、サポートする側になり、循環型支援が確立していました。


  午後からはバスで福井県に移動し、福井県の少子化対策について研修しました。


  福井県は、女性の就業率が51.6%で全国1位、共働き世帯数の割合が58.2%で全国1位となっています。
 
 その数字を支えるかのごとく


 ・ふくい3人っ子応援プロジェクト(3人目以降の子どもは、3歳まで保育料や医療費などが無料)

 ・子育て支援職場づくり推進事業(育児・介護休業法の義務規定を超える就業規則を整備している中小企業に奨励金支給)

 ・子育てマイスター地域活動推進事業(保育士や保健師など約500名を子育てマイスターとして登録し、地域で気軽に悩みや不安を相談できるように児童館や公民館に配置)

  などなど政策説明を受けているだけで、予定していた研修終了時間がきてしまいましたが、委員からの質疑も次から次に繰り出され、大きく時間超過してしまうほど研修は熱を帯びました。
 
  私が特に注目したのは、福井県の三世代同居世帯割合が20.2%で全国2位ということでした。

  ただ行政サービスを充実させるのではなく、本来ある家族の絆、いわゆる家族力を守るための働きかけにも力を入れており、このような総合的な取り組みが、子育てしやすい環境づくりに結び付くことを確認しました。